素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

テレビの未来

2014年04月23日 | 日記
 昨日、新しいテレビが届いた。古いテレビの撤去と新しいテレビのセットの間、馴染みのKさんなのでいろいろと話をした。消費増税の影響はテレビに関してはあまりなかったという。アナログ放送からデジタル放送への切り替え前が忙しく、その後は反動でテレビ需要は激減したという。ところが最近、切り替え時期に購入した家庭で不具合が出てきて買い替える人が多くなってきたので結構忙しいとのこと。我が家も例外ではなかったらしい。

 もう少しすると、4Kテレビが大々的に売り出されるので、画面の美しさにこだわらなければ今が良いタイミングとのこと。4Kテレビはやはり高くついてしまうらしい。ゆくゆくは4Kだけになるのではないかという予測をされていた。

 「4Kはいいけれど、それに対応した番組作りも大事なんと違う?」と素朴な疑問を。「そうなんですよね、業界との話し合いもあって一社だけではなく業界としての取り組みも必要でむずかしいみたいです」「3Dが余り伸びなかったのもそのあたりにあったのと違うの?」「ボチボチとは出てるんですけどね」「でも出始めた時の勢いはない?ブームとまでは行ってないのでは?」「やはりソフト面がね。でもメガネは軽くなって、楽になりましたよ」「画面が美しくなったら、アップの時なんかそれに耐えられるメイキャップも必要になってくるやろね」「デジタル放送になってから格段にそのあたりは進化したみたいなので、きっと大丈夫でしょう。」「近視でぼやけた世界での生活からメガネをかけたようなものやからね」「私は経験ないのでわからないんですが」「肌の汚さがもろに見えてしまって幻滅したな」などととりとめない話をしながらも慣れた手つきでセットアップをしていく。

 以前のプラズマテレビに比べて液晶テレビは薄くてコンパクトな感じがする。ラーメンで言えばこってり味からあっさり味に変えたようなもの。画面に重量感がない。しばらくしたら慣れるだろうが。

 
 「4Kの次は何が登場するやろ?」と最後に尋ねたら「さあ?もう終わりかなと思っても、また開発してきますからね」「でもテレビ本体の未来はそろそろなくなりつつあるのでは?」「ウ~ン?それよりは番組づくりの方がマンネリ化してこのままでは未来はないですね」「それは同感」というところで作業完了。

 1週間近くほとんどテレビを見ない生活をしてきたのでテレビをつけているとうるさく感じる。人間の感覚というのは面白いものだと改めて思った。

 その夜、NHKEテレの「趣味Do楽」で『籔内佐斗司流 ほとけの履歴書』を美しい画面でゆったり楽しむ。仏像拝観手引入門編・日本列島巡礼編に続いての3回目となる。テキストも含めて値打ちのある番組だと思う。
 
コメント
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