今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

己高山と鶏足寺

2016年11月25日 | 「山」のひきだし
毎年11月20日前後が紅葉の見ごろだという己高山と鶏足寺に行ってきました。
3年ほど前に行かれた時の話を伺い行ってみたいと思っていました。

待ち合わせは己高庵の下の駐車場、これを間違えまして15分ほどボ~と待っていましたが、もしやと連絡をしてみるとやっぱり間違っていました。
正しい駐車場は、登山届のポストがある駐車場でした。ハイシーズンということでとにかく駐車場がいっぱいあるのです。
合流してやれやれと支度をしていると、おじさんがやってきて「今日は己高庵でお茶会があるからここには止めないでください」とおっしゃるんです。
え~でもほぼ満車のこれらは明らかに登山者の車と思われます。ちょうど見つかった間の悪い私たち。
でも言われたら無視もできず、1台だけ置かせてもらって、登山口まで行くことにしました。🙇

登山口にも5・6台止められる広い場所がありました。

すぐに登山口。



最初から雑木林でいい気持。黄色い葉っぱはクロモジ?シロモジ?



ほどなく鉄塔が出てきて、まっすぐの道が木でとうせんぼしているように見えたので鉄塔のほうに行きましたが道はなく、とうせんぼと見えたのは木の根っこでした。



開けた場所に出ました。


六地蔵。
近江では一番古いと言われているお地蔵様たちが鎮座されていました。


ほんとね。


比良の方面。ここにも鶏足寺跡という看板があったんですが。





右に横たわっているのは山本山ですかね。




ここが鶏足寺跡、すごく広いです。
湿地帯があり、春にはクリンソウが咲くそうです。



分岐、ここを左に行きます。



写真ではあまりわかりませんが、かなりの急登。


登りきると頂上。
頂上は雑木林の中で展望はありません。



南側に木々の間から伊吹山が見える。


山頂付近の木々はすっかり葉っぱを落としています。



ブナの木もたくさん、春も楽しみです。



P778を過ぎたあたりで、おじさんが看板の設置をされていました。
ちょうどここは分岐になっていて、目の前には立派な道があり思わずまっすぐ進んでしまいそうになりますが、直角に右折します。
まっすぐの道は途中でなくなるのだそうです、おじさんがいてくれてよかった。



巡視路を下ります。



琵琶湖。









先ほどのおじさんがこれから設置する看板。判読がむつかしいですが、文字の書かれたこの木が目印。

何の目印かというと、逆杉を見に行きます。
目印を左に降りて行きます。

こんな目印もあります。



樹齢推定1000年と言われる杉。逆杉と呼ばれ滋賀県の天然記念物に指定されています。


根元から見上げてみると、見事な枝ぶりとその巨大さに驚きます。



ここは高尾寺跡で周りの紅葉が素晴らしい。
最盛期には息をのむような紅葉が楽しめるでしょう。
鳥のさえずりしか聞こえない静かな静かな時間。。。





40分ほど歩くと車道に出てほどなく石道寺に降りてきました。観光客の人たちがたくさん。





鶏足寺にやってきました。


終盤かな。



落ち葉のじゅうたん。ここは紅葉保存区間として、参道の一部を通行規制してあります。
ですので、区間の始まりと終わりには、写真を撮る人が群がっています。
私は脇から撮ってみました。



とにかくすごい人出。向こう側でもこっちを撮る人がいます。


今日の天気予報は曇り、ましてや北部は冷え込む予報、しっかり寒さ対策をして雨さえ降らなければ良しとしようぐらいの気持ちできましたが、
予報はうれしくはずれ、朝からずっと青空。
休日なので登山者も多いのかなと思いきや、それほども出会わず、降り積もった落ち葉をもふもふ、かさこそ踏みしめて、中世の仏教遺跡を訪ねる山歩きでした。

ありがとうございました。


平成28年11月23日(水)晴れ
己高山(こだかみやま)・922・6m

登山口(8:12)~頂上(⒑:27)~逆杉(⒓:06)~鶏足寺(13:36)


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