今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

舟和の芋ようかん

2011年11月15日 | 「う」のひきだし
「浅草へ行ってきたよ~」と母親からお土産をもらいました。
浅草・舟和・芋ようかん・・・・これってかなり有名ですよね??  確か落語のマクラか噺だかにも出てきたと思います。

浅草演芸場の反対側に歩いていったらあったような・・・去年浅草に行ったときにちらっと見た記憶があります。

               
                 思わず一個パクッ あかん写真。

かわいい~ きれい~ 右の丸いのはあんこ玉といって、コーヒー、苺、みかん、抹茶、小豆等が。左は、芋ようかんです。
ぎっしり! よくぞこんな重いものを、ありがとう。

日持ちがしなくて、賞味期限は明日。え~こんなに食べ切れへんわ。と思いきや甘さ控えめであっさり、くどくなく結構食べられます。
お茶にも合うし、コーヒーにもいけます。
なんだかんだとみんなで食べたら賞味期限、気にすること無かったです。

ごちそうさまでした。

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草すべり

2011年11月14日 | 「本」のひきだし
          
           ブクログより

題名の草すべりとは、山の登山ルートの名前だ。
浅間山にあるそうだが、遠い山なので浅間山自体あまり馴染みがない。
昔、子供の頃に起きた立てこもり事件を連想してしまう。

主人公は末期患者を毎日何人か見送る激務に耐えかねてうつ病を発症してしまい、療養を兼ねて山登りをしている、ほぼ作者とかさねてしまうような中年男性だ。
昔のできごとや、幼い頃の記憶や、現実のできごとなどを交錯させながら、淡々と綴られている、そのあきらめではないがすべては受け入れるしか無いのだという一種悟りのような境地はこの年になると、すんなりと入ってくるものがある。

文中に出てきた言葉で「山歩きは人生の復路に入ってから始めた方が、より多くの五感の刺激を体に受け入れられる気がする。
若い身体は余剰の熱を外に向けて、発散するばかりだが、老い始めると代謝の低下した身体は外部からのエネルギーを積極的に取り込むようになる」という件は大いに共感するところだ。 


草すべり / 南木佳士・著

★★★☆☆

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なばなの里・イルミネーション

2011年11月10日 | 「暮らし」のひきだし
その昔、ショーを見ながらお食事をして、お風呂に入れる「長島スパーランド」という娯楽施設がありましたが、時代の波にのまれていつしか姿を消してしまいました。

しかしそのまま廃れていくのではなく、その後に新たに一年中何十種類というベゴニアが咲き誇っている「なばなの里」というのができ、「ジャズ・ドリーム」というアウトレットパークができ、そして数年前からなばなの里ではイルミネーションが点灯されるようになり、それらはひとつの巨大テーマパークのようになり、子供連れからお年寄りまで、一年中集客に成功されているようです。

さて11月3日、まさにイルミネーション点灯初日に行って参りました。
初日だし、すごい人出を覚悟していましたが、明日が平日ということもあり、のんびり歩き回れるくらいで良かったです。



入ったところ。



水面を利用して。
 


誰もが歓声をあげて通るトンネル。


トンネルを抜けるといよいよメインのお待ちかね。今年のテーマは「日本の四季」だそうです。



真っ白い雪景色の冬。



下に菜の花が咲いて、一面の桜の春。桜吹雪まで・・・




桜が散ったら、萌えるような若葉です。その後蛍が飛ぶんです!



花火です。夏です。



そして一面紅葉の秋。

私、思わず目の前に座り込んで、時間を忘れるくらい見入っていたら、季節は何度も何度も巡り・・・5歳位、歳をとってしまいました~
送迎バスの時間が迫りやっと腰を上げたのでした。



帰りに通るトンネル。



帰りがけに振り返ってみた、お月様。イルミネーションに負けずきれいでしたよ。


メインのイルミネーションは毎年テーマが変わるようです。
誘われての参加でしたが、想像以上に感動して帰ってきました。


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金亀亭落語会

2011年11月05日 | 「落語」のひきだし
          

過日、金亀亭(こんきてい)落語会へ行って来ました。
滋賀県彦根市にあります。
この落語会は不定期ですが、どういう訳か東京の噺家さんの会です。過去の出演者を思いつくままあげますと、花録さん、志の輔さん、談春さん、市馬さん等々、そうして本日の菊之丞さんと喬太郎さん。
今をときめくそうそうたるメンバーです。けれどもやはり関西人には馴染みが薄いのか、いつも満員御礼にはなりません。
志の輔さんの時などチケット発売からだいぶ経ってましたが2階の補助席でしたが買うことができました。

あの恒例のパルコ寄席のチケットを何分か何時間かで完売する噺家さんですが・・・・びっくりします。
志の輔さんを聴きに行ったあと会員になりまして、それから談春さんは一番前、今回は2列目で聴かせていただきました。

今回の演目
春風亭朝呂久  やかん
古今亭菊之丞  幾代餅
柳家喬太郎   寿司屋水滸伝

中入り

古今亭菊之丞  町の若衆
柳家喬太郎   文七元結


菊之丞さんの幾代餅は、芸風は全然違うけれど志ん朝師匠の噺をついでおられるのかな、と思わせるところが随所に見受けられました。ただ今菊之丞さんは世のおばさま方を夢中にさせておられる方だとか、確かに色っぽいお方です。前のご婦人は手を胸の前で合わせ、うっとりと聴いておられました。

喬太郎さんは初めて聴きました。この方は新作落語一辺倒だと勝手に決めていましたですので文七元結が始まったときはビックリしました。聴かせましたね~  もともとお芝居でもある噺なので多少芝居がかっていても良いでしょう。
場内はしわぶきひとつ聞こえないまさに水を打ったよう。噺は知っているのにのめり込んでしまいました。

来年2月にはなんと!(どういう意味か)志らくが出演だそうです。
好き嫌いでいうと○○○ですが、食わず嫌いもいけませんのでこの機会に聴いておこうかな、と思っている次第です。
コメント (2)
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黄金の騎士団

2011年11月01日 | 「本」のひきだし
                 
                 ブクログより

今世の中で、もろもろの事情で親に恵まれていない子供達、そういう子供達の気持ちで、子供達に成り代わってこの本を読んだ。

最初はなんの予備知識もなく、井上ひさしの遺稿ということで手に取った本で、すごくつらくて重いできごとが次々と起きるわけだが、悲壮感がない。それが井上ひさしの作風というか良いところで、奇想天外なできごとも、それほど現実離れしたことでもなく、そんなこともあるかもしれない、と思ってしまう。

先物取引や相場の説明を丹念に読めば、すぐにでも始められるほど詳しく書いてあるが、そこらはさらりと読んで、さあいよいよ最後の仕上げだ!華々しいフィナーレだ!  というところで終わっている。

そう、未完なのだ、この本。昭和63年から新聞に連載されているのに
どうしてそんなに放っておいたの?
文中で、相場の手じまいのやりとりで、「ヘミングウェイが亡くなったといって、誰が続きを書けるだろう・・・」というくだりがある。
これってまさにあなたに言えることですよ、ひさしさん。

もう~一番いいところがねぇ、もう唖然ですよ最後のページに(未完)ですもん。
だから★四つです。


黄金の騎士団 / 井上ひさし 著
★★★★☆

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