sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

函館:5 朝市ご飯と五稜郭と美術館

2023-10-02 | 一人旅たまに人と旅
泊まったホテルの朝ごはんのビュッフェが結構人気なようで写真を見ると確かに豪華。
お魚もイクラも食べ放題とか(イクラ好き)すごく惹かれるけど、人気なだけにずいぶん混んでいそう。
混んでるビュッフェって落ち着かなさの二乗じゃないですか?
欲張って食べ過ぎるのもしんどいので朝はすぐそばの函館朝市に行くことにした。

落ち着いて静かに朝ビーと海鮮丼。好きなカニとイカといくらだけにした。北海道の楽しみ。

朝のビールは美味しい。赤煉瓦のビアホール?のビールよりずっと美味しかったなぁ。
お腹いっぱいというほどではなかったので、部屋でもう一本札幌クラシックの缶。

ビールを飲みながらバスの予定も確認して、小雨の中バスで五稜郭へ。
本数少ないけどタワー目の前のバスに停まるバスを探して乗った。
バス停の横が五稜郭タワー、向かいが美術館で、美術館にも行くつもりだったので、
まずそこのロッカーに無理やりキャリーバッグを押し込んでから先に五稜郭タワーへ。
100円は安くていいんだけど、普通のロッカーよりほんの少し小さくて、
これ普通に入れるとドアが閉まりませんでした。でもちょっと浮かせて斜めに押し込んだ!笑
一番小さいスーツケースでよかった。だからなんでも小さいものが好きだ。





写真で見ても全然心動かされたことがなかった五稜郭だけど実物は思いのほかよかった。
夜景といい五稜郭といい、どんなに写真や動画で見てても実物の方がすごいところが、
さすが北海道だなぁ。大体、実物の方がしょぼいのにね。







昨日登った函館山を探す。

あんな暑い中ふらふらになりながら登ったので、もうすっかり自分の山のつもりである。
展示のミニチュアがなんかかわいかった。どこまで行っても小さいもの好きなのよね。

五稜郭の勉強や計画をしている人たち。中々精巧。

タワーの足元がガラスのところがあって、恐々足を乗せて下を見る。


雨が結構降り出してたので散歩するのは諦めて、美術館へ。五稜郭からも見えました。
左側の丸いのは音楽ホールで右側のが美術館。





企画展は現代アートで「ことばと絵 くりかえしのアート」。
くりかえしという技法にスポットを当てた展示でかなり良かった。
有名なウォーホルのキャンベルスープや、好きな斉白石の墨絵もあったし、
そもそもわたしは繰り返し系アートが好きなのである。
わたしも絵を描いてて行き詰まるとくりかえすという技を使うことがあって、
シンプルながら端正さが生まれたり、逆に面白さや奥行きが生まれたりするのよね。
シンプルな技法ゆえにアール・ブリュット作品も多かった。
どれも良かったけど繰り返しという技法の効果による強さはあっても、
アートとしては正直傑作とまではいかないものもあり、それも含めて楽しく見ました。

常設は書家の金子鴎亭。こじんまりした展示ですがこれも良かった。
>松前出身の金子鴎亭(1906-2001)は、現代にふさわしい誰にでも親しめる書を追求した、近代日本を代表する書家です。近現代文学を題材に、作品の深い解釈に基づきながら、漢字、仮名を調和させた「近代詩文書」を開拓しました。(美術館の案内パンフレットより)
書のことは全くわからない門外漢なのだけどボリュームも大きくないし急ぐ旅でもないので
ゆっくり見たら楽しめた。近現代文学が題材になってると、少しとっつきやすい。

この北海道立函館美術館は道立なのにとてもこじんまりとした美術館で、
関西の個人美術館より小さい。北海道、こんなに大きいのにね。
でも横にホールもあって公園もあって、気持ちのいいところでした。

ホテルに移動したいのだけど、雨だしキャリーバッグもあるのでバスと徒歩15分…は諦めてタクシーに。
タクシー乗るとなんか負けた気になるけど仕方ない。
函館駅と空港がほんの20分だということを前に書いたけど
この日泊まる温泉宿はその間にあって、空港から車で5分ほどの場所です。
日本一空港に近い温泉地らしい。五稜郭からも15分くらいだったかな。コンパクトな街で移動が楽。
ホテル荷物を預けて、散歩に出ました。

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