四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

今年正月から「老いた知的探求心」を刺激。佐藤修さんおすすめの内田樹著「戦後民主主義に僕から一票」読み始めています。

2022-01-02 15:47:16 | 日記

●昨日今日と駅伝見ながら過ごしています。その合間に「読書」しています。昨年暮れに、知人のFB に「民主主義について」この一書と。知人とは、常に私の「老化しつつある」知的好奇心を刺激してくれる佐藤修さんです。佐藤さんとは、湯島のサロンがご縁です。独特のセンスというか、ものの見方が複眼的で、それでいて結構頑固なのに受け止めが柔軟性のある人なんです。と私は勝手に決めつけています。その佐藤さんおすすめの一書が、内田樹著「戦後民主主義に僕から一票」でした。

●ここ数年、民主主義の危機ということばを聞くようになりました。「民主主義」―昨年暮れにはバイデンアメリカ大統領が、民主主義の国サミットを開催しました。中国の全体主義への対抗とも言われていました。中国も「中国式民主主義」と主張しています。そういうことから「民主主義」とは…?と改めて関心を持っていました。その時に佐藤さんからのおすすめです。早速暮れに書店で買ってきました。元旦に1時間、今日1時間読みました。

●第1章の民主主義―日本社会の「株式会社化」は読みました。「うーん…」と答えはまだ出せません。「まえがき」で内田氏は、「読みやすさ」の基準は「音読に堪える」音としてすらすらと読めることが必須の条件と言っています。これは新しい発見です。今後は文章を書いた後、必ず声に出して読んでみよう。すらすらと読めるかどうか…。このことを知ったことだけでこの本を990円で買ったかいがあります。

●さて民主主義です。「民主主義は非効率であるところが取りえなんです」と。効率化を求める新自由主義的な考えとは当然合わないか…と思いました。日本社会の株式会社化について、これまで何の不思議もない当たり前と受け止めていたが、そういえば…「共同体」の中で富める人と貧しい人の分断される昨今の社会を見ると、これは株式会社化の結果と思い直して見た。教育についても、「うーん」改めて感じさせれています。まだ全体の5分の一程度ですから何とか今週中に読了目指します。読後感想は後で

●今年は久しぶりに、正月から知的刺激をビリビリと…佐藤さんに刺激を受けました。佐藤さんには以前も、柿内幸夫著「カイゼン4.0」というご本をお勧めいただきました。これも良書でした。

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