四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

新聞記事「揺れる鴻巣市議会」。憲法より市議会政倫審条例が優先と議員が発言、近代民主主義の時代に・・・

2021-09-20 20:49:19 | 日記

●20日ぶりの投稿です。今日は敬老の日。私の住むマンション自治会とボランティアの皆さんが、手作りの赤飯で祝ってくれました。世界一の高齢社会とか。長生きができ、子どもが生まれない社会では当然の帰結かもしれません。長生きができることは悪いことではない。少子化にはそれなりの理由はあるでしょう。人口減少にも理由はあると思います。国の政策、国政の問題が多くあると考えます。

●9月定例会は、市長提出議案と市民が提出した請願は、しっかりと熟議し、採決しました。また、緊急質問も行いました。17日は休会を解いて「補正予算」が追加提案され審議しました。1期生、2期生7人で議会運営についても勉強会をしています。地方自治法や会議規則、基本条例を基に、ケーススタディを具体的に設定して行っています。22日も行います。

●さて、19日の毎日新聞に「揺れる鴻巣市議会」(クリックすると記事)の見出しで、議場外の政治活動(会派広報紙の内容)を議会が制約する答申を政治倫理審査会が議長に提出したという内容です。同業者としてはかなりびっくりしました(前代未聞)。そもそもは、A議員は議場での発言を取り消され、その取り消された発言を会派広報紙に掲載した。それを読んだ鴻巣市長が議長に「適切な対応を」求めた。それを受け最大会派(市長与党?)が政治倫理審査会(政倫審)の開催を議長に請求した。議長は市長に文書で政倫審設置を報告した。その後6人の委員で8回開催し、政倫審会長は、発言を載せた広報紙は「議会軽視と言わざるを得ない。会派議員3人に戒告と謝罪」を求める報告を議長に提出した。

●議長は地方自治法上の懲罰にあたる戒告でなく、「厳重注意」したうえで謝罪を求めたが、3人は注意も謝罪も拒否した。議長は遺憾の意を表しただけで議論を終結させた。しかし、3人の議員は「政倫審で、議場外の政治活動には憲法で保障された表現の自由がある」と主張したが、委員は憲法より政倫審条例が優先されるとの理屈で退けられたという。また、市長が議長に「適切ない対応」を求めているが、これに議長が対応したことは憲法を基にした二元代表制から見て、市長の越権行為とも受け取れると3人は異議を。市長は、事実に反することを書かれたことは遺憾であり、広報は政務活動費で出されている」と述べたようです。

●私は、本来は市長と会派3人の争いで、いわゆる場外乱闘(議場外)と見ます。市長は会派を事実無根と名誉棄損で訴えか、反論するのが筋で、議長に要請することはNGではないでしょうか。市長は議会(議長)を巻き込んではいけないし、議長も議会を巻き込んではいけないと考えます。大変失礼ですが、議会と首長の関係、議場内と議場外の発言の違い、特に政倫審が憲法より優先するという議員の発言などを見ると、近代民主主義に基づいたとは思えないですよね。会派の3人は法的な責任追及も考えているという。成り行きから目が離せない。他人事とせず、気を付けることを肝に銘じました

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