木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

ミモザが咲き出しました

2011年02月27日 | 日日録
ピエール・ボナールに「ミモザの見えるアトリエ」という絵がありますが、
その黄色があまりに幻想的なので、我が家もあやかろうと4年前に
ミモザの苗を植えました。
ミモザの葉を好んで食する蛾か蝶がいるらしく
1年目は葉のほとんどを食べられてしまい、枯れ木寸前まで追いやられました。
2年目はやっと生き延びた命を長らえるだけで精一杯で暮れました。
3年目にやっとミモザらしい花を咲かせて一寸幻想的な気分を味わいました。
「石の上にも三年」とはよくいったもので、ミモザも4年目でやっと花咲く時がやってきました。
ミモザの花は結構長持ちするのでこれから1ヶ月くらいは楽しめると思います。



昨年気がついたのですが、ミモザは花咲いたまま枯れます。
散るということがないのです。桜のように散り際の美学というものがありません。
そのまま化石化してしまうのです。
勝手な言い分ですが、そこが納得できない唯一の欠点です。


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