フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

コンサートの日の横浜アリーナ

2010-12-14 22:27:35 | ハロプロ2010
 何回も通って、すっかり新鮮さなど感じなくなっていた筈の横浜アリーナ。それなのに久しく足を運んでいないと懐かしさでいっぱい。そばにいる時は何とも思っていなかった。いるのが当たり前だった筈の人が、しばらく会えないでいたら妙に愛しくなるような、そんな感情にも似た気持ち。横浜アリーナ、ヒサシブリ。

 新横浜駅を降りてエスカレーターを下り、駅前広場へと出る。右手のハンバーガー屋の並びにある書店がいつもハロプロの写真集などをワゴンに並べて店頭で販売している。その勢いに押されて、昔の写真集を思わず買ってしまうヲタ。
 その近くでテキ屋さんが商売中。アンオフィシャルな生写真が所狭しと掲げられて売られている。人気メンバーは種類が多く、その辺りの差は露骨だ。非公式だから遠慮がない。余ったら儲けに響くから人気リサーチなども入念に行なっているのだろう。

 交差点を渡りまっすぐ歩けばコンビニや飲食店。開演前の買い物やオフ会で賑やか。まっすぐ歩かず右に歩いていくとプリンスホテルの先に歩道橋が見える。雨でも濡れない屋根付き歩道橋は横浜アリーナ会場前に直行出来る。階段を下りると当日券売場がある。人気公演だと当日券は出ない。歩道橋の中では、「チケット譲ってください」というボードを掲げる人や、「今日のサイリウムは○○色だよ」と、どこで情報を仕入れてきたのかサイリウム祭に合わせてサイリウムを販売するテキ屋がいる。オペラグラスも売っていたりするが精度はどの程度なのかは未知の世界だ。

 あまり広くない会場前には大勢のヲタが集う。会場前の駐車場にはメンバーの顔写真や名前などがプリントされた車が停まっていたりする。会場左のスペースではグッズの販売も行われていて、トレーディンググッズを見せ合うヲタなどの姿もある。

 終演後、大混雑な会場から飲食店の並ぶ通りの方に歩いていくと、店の前には客を呼び込む店員が「店内でハロプロかけてます」をセールスポイントに呼び込みを行なっている。そういう店を選んで入ると、「乾杯の音頭を女性店員がやります」なんて店もあったりして、女性店員が「○○ちゃん卒業おめでとう!乾杯!」などと、ヲタから受けた乾杯の音頭リクエストに応えた口上を叫んでいたりする。

 ヲタトークと酒だけが夜の新横浜の華ではない。卒業公演では多くのヲタが会場から駅前までを、卒業メンバーの名前をコールしながら歩いている。
 このヲタの卒業メンバーコールの光景を見ると思い出すのが、2002W杯で、ここ新横浜にある横浜国際競技場(日産スタジアム)で試合が行われた日に観戦にやってきたブラジル人サポーター達の陽気な姿だ。彼らは横浜線の車内から歌い、新横浜駅前から打楽器を奏で、歌いながらスタジアムに向かっていった。日本人には到底真似が出来ない光景に思えたのだが、ここ日本にもラテンな人々が居たという訳だ。

 明日、ヒサシブリに横浜アリーナに行く。あの雰囲気は他のコンサートでは味わえない。ハロプロの現場独特なラテン空間の雰囲気に街が少し染まる日が帰ってきた。

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