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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

山口晃展のついでに西本願寺から東本願寺・渉成園へ

2012年11月21日 | 日記
 ジパングに『平等院養林庵書院 襖絵奉納記念 山口晃展~山口晃と申します 老若男女ご覧あれ~』の招待券が1枚ついていた。大和絵や浮世絵のようでありながら随所に現代までの人物や建築物、乗り物などが描きこまれ、過去、現在、未来の時空が混在しているなんともいえない世界が広がっている絵がパンフレットにあり、是非実物を観てみたいと思った。

 午後からしか時間がとれなかったので美術館「えき」KYOTOには車で出かけた。近くの西本願寺の駐車場は無料で停めることができるので、ついでに西本願寺の菊花展や大銀杏、なかなか行く機会を持てなかった東本願寺と渉成園を経由してジェイアール京都伊勢丹7階に隣接している美術館へ行くことにした。
  人物や建造物などが緻密に描きこまれ北斎漫画と通じるところがあった。最初にあった“電信柱”への思いに心をつかまれた。また、五木寛之さんによる新聞小説「親鸞」の挿絵を2年にわたって担当され、それらも展示されていたが大和絵や浮世絵を思わせるものとはまったく違う作風で幅の広さを感じた。

 偶然だったが、きょうの午後は“親鸞”でつながった。

 “渉成園”は是非行ってみたいと思っていた。近くは通るのだがタイミングが悪くいつも素通りとなっていた。思っていたよりも大きな庭園であった。1万6千坪もあるそうだ。大小2つの池と楼門、本堂、茶室などの建物が10余り点在する。敷地は三代将軍徳川家光から寄進されたもので東本願寺の高僧の隠居所として造成されたものだそうだ。都会の真ん中に居ることを一瞬忘れさせてくれる空間であった。

西本願寺から東本願寺・渉成園へ
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