老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

「casi igual」と「más o menos」

2022年03月27日 19時25分53秒 | 思い出すままに

 先日「明日に向かって撃て」の下書きをしている時に、突然にスペイン語の「casi igual」と「más  o  menos」という二つの言葉が何度となく蘇ってきました。

 「casi igual(カシ イグアル)」とは、英語にすると「almost same」で、“同じようなもんや”とか“そんなとこや”という意味になり、「más  o  menos(マソ メノス)」は英語では「more or less」で同じく“同じようなもんや”とかいうような感じの言葉で、非常に良く使われていました。

 余り細かいことに拘らず、“大体合っていればええやん”というラテン民族特有の大らかな気質を表す言葉ですが、私のようなスペイン語が得意でない人に対しては、ある意味では“ようやってるやん!”と励ましの意味も込もった、明るい肯定語になります。

 普段はもうスペイン語は殆ど忘れていて、思い出すことは殆どないのに不思議なことでしたが、久しぶりに「明日に向かって撃て」で主役二人の拙いスペイン語を聞いたことで、かっての私の拙いスペイン語と、シンパチコ(simpático=親しさ)精神を大事にして、<細かい違いを指摘するのではなく、共通することを評価することで、相手を何とか理解しようとする>現地の人々の心優しさと陽気さを思い出したためでしょう。(まさ)