●「志民になろう」は、私の社会教育活動の盟友、今は亡き和田芳治氏が贈ってくれたものです。私は「志民」(しみん)活動で地域を元気にと、生涯学習や公民館活動について講演していました。それを受け止めて、彼からの私へのメッセージです。
●今日は北本市成人式。市議会と来賓を代表して、心を込めて「祝辞」を述べさせていただきました。今年の成人者は2001年生まれです。2001年には、イチローがメジャーに挑戦し、最多安打や盗塁王などのタイトルをとり、最後はア・リーグのMVPを獲得しました。この年に生まれた今年の成人者ですが、何と20年後の昨年、大谷翔平選手が「投打の二刀流」で大活躍。大谷選手もア・リーグのMVPを獲得しました。このエピソードを織り交ぜ、今年の成人者は日本人が世界的歴史に残る偉業を遂げた時期に生まれ、大きな結果を出した時代に符合しています。可能性を持った世代です。とエールを送らせていただきました。これからの健闘を祈ります。
●式典の後、東京2020パラリンピックで車いすラグビーで銅メダルを獲った中町選手が、障がいを乗り越えたお話をされました。彼は私が住むマンションに住んでいました。小学校・中学校(宮内)は北本市、野球選手として活躍されていましたが、大学の野球練習中に大きなけがをし、車いす生活になりました。しかし彼は常に前向きで、自分自身を励まし、仲間に励まされ、家族に支えられ、銅メダリストになりました。文化の違いを超え外国の選手と触れあい、「みんなちがってみんないい」ということに気づかされ、勇気をもらったと話されました。さわやかに、堂々と自分を貫く彼の前途に幸あれと、私も勇気と希望を頂きました。
●もう20年ぐらい前ですが、埼玉県志木市の市民が生涯学習まちづくり活動する中で、全国の「志」の付くまちとの交流を企画しました。志のまちサミットを実施。そのシンポジウムのコーデナーターを務めたのがきっかけで、私は「志民になろう」と呼びかけました。志布志市で開催されたときに和田氏と知り合い、「志民になろう」で意気投合し、彼がこのプレートを私に贈ってくれました。自分のまちに愛着を持つ、そのための志民活動をする。共生社会は一人ひとりを認め合い、理解し合って暮らしていく。中町選手の言葉のように「みんなちがってみんないい」。さあ「志民」になろう。
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