●先ほどの投稿に、いくつかのご意見がメールで寄せられました。その一つに、議会はデーノタメの保存に反対しているかというものです。私の見解を含めてコメントします。今回の修正は、総務文教常任委員会予算分科会の議案審査の部分です。これと同じ内容の予算が、久保区画特別会計に計上されています。久保区画整理とデーノタメの共存をめざした調査委託料3,700万円です。私は、この予算を審査する建設経済委員会分科会に所属し、予算決算委員会で可決しています。したがって区画整理とデーノタメの共存の調査は進みます。同じ内容の事業費が所管を変えて2カ所で予算化したことが、削減修正になった一つの理由と見ています。
●どうしてこのような不自然な予算編成したのでしょう。特に総務委員会の分野では、デーノタメを強調しています。市長の公約とは言え、コロナ禍という未曽有の事態の中で優先する緊急性があるのか。デーノタメの保存の事業費の積算さえできていない中で、調査だけを何度もする意味が説明しきれていないようです。修正案の提出者が、黒澤議員、今関議員、桜井議員と総務文教委員であることからも、文化財行政に理解をしつつ疑問を修正につなげたようです。議員が理解で来る説明が求められています。私をはじめ各議員も、デーノタメ遺跡が貴重であるという認識は持っています。しかし、予算総括質疑で、遺跡で飯が食えるのかという疑問の声も上がっていました。
●私は、先ずは久保区画整理事業の着実な確実な推進できる見直しの調査です。その中で、区画整理地内にあるデーノタメの取り扱いの方向性が見えてくる。先ほどもコメントしているように、区画整理事業は20年を超えてもまだ半分も終わっていない。該当する地権者の困難を思えば、市長の思いは分かるが「まずは久保の問題」を整理することです。上尾道路周辺調査も、その活用を調査する前に、遅れに遅れている北本市地域の調査測量など、早期に整備されるための条件への対応が第一です。それを抜きに活用は考えられません。最終日の本会議で議決されます。それまでは委員会審査の結果です。あくまでも、委員会は令和3年度の予算は「修正すべきもの」ということです。ここからは、三宮市長の腕の見せ所です。
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