●七夕東京都知事選挙、午後8時にNHK の選挙速報で「当確」。圧倒的な得票差!終わってみれば順調というか現職強というか、普通の選挙結果でした。立候補者が50人を超え、候補者掲示板が足りなくなったとか、候補者以外のポスターが張られていたりと、何より掲示板が売られたというから「驚愕」以外の何物でもなかったという印象です。報道やNSNでは加熱していましたが、投票者(東京都民)は結構普通に投票したのかな・・・という印象です。
●蓮舫氏が前安芸高田市長の石丸氏に負けたとニュースになっていましたが、こういう選挙では「キワモノ」が脚光浴びることがよくあります。それは小池氏にも飽きがあり、蓮舫氏も際立った魅力がなく、行き場を失った有権者の受け皿になったということではないでしょうか。私のように古くから政治(田舎のですが…)に関わってきたものから見れば、こういう展開は予想されたうちの一つで、特に有権者に大きな価値変化があったとは見ていません。
●しかしながら、投票率が上がり、無党派層(これの意味が分かりません)の10代から30代が石丸氏に投票したという出口調査の結果で見れば、私的には「キワモノ」だったという印象を強くしています。これまで選挙に行かなかった人が選挙に行くということは、政治(選挙)に突然関心を持った人であり、自分の一票の集合体がどういう結果を自分にもたらすのかという「想像力」がどこまで働いていたのか、はなはだ疑問です。「変化」に対する想像力、「改革」という言葉に対する想像力、どういうイメージが具体化された結果なのか、これまで見てきた政治からは「キワモノ」では「絶望」につながることも覚悟せねばならないかも…。
●フランスの選挙も決選投票では、一回目で伸びた極右が伸び悩み、左派系と与党連合がやや盛り返したが、それでもマクロン大統領の政権運営はかなり困難を極めると予想されています。秋にはアメリカ大統領選挙。バイデンとトランプの戦いですが、民主党ではバイデン候補者を代えようという声が出ているとか。国際政治も揺れています。日本の岸田政権も低支持率にあえいでいます。政権交代の声も聞こえますが、立憲民主党が都知事選での対応見ると「……」。スポーツ界では世界基準に達した競技が増えているが、そのリーダーや選手は国際経験が豊富で政治の世界でも、時代の沿革を確実着実に把握する「観察力」と「考察力」と「推察力」と「洞察力」を兼ね備えた人材が待たれます。
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