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老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

クスノキの落葉

2016年03月24日 20時01分50秒 | 園芸福祉・植物とのつながり
  この時期はクスノキの芽吹き時期で、枝先からは若々しい新芽が出てきています。一方この時期から5月にかけては、毎年クスノキの葉が大量に落葉しますが、繊維質が固くてなかなか嵩が減らず、風次第であちこちに動き、花壇管理者には大きな悩みの種です。

 そこで、チョット待てよ!!です。 
毎年落葉するのに、クスノキは落葉樹ではなく、常緑樹の代表にされるのか???
少し、調べて見ました。

 常緑樹と落葉樹の違いは,“緑の葉が常にある(常緑樹)か,葉の無い時期がある(落葉樹)”ということのようです。
少し言い方が変わりますが、“一年以内で枯れてしまう葉をもち、寒気または乾燥期の前に一斉に落葉するものを落葉樹。一年以上生き続ける葉をもつものを常緑樹という”という説もあります。
一方、平塚市博物館公式ページによると、クスノキでは、新芽が開いて新しい葉が出てくると、冬を越した去年の葉はほとんど落ちてしまうが、全部落ちてしまうわけじゃなくて、少しは残るということです。落葉するクスノキの葉の寿命も一年を少し超えている様で、クスノキは常緑樹の仲間入りをします。

  余談ですが、葉がまったく落ちない樹木は存在しないようです。葉の光合成速度は若い頃は高いけれども,加齢にともなって低下します。したがって,古くなり光合成の効率が悪くなった葉は適当な時期に葉を落として,新たなものと入れ替えることで樹の寿命を永らえているようです。
葉の世界も効率主義でなかなか厳しいようで身につまされます。(まさ)

クスノキの新芽

クスノキの落葉

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