老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

近くで見かけた小さな春と、イカナゴの釘煮

2022年03月09日 19時48分59秒 | 散歩中に見かけた風景

 日毎に春を感じるようになりましたが、ここ数日に近くで見かけた小さな春をお知らせします。

 例え歳はとっても(いや、逆に歳を取って動く範囲が狭くなっているからこそ?)野草の何気ない地味な花から春を感じる感性は大事にしていきたいと思っています。


 また、昨日、神戸の妹からイカナゴの釘煮が到着。

 これは関西ならではの春の味で、夕食にも殆どご飯類を食べない私ですが、お酒が進むことは保証します。

 まだ私が小さな頃には、それ程ポピュラーなものではありませんでしたが、40年ほど前から神戸を中心にして徐々に広がって、今では関西を代表する春の味となり、大阪人特有のジョークとして“神戸では、どの家でもイカナゴの釘煮を作っていて、この時期になると町中が醤油の匂いに包まれる”と言われるようになっていました。

 妹も叔母が元気だった頃には、叔母の家に叔母の姉妹や妹を含めた姪たちが集まって、皆で一緒に賑やかに話しながら、味を少し変えたりして2~3種類のイカナゴの釘煮を作るのが、大きな年中行事の一つだったようで、私も色々な味のイカナゴの釘煮を味わせて頂いたものです。

 しかし、ここ数年はイカナゴが不漁で高騰していますし、叔母もいなくなってしまい少し静かな年中行事とはなったものの、やはり私のように待っている人もおり、それなりに続けているようで、先日は1時間も並んで小量だけを買ってきたと言っていました。

 また、淡路島出身のツレアイも大好物で、毎年楽しみにしていましたので、今日一部をタッパーに入れて差し入れてきましたが、嬉しそうな顔が見れずに残念でした。(まさ)


セリの花。 葉や花の形からマツバゼリ(セリ科)のように思います。

同上
タネツケバナ(アブラナ科)

同上

キュウリグサ(ムラサキ科)

タチイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)

同上

オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)

イカナゴの釘煮  何と、神戸の郵便局には専用のラベルがある様です。