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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

はや6月

2023年06月03日 | ノンジャンル
5月28日(日)、会合で市ヶ谷に出かけた。
コロナ禍で3年間中止していた町人会の総会・懇親会を今年度は開催することになり、その話し合いである。
会合にいつも利用していた宮崎県ビル(2021年3月記事)が立て替えられることになり、見納めでもあった。
 
記念に何枚か写真に収めた。
定礎板には竣工昭和45年(1970年)とあり、我々世代には懐かしい当時の県知事名があった。
 
県関連の事務局や事業所があり、上階は宮崎県出身の学生寮、職員宿舎になっているらしい。
その日、左側の会議室では大宮高校同窓会の方々が利用していた。
我々役員会は少人数で、右側の事務室をお借りした。
会議室には思い出がある。
2005年9月、郷里の高千穂線が台風14号で甚大な被害を受けた。
高校時代の同級生Mさんから、復興させるべくシンポジウムを実施したいので手伝ってくれと声がかかり、Zさんと私と、高千穂町出身の人らも加わり、夜を徹して準備した。
当日2005年12月4日、会場となった会議室は参加者で溢れ、壁際に立ったままの人たちもいた。
 
会合で部屋に入るたび、胸の奥に鈍い疼きを感じていた。
今日、ここで「宮崎県ビルお別れ会」が開催されたとのことである。

GW 佐倉市へ

2023年05月01日 | ノンジャンル
今日から5月。
GWがスタートした昨日、千葉県佐倉市へ出かけた。
息子夫婦と先方のご家族との食事会である。
息子たちが手配してくれた店は、市の高台の森の中にあるイタリアンの「リストランテ カステッロ」だった。
庭もアプローチも、雨に洗われた緑がきれいだった。
コース料理はどれも美味しかった。
全品撮影したかったが会食ではマナー違反で気が引け、それでもお断りして2品だけ撮った。
食事と歓談で散会したのは午後2時過ぎだった。
 
佐倉市に行くのは初めてで、何ヶ所か観光したかったが時間が限られていた。
佐倉市で知っていたのは城下町で、長嶋茂雄氏の出身地であることくらいだった。
陸上の故小出監督もそうだったらしく、高橋尚子さんがこの地でトレーニングしていたそうだ。
雨が降っていたので城址公園は諦め、武家屋敷3棟を息子たちと見学した。
茅葺き屋根の文化財には消火装置が義務付けされているとか。
鎧の前に座っている息子を小さくアップ。
竹林のひよどり坂も歩いた。
 
息子の車で国立歴史民俗博物館まで送ってもらい、ここは夫と二人で入館することにして彼らと別れた。
京成佐倉駅行きのバスを確認すると、最終が午後4時34分だった。
1時間半しかないが、常設展を見られるだけ見ることにする。
「撮影禁止」と表示してある展示物を除き、フラッシュを焚かなければ撮影してもよいとのことだった。レプリカや復元模型だからだろう。
広大な館内を先史、古代からゆっくり見ていたら瞬く間に時間が過ぎ、中世、近世のエリアは小走りに撮影する時間もなく、残念ながら途中で出なければならなかった。
 
川村美術館も、順天堂記念館も行きたかった。
また行く機会があるだろう。

立春

2023年02月04日 | ノンジャンル
はや2月。
昨日は節分だった。
文字通り季節の分かれ目である。
俳句の季語「節分」の傍題に「節変わり」という言葉もある。
 
節分には毎年豆まきをしている。
子どもが成長し、夫婦二人になって今さらの感もあるが、夫の好物である。
炒った大豆などこの時期にしか売っていない。
なので「鬼は外」の玄関やベランダには数粒まいて、「福は内」の室内も少しだけ。
室内にまいたものはもちろん拾って食べる。
不衛生だからと殻付き落花生をまく家庭もあるそうだが、何のこれしき。
残したほとんどを夫が酒のおつまみに食べている。
年の数だけ食べると言われているが、ゆうに100粒は超えているだろう。
 
いつ頃からか風習として定着した恵方巻きは、食べたり食べなかったりである。
当初は海苔1枚で巻いた長さ20センチほどの太巻きを、恵方を向いて無言で食べきるのが正式な作法とされていたと思う。
が、これは大変で、昨今は細めのやハーフカットの海苔巻きも販売され、中の具も様々である。
それほど厳格な決まり事ではないということか、販売商戦の勝利か。
金華サバを巻いたハーフカットが美味しそうだったので買い、これをさらに夫と半分こにしておやつに食べた。
今年の恵方は南南東だったらしいが、私はテレビを見ながら、夫は自室でパソコンに向かいながら。
別々で会話なしなので、無言は守っている。
これもまた鏡開きのお汁粉同様、風習にかこつけて食べたかっただけで、ご利益は望むべくもない。
 
明けて今日は立春だが、あくまで暦の上のことで冬の寒さである。
毎年この頃、唱歌の一節「春は名のみの風の寒さや〜♪」を口ずさむ。
 
早春賦

春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦(あし)は角(つの)ぐむ(芽吹く)
さては時ぞと 思うあやにく(あいにく)
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か


鏡開き

2023年01月11日 | ノンジャンル
1月11日は鏡開きである。
関西の方では地域によって15日の所もあるらしい。
暮れに実家から送ってきた餅を重ね、ラップでしっかり密閉してお鏡にしたが、やっぱりカビが生え、松の内を過ぎて処分した。
冷蔵庫にはまだ丸餅(故郷はお雑煮も丸餅)が残っている。
・・・と思って確認したらよもぎ餅しか残っていなかった。
今回の餅はよもぎが少なく、薄い色をしていた。
お汁粉を作り、餅を焼いて入れた。
 
もう鏡開きでもなんでもない。
ただ行事、風習にかこつけてお汁粉が食べたかっただけである。

七草粥を食す

2023年01月07日 | ノンジャンル
7日なので七草粥を作った。
毎年なんとなく惰性で作っていて、今年はもういいと思っていたら、昨日スーパーに買い物に行ってくれた夫が、「これ忘れてたんじゃない?」と気を利かせて買ってきた。
作らざるを得ない
面倒な時は、炊いているご飯を土鍋に小分けしてお湯を足すというやり方にしていたが、今回は米を研いで正式に炊いた。
ちなみに春の七草は、
   せり(芹)  なずな(薺)
   ごぎょう(御形)  はこべら(繁縷)
   ほとけのざ(仏の座)
   すずな(菘=蕪)  すずしろ(蘿蔔=大根)
   春の七草
子どもの頃、短歌(5・7・5・7・7)のリズムで覚え、今も誦じることができる。
 
ところで秋の七草は・・・
2020年9月3日に「秋の七草」(ノンジャンル)を投稿した時、うろ覚えだったのをちゃんとしようと、やはり短歌の要領で覚えた。
それをまだ覚えているか試してみたがダメだった。
七種全て分かりはしたが、リズミカルな短歌の順序を忘れていた。
改めて、
   はぎ(萩) ききょう(桔梗)
   くず(葛) ふじばかま(藤袴)
   おみなえし(女郎花)
   おばな(尾花=ススキ) なでしこ(撫子) 
   秋の七草