素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「余録日記」も4冊目に入る。10月分やっとパーフェクトに!

2012年11月03日 | 日記
 余録の視写を始めて4冊目に入った。毎日658文字を書き写していくのは思っていたより大変である。特に旅行なんかが入り1~3日分の空白ができるとそれを埋め合わすのは骨が折れる。漫然と時を過ごすのではなく意図的に時間をつくる意識を持たないといけないということが取り組みながらわかってきた。

 8月は5日分、9月は4日分が書けていないまま余録のみ貼ってある。10月になってようやく基本のパターンができてきたので積み残しなしで11月に入ることができた。

 始めたころは安易に考えていたので一気に書くことにこだわってしまった。時間に関して強いしばりはないのだが、それでも意外とまとまった時間をとることはできないものである。そこでつくった基本パターンは分割して書くということ。▲のマークで6つの段落に分けられているので朝起きて新聞を取ってきたらすぐに1~2段落を書く。このアサイチにするというのが人間の心理にとっては効果的である。午後のどこかで4段落まで進めておく。ここで時間があったとしても無理はしない。そして秋の夜長を利用して最後の2段落を書き写す。

 これを原則にしておいて、その日の予定で臨機応変に対処する。でも早朝のほとんどは自分だけの時間をつくることができるのでここできちっとスタートしておくと安定した流れができる。ただ欲張って全部してしまおうとするとオーバーペースになり長続きしない。

 最初の頃は書くスピードにもこだわった。これも安定してできなかった一因。途中から正確さを意識した。義務教育の時、雑に漢字を記憶してきたので微妙なところ、突き出る?出ない?とか点がいる?いらない?、2本?3本?、書き順は?などで迷うことがしばしばある。

 見慣れていて何となく書いていたのに、いざちゃんと書くとなった時とまどったもの10個である。

 帯・壌・襲・慶・叡・覇・潟・捜・優・薦 

 覚える時期にいい加減にやってきたツケがまわってきたというわけである。今一番使っているのは電子辞書の中の“楷行草 筆順字典”である。パソコンや携帯では簡単に変換してくれるので選ぶ作業だけで済むのだが、自分で書くとなるとそうはいかない。便利な世の中だからこそ視写の意義も増しているのではないかと考える。しばらく続けるつもりである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする