私がかつて毎週土曜日に、小学校の先生役になって、生徒に勉強を教えていたとき、学習塾に通っている子といない子とでは、授業に臨む態度で、すぐに見分けがついたことを覚えている。通っている子は、新しいことを教えるときにも、先回りして積極的に発言したり、黒板に出て行ったりなど、でしゃばった行動をしていたので、教えづらかったものだ。このような授業環境では、塾に行っていない子は、ともすると自信喪失に陥り、あとあと勉強嫌いになったりする恐れがある、と思わざるを得ない。世の中が不景気な今時、家庭の経済事情で、塾に行かせたくても行かせられない家庭が相当ある、と思われる。このような各家庭の経済格差が、子供たちの将来に反映してしまう状況は、まさに中国の現状そっくりだ。
私は、極論だが、ある意味では、小・中学生世代を対象にする学習塾って、それが存在しない方が子供たちにとって平等ではないか、とさえ思えてしまう。
実は、数日前に訪れた矢板市に住む友人Ucさん宅にお邪魔していた時、現在、公文の学習塾の先生をされているUcさんの奥様もまじえて、「昔は、たしか、学校で落ちこぼれそうな子供たちが補習の意味で、学習塾があったのではないのかな」、とか、「今は、勉強のできる子ほど塾に通っていて、塾に行ってる子と行ってない子の能力格差がますます、拡大してしまう」なんていう話題にも、花咲かせて過ごしたのだった。
私は、極論だが、ある意味では、小・中学生世代を対象にする学習塾って、それが存在しない方が子供たちにとって平等ではないか、とさえ思えてしまう。
実は、数日前に訪れた矢板市に住む友人Ucさん宅にお邪魔していた時、現在、公文の学習塾の先生をされているUcさんの奥様もまじえて、「昔は、たしか、学校で落ちこぼれそうな子供たちが補習の意味で、学習塾があったのではないのかな」、とか、「今は、勉強のできる子ほど塾に通っていて、塾に行ってる子と行ってない子の能力格差がますます、拡大してしまう」なんていう話題にも、花咲かせて過ごしたのだった。