招待券が当たったのである。耐震工事の終わった枚方市民会館へ行って来た。外は塗り替えられてきれいになったが、中は相変わらずのまま。耐震工事よりも中核都市枚方市に相応しい設備の整った新しい文化ホールができないものかと思う。座席の列がイロハ順であることに戸惑っている人も結構見受けられた。
16歳でデビュー、39年を迎えたとのこと。ちょうど今日4月25日がデビューの日にあたるという。1975年は私の結婚した年で、翌年長女が生まれたので公私ともに余裕のない日々で、私には、この年から10年間余りは芸能界の動きについての空白期間である。岩崎宏美に関して言えば、火曜サスペンス劇場のエンディングで流れる♪聖母たちのララバイ♪ぐらいしか印象がない。今回はアンコールで7年前に、プラハでチェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演した時のバージョンで歌ってくれた。京フィルの響きとマッチしてひと味違うものとなった。
前半の3曲は京フィルの響きと今一つ馴染んでいないという感じがしていた。バンドとは違う室内合奏団の響きの違いを活かすのは編曲次第である。後半はグッと良くなった。全体の構成ももう少し工夫があればとも思った。
前半、観客の一人に拍手のタイミングがズレル人がいて、それも会場全体が舞台に集中できない因となっていた。指揮者の井村さんの「枚方ははじめてですか?」という質問に、宏美さんが「いえ、違います」と答えたら間髪入れず「7年ぶりやあ」と声をかけたぐらいだから大ファンなのだろう。最前列の右端に座っていて嬉しさいっぱいに、話の腰を折る反応をしたり歌い終わった後の余韻をオケの演奏で楽しむ部分でいきなり大きな拍手を入れ、それにつられてパラパラと拍手のさざ波を起こしていた。悪気はないがもう少し全体の空気を読んで欲しいと思ったのは私だけではなかっただろう。
15分の休憩にトイレに行くと、入口のところでその男の人に詰めよって話している人がいた。後半さんの最初に宏美さんが紹介したのでわかったが、前の2列中央に親衛隊が陣取っていて、詰め寄っていた人は、最後にステージの宏美さんに花束を渡したから、親衛隊長だろう。男の振舞いが許せないみたで説得しているという感じであった。男は「あんたは親衛隊か?」とか「悪気はない。自分も大好きや」みたいなことを訴えていた。親衛隊長さんは気持ちはわかるとばかり肩に手をかけてうなづいていたが、最後に一言「とにかく、拍手が早すぎる。もっとまわりに合わせてやってください」と強く念を押していた。印象に残るシーンであった。
後半は親衛隊とその男の人の動きも楽しみながらのステージとなった。後半の始まる前席に着いた男の人が大きな声で親衛隊長さんを呼んだ。何が始まるのかと思ったら、近づいた親衛隊長さんに握手を求め、お互い後半盛り上げようということで和解した感じ。男の人は見事に全体に溶け込み応援オーラーを出していた。親衛隊諸君の統制のとれた拍手ぶりは某国の議会風景を連想した。
そういうこともあり、後半は会場とステージが一体となった演奏会となった。
16歳でデビュー、39年を迎えたとのこと。ちょうど今日4月25日がデビューの日にあたるという。1975年は私の結婚した年で、翌年長女が生まれたので公私ともに余裕のない日々で、私には、この年から10年間余りは芸能界の動きについての空白期間である。岩崎宏美に関して言えば、火曜サスペンス劇場のエンディングで流れる♪聖母たちのララバイ♪ぐらいしか印象がない。今回はアンコールで7年前に、プラハでチェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演した時のバージョンで歌ってくれた。京フィルの響きとマッチしてひと味違うものとなった。
前半の3曲は京フィルの響きと今一つ馴染んでいないという感じがしていた。バンドとは違う室内合奏団の響きの違いを活かすのは編曲次第である。後半はグッと良くなった。全体の構成ももう少し工夫があればとも思った。
前半、観客の一人に拍手のタイミングがズレル人がいて、それも会場全体が舞台に集中できない因となっていた。指揮者の井村さんの「枚方ははじめてですか?」という質問に、宏美さんが「いえ、違います」と答えたら間髪入れず「7年ぶりやあ」と声をかけたぐらいだから大ファンなのだろう。最前列の右端に座っていて嬉しさいっぱいに、話の腰を折る反応をしたり歌い終わった後の余韻をオケの演奏で楽しむ部分でいきなり大きな拍手を入れ、それにつられてパラパラと拍手のさざ波を起こしていた。悪気はないがもう少し全体の空気を読んで欲しいと思ったのは私だけではなかっただろう。
15分の休憩にトイレに行くと、入口のところでその男の人に詰めよって話している人がいた。後半さんの最初に宏美さんが紹介したのでわかったが、前の2列中央に親衛隊が陣取っていて、詰め寄っていた人は、最後にステージの宏美さんに花束を渡したから、親衛隊長だろう。男の振舞いが許せないみたで説得しているという感じであった。男は「あんたは親衛隊か?」とか「悪気はない。自分も大好きや」みたいなことを訴えていた。親衛隊長さんは気持ちはわかるとばかり肩に手をかけてうなづいていたが、最後に一言「とにかく、拍手が早すぎる。もっとまわりに合わせてやってください」と強く念を押していた。印象に残るシーンであった。
後半は親衛隊とその男の人の動きも楽しみながらのステージとなった。後半の始まる前席に着いた男の人が大きな声で親衛隊長さんを呼んだ。何が始まるのかと思ったら、近づいた親衛隊長さんに握手を求め、お互い後半盛り上げようということで和解した感じ。男の人は見事に全体に溶け込み応援オーラーを出していた。親衛隊諸君の統制のとれた拍手ぶりは某国の議会風景を連想した。
そういうこともあり、後半は会場とステージが一体となった演奏会となった。