老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

大阪のイメージ(続) 大阪弁編  ①挨拶

2024年08月24日 19時50分16秒 | その他
(大谷選手の「40・40」が大きな話題でしたが、無事に達成、しかも満塁サヨナラコームランで達成というのですから、やはり何かを持っている人ですね。
このニュースをPCで見ている時に『浅田真央ノーバン始球式 ネット興奮』という記事の見出しがあり、これもクリックしました。昨日の西武-楽天戦に始球式に登場した、フィギュアスケートの浅田真央が、ノーバウンドで投球したとの内容でしたが、目が悪く興味心だけ旺盛なオジンは「ノーバン」を「ノーパン」と早とちりした次第です。興味本位の見出しに引っかかってしまいました。)

 さて、今年の異常な暑さで自宅待機時間が長くなりましたので、その間、地元大阪のことをあれこれと考えていました。

 大阪弁に関しては、このブログを始めた当初に、「大阪のイメージ」というテーマで、主に大阪弁について下記のような書き込みをしました。
大阪のイメージ  ① - 老いの途中で・・・ (goo.ne.jp)  (2016.4.19)
大阪のイメージ②   大阪弁・河内弁について ~その1~ - 老いの途中で・・・ (goo.ne.jp)   (2016.4.21)
大阪のイメージ③   大阪弁・河内弁について ~その2~ - 老いの途中で・・・ (goo.ne.jp)   (2016.4.26)
大阪のイメージ④  大阪弁のシャレ言葉 - 老いの途中で・・・ (goo.ne.jp)  
 (2016.4.27)
 夫々の内容は、今読み返してみても自分でもクスクス笑えるような内容なのですが、かなり合間があきましたので、「大阪弁」についてもう少し付け加えてみたいと思います。

 先ずは、大阪弁での挨拶に関してです。
 吉本新喜劇などの影響で、大阪弁は今や日本中で認知されている感がありますが、やはり大阪弁の魅力は、何か柔らかそうに聞こえる中で、独特の洒落っ気のある絶妙のやり取りにあり、これだけは小さい時から大阪弁の中で育った大阪人でないと対応できないものでしょう。

 そんな中で、感心するのが挨拶の時にもこの精神が生かされていることです。
 例えば、吉本新喜劇で有名になりましたが、食堂などに行き「邪魔するで・・・」に対して「邪魔するんなら、帰って!」というやりとりがありますが、これ以外にも直ぐに思い出す範囲でもいくつかあります。

「まいど!」に対する「おいど!」という切り返しの返事。(注:オイド=お尻)
・電話などで家族や親しい友人に、名前を言う代わりに「ワシや」と呼びかけると、「なんやタカか」との応答。  (注) <男性は自分のことを「ワシ」と言います>
「たのんまっせ」に対して、「頼まれ甲斐が、おまへんけど」
・これは以前にも、別の項で紹介したかと思うのですが、食堂などで少し年を取られたおかみさんに「お母さん」と呼びかけることがありますが、相手が少し機嫌の悪い時などは「何がお母さんや、あんたなんか生んだ覚えはないで」と切り返されます。


  関東の人に多いのですが、大阪での商談などでの挨拶は「儲かりまっか?」で、それに対する返答は「まあ、ボチボチでんなぁ」だと思い込んでいて、おかしなアクセントでいきなり「儲かりまっか?」と挨拶をする人がいますが、このような人は白い目で見られるか、又は「何や、あんた税務署か? 用ないわ はよインデンカ」というような対応でしょう。<用ないわ はよインデンカ>は<用事はないから、早く帰ってくれ>という意味です。

 大阪人は金儲けに関する事は直接的に言うのではなく、「儲かりまっか?」という挨拶は、これは本当に親しい仲間内などに対するある意味では冷やかしの挨拶なのです。(まさ)