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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

今日、ジムの休館日だったとは

2014年04月02日 | 日記
 ジムの休館日は月に2~3回、不定期にある。ジムからもらっている月別カレンダーを見ればわかるのだが、思い込みで休館日に行ってしまい、用事で来ていたスタッフに「ご苦労様でした」と笑われることが時々あった。そうなるとスタッフの方も事前に「今週末は休館日ですよ」などと忠告してくれる。3月29日・30日とジムが休館日であることは早くから繰り返し忠告されていたのでしっかり意識していた。31日、1日と一泊旅行の計画もあったので、「旅行前の2日間はジムが休み」と覚えやすかった。

 しかし、その旅行のためジムのカレンダーをめくることを忘れ、3月のままにしていた。「めったにない2連休が月末にあったのだから、当分休館日はないだろう」と思い込み、今日は久々にたっぷりと時間を使って汗を流してこようと朝から計画していた。するべきことをサッサとすませてジムへ自転車で向かった。ぺダルをこぎながらトレーニングメニューを頭の中で組み立てる。ジムの駐車場を見ると車が3台だけでガラガラ、駐輪場もガラガラ。嫌な予感がしてきた。玄関を見るとまさかの休館日の札。スタッフに会うとまた笑われるので急いで引き返す。家で4月にすると、2日が赤く塗られていて休館日と白抜きの字。「ヤレヤレまた思い込みでやってしまった」である。4月は今日が唯一の休館日である。

 仕方がないので家でちょこっとトレーニングしながら、本棚や資料の整理や部屋の片づけをすることにした。文庫本で有吉佐和子さんの「紀ノ川」があった。その隣に「水の文化史」(富山和子著・文春文庫)読んだ記憶が薄い本である。パラパラとつまみ読みをする。クラス合唱で♪紀の川♪をやった時に、イメージづくりやナレーターの原稿を作る時の参考資料にしたことを思い出した。

 紀の川は合唱曲で強く意識するようになった川である。そのあたりのことは2010年12月21日に書いた。

 今回の旅行は紀の川沿いに走り、何度も紀の川河口を橋で渡ったりしてイメージではなく、本物を意識して眺めた。地図で見ると奈良県の部分では吉野川となっていた。昔から水争いがあったのでは?というような感じがした。実際走ってみて生活や農業では紀の川の水の確保は命綱になることがよくわかった。

 また、白洲正子さんの「西国巡礼」(講談社文芸文庫)も目に留まった。西国三十三カ所全てを自分の足で歩いた紀行文である。当然、第二番の紀三井寺、第三番の粉河寺もある。あらためてそこの部分を読み直した。味わいがまた違った。

 汗を流すつもりの1日が、旅の余韻を楽しみながらの片づけ日となった。
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