日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H27.2)

2015-03-04 | 日如上人御指南

 

平成27年2月度 広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成27年3月号 第829号 転載)

(大白法 平成27年2月16日 第903号 転載)

 皆さん、おはようございます。
 本日は、二月度の広布唱題会に当たりまして、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 既に皆様には御承知の通り、今月は宗祖日蓮大聖人御誕生の月であります。
 大聖人様は貞応元(一二二二)年二月十六日、法華経に予証せられた通り、外用上行菩薩、内証久遠元初自受用身の御本仏として末法に御出現あそばされました。
 その御出現の目的は、文底下種の妙法蓮華経をもって末法本未有善の衆生をして、ことごとく仏道に入らしめ、即身成仏せしめるためであります。
 故に、大聖人様は『御義口伝』に、
「今日蓮が唱ふる処の南無妙法蓮華経は末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり(中略)妙法の大良薬を以て一切衆生の無明の大病を治せん事疑ひ無きなり」(御書1732)
と仰せられているのであります。
 この御文中、「今日蓮が唱ふる処の南無妙法蓮華経」とは、すなわち久遠の本法たる妙法五字であり、人即法・法即人の妙法蓮華経にして、人に約せば久遠元初自受用報身如来御再誕、末法御出現の御本仏宗祖日蓮大聖人であり、法に約せば久遠元初の妙法であります。
 この人法一箇の妙法こそが、末法の一切衆生救済の根源であります。
 しかるに、世間の多くの人達は、この一生成仏の正しい法を知らず、謗法の害毒によって仏法の正邪に迷い、ために苦しみから逃れることができず、苦悩に喘いでいるのが現状であります。
 その結果、依正不二の原理によって、人心の乱れがそのまま国土の乱れを呼び、一国が無間大城に堕ち、苦しんでいるのであります。
 故に『秋元御書』には、
「謗法の者其の国に住すれば其の一国皆無間大城になるなり」(同1450)
と仰せられているのであります。
 まさしく、世の中が乱れ、人々が不幸と混乱と苦悩に喘いでいる原因は、すべて邪義邪宗の謗法の害毒にあり、この謗法の対治なくして、人々の幸せも、世の中の平和も、国土の安穏も実現することはできないのであります。
 ここに今、私どもが謗法を対治し、折伏を行じていかなければならない大事な理由が存しているのであります。
 されば『聖愚問答抄』には、
「今の世は濁世なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此の時は読誦・書写の修行も観念・工夫・修練も無用なり。只折伏を行じて力あらは威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり」(同403)
と仰せられ、邪義邪宗の害毒によって苦悩に喘ぐ、末法本未有善の衆生を救済するための具体的実践方途こそ、折伏であることを明かされ、弟子檀那一同に対して、一向に折伏を行じていくべきことを御教示あそばされているのであります。
 さらに『曽谷殿御返事』には、
「法華経の敵を見ながら置いてせめずんば、師檀ともに無間地獄は疑ひなかるべし」(同1040)
と仰せられ、謗法の者を見ておいて、それを黙過し、折伏もしない者は「師檀ともに無間地獄は疑ひなかるべし」と、厳しく御教示あそばされているのであります。
 よって、一人ひとりがこの御金言を心肝に染め、いかなる困難や障魔が競い起きようが、敢然として折伏を行じ、誓願達成へ向かって僧俗一致して前進されることが肝要であります。
 特に、今や創価学会は頭破七分して、
「弘安二年の御本尊は受持の対象にはいたしません」(聖教新聞・平成26年11月8日付)
と述べて、本門戒壇の大御本尊への信仰を否定する大謗法を犯し、この上なき大罪を犯すに至りました。
 私どもは、かくの如き、会員を誑かして正しい信仰から切り離す、無慚極まる悪業に対して、敢然として彼らの誤りを糾し、迷える多くの創価学会員を救済していかなければなりません。
 どうぞ、皆様には御本仏大聖人様の御意のままに、一切衆生救済の崇高なる使命をもって、いよいよ妙法広布に励み、もってまずは三月の期日までには、第二祖日興上人御生誕七百七十年、法華講員五〇パーセント増の誓願を全支部が必ず達成するとともに、新たなる目標である平成三十三年・大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築の実現へ向けて、御精進されますよう心からお祈り申し上げ、本日の挨拶といたします。

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

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