ボランティアはほんとうにたくさんの人が病気になる。いや、ボランティアだけではなく、インド旅行者もそうだろう。
いま、肝炎になっている人もいれば、下痢や吐き気、発熱、いろんなものがいろんな原因から起こり始める。
長く何年もいるボランティアでさえ、下痢や嘔吐はする。長くいるボランティアの方が食べ物にほんとうに気をつけながら毎日を過ごしている。
病気になり、不安や恐怖を感じながら、そして、学びながら、今まで来たからである。
話をする機会のある人にはいろいろと話もするが、やっぱりかなりの人が日本へ病気を持ち込んだりしているのだと思う。
長くいるボランティアは毎日の食事はだいたい同じものを同じ場所で食べることが多い。自分も食べるものは作りたて時間をみて食べにいく。そして、そのバランスもつねに考えながら食べる。日本ではそうしている人も多いだろうが、初めてインドに来る人たちはやはり珍しいものが目に付くのだろう。カラダのバランスや安全な食事のことも考えずにいてしまう。
ある人は大丈夫でも、ある人にはまったく大丈夫ではないものもたくさんある。
毎日、きちんとした生活をし、身だしなみを整え、仕事をするのが何よりだが、なかなかそうしたことまで気が回らない人が多いのだろう。
残念なことであるが、傷つきながら学びしかないのかも知れない。ここで毎日ボランティアをすることは簡単なことでは決してない。
そして、ボランティアとは放れたところでの感覚をも、ここのでの思い出になるのだろう。しかし、それをしっかりと区別し、判っているの者がどれだけいるのだろう。そんなことをよく考える。
二月になり、日本人も増えてきたから、なおさら、そんなことを考えたりしている。
今日はとってもいい天気。駅も静かだった。少しゆっくり休んで部屋の掃除でもしよう。