●今議会は、議会の権能、ある意味二元代表制が機能したと言える議会でした。市長提出予算のうち、話題になった「育児休業給付附加金事業費」1億6千3百万円は、本会議でも予算削除(否決)の修正案が可決しました。このため、バラマキの印象の強い事業は事実上中止になりました。予算修正は10年ぶりとか。
●また、平成24年基本構想策定予算から始まった「コウノトリの舞う魅力的な地域づくり事業」は、平成25年、26年度の事業費の凍結を可決し、この事業の中止が決まりました。始めたら、飼育費がいくらになるかまったく予測がつかない事業です。環境系団体が推進しているようですが、単独の自治体で進めるようなものではありません。平成会など、日頃市長与党といっていた会派が大きな役割を担ってくれました。このほかにも、石戸城跡四の廓の公園化事業、今年度6千万円、展望台をつくるという構想です。良く考える必要がるのですが…。
●住民団体が提出した「石津市長の不信任議決を求める請願」ですが、本会議で討論が行われ、賛成小数で否決になりました。我が会派は、高橋伸治と二人で賛成討論しました。請願趣旨にある内容はまったくその通りでした。住民投票で、市長が提案した新駅計画が、26804人の圧倒的反対で否決されました。これは新駅計画に反対したとともに、市長の資質や市政運営に不信任したも同然である。また、石津市長は公正・公平などの倫理観、人事管理、課題への想像力、交渉・調整力不足など、市長として基本的資質に欠けるというものです。私たちは同意しました。採決で、共産2人、民主1人の3女性議員が退席しました。結果賛成が5人。反対が11人となりました。
●夜、副市長の歓送迎会が行われ、請願に反対した若手議員の二人に、退席した女性議員に「退席するなら反対すればいいのに…。だって市長を信任したのでしょ」なんて言われ、「そうじゃないのよ。賛成も、反対もできないよ。」とか「私しょっている物があるのよ」といっていました。良く分からん。私も、この退席した3人の女性議員は市長を信任したと…。平成会の議員が「工藤は、市長が嫌いなのが今日良く分かった」といっていましたので、「子どもじゃあるまいし、好き嫌いで賛成、反対したわけじゃない。討論でも言ったように、政治的な理由で賛成した。」といいました。政治に関わるものの発言と思われません。
●議会録画配信をご覧ください。工藤日出夫の一般質問や最終日の本会議が観られます。http://www.discussvision.net/kitamotosi/2.html
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