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日本の10大庭園 読す

2013年11月28日 | 読後記
日本の10大庭園  何を見ればいいのか   重森千青著   祥伝社刊

筆者は作庭家「重森三玲」の孫にあたります。
こういう仕事は代々受け継がれてこそ実りがあると思います。
次の世代にも継承されることを期待します。
紹介されている10大庭園のうち「一乗谷庭園」と「徳島城庭園」の2つは
見る機会を得ていませんでしたので、そのうち必ず見に行こうと思います。
特に、「徳島城旧表御殿庭園」は面白そうな庭なのに全く知りませんでした。
徳島って何となく存在感が曖昧ですよね。
四国の松山城、高知城、高松城は見知っていましたが、
徳島に城があることすら知りませんでした。
日本の庭園は、全て「鶴亀蓬らい様式」なのだと知りませんでした。
桂離宮の「真の飛石」の「真」とは加工石の構成という意味で、
「行」とは加工石と自然石の構成、
「草」とは自然石の構成ということも知りませんでした。
知らないことが多かった。
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