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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

散歩点描 53 花園神社

2022年06月13日 | さんぽ
5日の新宿散歩では花園神社にも寄った。
何年ぶり、いや何十年ぶりだろう。
境内に夜の公演を待つ紅テントがあった。
花園神社と言えば、酉の市と唐十郎率いる状況劇場の紅テントが有名である。
テントに「唐組」と。…? 
ネットで検索してみると、1988年に状況劇場を解散し「劇団唐組」を旗揚げしたらしい。
right本棚から「横尾忠則作品集」を引っ張り出して状況劇場公演ポスターのページを撮影。
骨董市が行われていた。
巾着袋を買う。
先端が赤の紐を引くと口を絞り、黒を引くと開く。
大400円、小200円だった。
和服全般を売っている店で名古屋帯を買った。1,000円。
解体して帯地と芯地に分けた。
シミの付いていた芯地はブリーチで洗ってきれいになった。
緋色の帯地の1ヶ所に薄い汚れがあり、見つけると気になって仕方ない。
洗えば色落ちするに違いない。
端の無地の部分を水に浸けてみると、果たして水が薄赤くなった。
しかし何か形あるものにした後に色落ちしても困る。
いっそ色を落とすだけ落としてみようか。
白い花とのコントラストがこの柄の良さだが、えいっとばかりにぬるま湯に浸けた。
ゆすぎの水を何度取り替えても真水にはならなかった。
適当なところで妥協し、一応色止め効果があるというお酢に浸した。

仕上がりは、見事に白い花が赤く染まった。
これはこれで悪くない、と思うことにしよう。

あっ! 御朱印帳を持って行かなかった。残念!

散歩点描 52 久しぶりの新宿

2022年06月07日 | さんぽ
5日の日曜日は市ヶ谷の宮崎県ビルで会合があり、帰りに新宿で途中下車した。

新宿駅の東西自由通路が完成したのが2020年7月19日だったが、まだ一度も通っていなかった。
それまで東口と西口はJRの改札で塞がれ、東西を通り抜けることができなかった。
私鉄の乗車券があれば、例えば西口側の京王線・小田急線で新宿に着いて、JRの構内を抜け東口改札から出ることはできたが。
地下通路は丸の内線の新宿駅と新宿3丁目駅の改札を結ぶラインしかなく、迂回感があった。
マツコ・デラックスさん曰く。
「ベルリンの壁崩壊くらい衝撃的なこと!悲願だったのよ!」

別に買い物の予定はなく、東口をぶらぶらした。
アルタ並びにある3D広告の三毛猫。
マスクをして往来する人々を見下ろしながら大あくび。
靖国通りを渡り、歌舞伎町のホテル屋上にいるゴジラ。
「トム!後ろ!」
伊勢丹ショーウインドーのエルメス。
新宿3丁目の追分交差点。歩道にある道標が素敵だった。
「追分」とは街道の分かれ目。ここは甲州街道と青梅街道の分岐点となる。

追分だんごのお店を通り過ぎて「世界堂」へ。
久々に雑踏の中を歩いて疲れた。

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地下通路はAmazonプライムビデオのの広告が席巻していた。
いよいよ今夜ドネア選手と対戦。
頑張れ井上選手!

散歩点描 51 バラを見に

2022年05月19日 | さんぽ

昨日は久しぶりの青空だった。
バラの見納めだと思い、植物園に行ってきた。
平日の水曜日なのに入口の券売機に列ができていた。
パスポートですんなり入園し、バラ園へ。

数日続いた雨で萎れた花弁もあったが十分きれいだった。
多数の入園者を見るのも久しぶりである。
バラだってたくさんの人に愛でてもらいたいだろう。    

  
 
  
このブログの運営元teacupから、7月いっぱいで終了との通知を受けている。
これまで画像アップについてはできるだけ少なめにしたり、サムネイルにしたりしていたが、先日データ容量の表示を見つけ、17%しか使ってないことに気づいた。
そういうわけで、今回は厳選せずに多数アップした。

それにしても、8月以降どうしよう…。
移行先の無料ブログを比較検討しているが、なかなか決められずにいる。
運営元が終了するということは、掲示板やブログの形式そのものが、すでに時代から取り残されつつあるということなのかもしれない。  

散歩点描 50 グリーングリーン

2022年05月16日 | さんぽ
1週間前に右足首を挫いた。
幸い湿布をして数日で治ったが、その後はぐずついた天気が続き、散歩に行っていない。
植物園のバラはまだ咲いているだろうか。

そう言うわけで、前回の散歩で撮った新緑をアップしよう。
今朝見たテレビで、今日は松尾芭蕉が奥の細道の旅に出立した日だと言っていた。
昔古書店で買った「明解シリーズ 奥の細道」の旅程表を見ると、芭蕉庵を出た元禄2年(1689)3月27日は旧暦で、現在の5月16日とあった。

  月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
  舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老いを迎ふる者は、
  日々旅にして旅を栖(すみか)とす。
  古人も多く旅に死せるあり。
  予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて
  漂泊の思いやまず。
             「奥の細道」松尾芭蕉


片雲の風にさそはれて漂泊の思いやまず。
……しみじみと共感を覚える。

散歩点描 49 ゴールデンウィーク

2022年05月06日 | さんぽ
ゴールデンウィークは遠出することもなく、いつもの植物園を散歩した。
ツツジは前回は早く、今回はすでに遅かった。

例年だとGWはバラの見頃だったと思うが、今年はわずかに開花しているだけだった。
長い休園中に大々的に剪定したようで、何ブロックかは芝生に変わり、全体的にスケールが小さく感じられた。
蕾はたくさん付いていたので次回に期待しよう。
花房の伸びた藤棚の下、外国人カップルが写真を撮っていた。
何度もポーズを決め、アングルを変えていたので、二人の間はもちろん、背後に写り込むのを遠慮して、しばし人の流れが滞っていた。

牡丹と芍薬はちょうど見頃だった、
この2つは花が似ていてわかりにくい。
同じボタン科ボタン属の植物であるが、芍薬は宿根草、牡丹は花木とのこと。
なので芍薬は茎がそれほど太くなく、すらりと伸びた茎の先端に花を咲かせる。
これに対して牡丹は低木で枝が硬く、横に伸びた枝に花を咲かせるので、こんもりした樹姿になり安定感のある印象になる。
そういうわけで「立てば芍薬座れば牡丹」の例えになるそうである。