今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

富士山を望む山シリーズ・天城山

2016年06月09日 | 「山」のひきだし
春はシャクナゲを見に天城山へ行きましょう、と楽しみにしていましたが、お天気が悪かったり都合が合わなかったりやっとこ出かけましたが、シャクナゲには遅いでしょうねぇ。

天城山と言えば、石川さゆりの歌や伊豆の踊子などが思い浮かびますが、私は以前本で読んでいた天城山心中をまず思いました。
天城山心中とは、ある年の暮れ大学生の男女が天城山でピストル自殺をした、というものですがその女子学生が愛新覚羅慧生(あいしんかくらえいせい)さんと言いまして、清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の弟溥傑の長女であったことから、その特異な出自など当時かなりの話題になったそうですが、謎や諸説もいろいろあったようです。
詳しくは、「流転の王妃・福永嫮生 著」に詳しく記されています。
天城山という山はないらしいので、この山域には違いないのでしょうが、彼らは確か峠の方から山に入ったと思われるので、今日歩く山ではないのですが、しばし思いをはせたのでした。

すんごく前置きが長くなりましたが、前夜は天城高原ハイカー専用駐車場で車中泊しまして、明日に備えました。
トイレも完備の広い駐車場に車は3・4台でした。


縦走はしません。


登山口、いきなり下ります。


看板の下に取り付けてありました。くつ底土おとし機。



ほどなく初めての分岐です。四辻。


これはつつじ、これからもずっと癒してくれます。


コアジサイはまだ蕾。




新緑の中を行く。


ちょっと横道に入って展望を。


出発して1時間ほどで、万二郎岳到着。樹林帯の中です。


ドウダンが出てきました。


こぼれそう。


満開。


風車がたくさん見えます。




もう一息?


ブナがきれいですね。


シャクナゲが出てきました。
時期はすでに遅いけど、今年の花はどうだったのかな。


頂上直下の急登もなく、なんとなく着いてしまった、万三郎岳。やはり樹林帯の中。
時間はまだ9時前、でも頂上に着いたらなんとなく食事、というイメージがあって皆さんもなにがしかを口に入れておられます。
お腹がすいているのかいないのか、とりあえず私も食べておこうかな、朝が早かったし。

同じくらいの年代の方々とお喋りも楽しみ、さてぼちぼちとザックを担いで支度をしていると、のこさんのザックにつけてあるキーホルダーを見て、「もしかして、ドルフィーさん(本名を言われましたが)のお仲間ですか?」と一人の男性が声をかけてこられました。
「えっ!!そうですが・・・」と一同びっくり仰天。
男性は、郡上白鳥から来られた、ドルフィーさんのお知り合いの方でした。
いや~世間は狭いというべきか、ドルフィーさんの交友関係の広さというべきか、楽しい出来事でした。

お連れになった人たちと、ちょっこと周回して帰ります。


すがすがしい。


ずっと咲いてましたね。


ヨウラク。


帰ってきました。
結局、富士山は見えませんでしたが、いろいろな花に癒され、いろいろな人との楽しい交流もあり、一日目の山は終わりました。

駐車場で、名残惜しくまだまだお喋りは続くのですが、予定があるので私たちはお先に失礼しました。
他の人たちは、それぞれ単独の男性で、家を出たらしばらくあちこち山を歩くんだと、優雅におっしゃっていました。うらやまし~~





平成28年6月2日(木)晴れ

天城山

天城高原ハイカー駐車場登山口 (6:20)~万二郎岳・1299m(7:30)~万三郎岳・1405m(8:44)~下山(11:30)


≪観光編≫


浄蓮の滝。



韮崎反射炉、世界遺産だそうです。



箱根に向かう途中で。


ど~んと富士山が見えるはず。


聞いていたけど初めて。


こんな高いところからも見張っていたんですって。
  
途中で温泉に入って、食事をして今夜の宿泊地、公時神社に向かいます。
さあ! 明日は金時山へ登ります。富士山見えるかなぁ。



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