四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

9月議会閉会。決算に反対討論しました。

2014-09-25 22:13:04 | 日記

●本日9月議会閉会。平成25年度一般会計決算について、我々会派「市民の力」は、以下の討論し、反対しました。反対は共産党の2人と大澤議員の合計5人でした。現王園孝昭議員、「現さんの心に響くまちづくりニュース№118号」で、平成25年度決算に対して、市債の多さや義務的経費の増大、公共施設建設事業、身の丈を越えた過大な資産形成に警鐘など、批判的に記載していましたが、今日の採決では討論もせずに、「賛成」しました。同じ会派の大澤議員は反対でしたが…。

●我が会派の討論は、高橋伸治議員がしっかり述べました。少し長くなりますが、我々の思いを表現しました。

<議案第38号平成25年度北本市一般会計歳入歳出決算に、会派、市民の力を代表し、反対の討論をします。

我々は、平成25年度一般会計予算に賛成をしました。その後、平成25年第2回定例会補正により、庁舎建設費の組み換えがあり、この組み換えには反対しました。しかし、結果として元にもどりましたので、決算の大半について、その税の使途に異論を持っていません。

まず、反対の理由を申し上げます。

この決算には、昨年12月15日に実施された、新駅賛否を問うの住民投票における「新駅促進期成会への負担金1353万円」が含まれています。この負担金については、平成25年第3回定例会に補正予算として提出され、一方の団体のみに交付することに、不当・不公平と反対した経緯があります。

その後、市民は住民監査請求を提出、北本市監査委員は違法性がないと却下。それを受けて現在さいたま地裁に提訴し、10月から審理が行われます。この活動については、我々会派は積極的に賛同し、協働しています。少なくとも、このような納税者である市民に疑問をもたれるような税金の使い方を容認することはできません。

また、住民投票においても、反対された大きな理由の一つに、この不公平な補助金がありました。新駅の住民投票は、北本市民が税金の使い方、税金の使われ方に「目覚めた」瞬間でもありました。10数年前、加藤市長を追詰めた石津市長候補者が、呼びかけた言葉が「ウエーク‐アップ北本」。直訳すると、目覚めなさい北本市民であったと思います。住民投票で北本市民は目覚めました。目覚めた最大の理由がこの補助金であると我々会派は受け止めています。皮肉なことに、石津市制に「反対を唱える」という形で、石津市長が目指した「ウエーアップ北本」が実現しています。

さて、今任期最後の決算審査を通して、石津市長によるまちづくりの到達点は依然見えてきていません。この間、選挙のマニフェストの実行が主眼であるが、すでに3年過ぎたにもかかわらず、基本理念の「ファーストクラス」が何者なのか、仮想から実像に至っていません。このファーストクラスを本気で目指してきたのかはわかりませんが、思いつきの単発事業、バラマキと思われる事業が、起きては消え、起きて消え、まさにマスコミの一時的報道のために、市民の血税が使われてきました。

これまで、公正で公平、コンプライアンスを強調しながら、1社特命の随意契約が16件約2億5千万に上ります。李下に冠を正さずという言葉は、どこに行ってしまったのでしょうか?これは100条委員会が設置されると、その真相は解明されることになりますが、政治が行政をゆがめるような事例が起きないことを願っています。

市民の税負担が増加する中で、今後、市民の信頼が得られる決算になることを願い、反対討論とします。>

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