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三浦半島小さな旅 その11 秋谷・芦名・佐島・久留和

2008-02-23 20:22:08 | 町と旅

 風が少し冷たい青空の休日(2/11)。私は京急の新逗子駅から葉山まで歩いていた。今日は、このまま三浦半島西海岸を散歩するつもりだった。ところが、コンビニで調達する予定の昼食を、コンビニの場所を勘違いして買いそびれたまま長者ヶ崎にまで来てしまった。この先にはしばらく食事出来る店はない。長者ヶ崎に食堂はあった筈で、その先の峯山にはレストランがあった筈だが、今日は予算節約で来ているのでそのあたりの店はスルーして、この先の秋谷にあるコンビニでパンを買う事にした。
 長者ヶ崎からバス移動。10分とかからずに秋谷に到着。この辺りは葉山町ではなく横須賀市になる。秋谷の海岸で砂浜に置かれた石に腰掛け昼食。私の前に母娘もやってきて昼食を始めた。地元の人なのだろうか?この辺りは人も少なく静かだ。海の向こうに遠く江ノ島が見える。
 秋谷で昼食をのんびりしたあと、再び散歩開始。秋谷海岸の近くには「大楠温泉」という温泉があるのだが、今日は入らずに隣町の芦名に向かう。
 芦名の町は人家はそれなりに建ち並んでいるが、歩く人も走る車も少なく、物音がしない路地を歩いていると、どこか遠い町の漁村に来たような錯覚をおぼえる。静かな小学校の横の小道を歩き海に出る。
 小さな芦名港の海岸から更に南に歩くとヨットハーバーが現れた。小さな漁村の旅から突然のリゾート気分。
 ヨットハーバーを過ぎ、海沿いの道を左に大きくカーブすると佐島港が現れる。なかなか大きい漁港で、海上には漁船が幾艘も停泊している。
 太鼓の音が聞こえてきた。何事かと思って音の方向を確かめに行くと、神主さんが儀式を行っていた。地鎮祭であろうか?
 佐島の港からは天神島という小さな島に渡れる。渡ると言っても、全長10mくらいの短い橋を渡るだけなのだが、島の旅である。
 小さな島なのだが、沿岸には100種類以上の植物が繁殖していて横須賀市の自然教育施設も兼ねた島になっている。その入口に行くと門が閉まっていた。月曜日は休日だと入口に書いてあった。島の海岸は磯が広がり眺めも良いだけに残念。

 佐島を後にして、芦名、秋谷と引き返してきた。更に葉山方面に向かう。だんだん日が傾いてきたせいか、少し寒くなってきた。秋谷海岸の北側にある立石では、夕日を撮ろうという人が三脚を置いて場所取りをしていた。そして、その横の駐車場入口には順番待ちの車の列。突然どこかの観光地にやってきたような錯覚をおぼえる。
 立石で夕日を撮るのも良いかなと思っていたけれど、騒々しい雰囲気に気は変わり、立石から葉山寄りに北に位置する久留和へ向かう。
 ここは特に何かある訳ではないせいか、観光客はいない。地元の人が散歩しているだけだ。そんな普段着な海岸を夕日が染め始める。
 私は、どこで夕日を撮ろうか場所を考えつつ、砂浜をのんびり歩いた。慌てる事はない。三脚で場所取りをする必要もない。
 久留和の海岸のはずれにやってくると、夕日は色を変え始め夜の支度を始めた。周りには誰もいない。公園や駐車場のない海岸にやってくるのは地元の人や、私みたいな物好きだけだ。
 少し暗くなってきたので、デジカメの手振れ補正のスイッチをオンにする。聞こえてくるのは、波の音とシャッターの音だけ。
 日が沈んだあとは、近くのバス停から逗子駅行きのバスに乗って帰る。バス停の名前は「子産石(こうみいし」という。丸い形の石がこのあたりの海岸によく見かけられ、これを撫でると子宝に恵まれると言われる石である。その丸い石の特大版とも言うべき大きい石がバス停横に鎮座されていて、由来などの説明書きもあった。今は静かだが、この石を探しに訪れる人もいる海岸なのであった。
 子産石
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/g_info/l100004030.html


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2 コメント

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行ってみたい (たく)
2009-05-20 01:04:41
こんばんは。

画像の砂浜、イイ感じの場所ですね。二月下旬の記事ということは、5時か6時ごろにお撮りになられた写真でしょうか。やはり、砂浜と海というテーマの写真を撮る際は早朝も良いですが夕方がベストなのかななんて思っています。被写体をひとつにしぼらず、複数の魅力的な要素を一枚の写真に収めることができるからですかね。例えば、真っ赤な太陽、その光をさらにキラキラさせて輝く海面、程よく暗くなる砂浜。この感じが好きです。


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Unknown (管理人)
2009-05-21 22:11:34
>たくさん コメントありがとうございます。

exifデータを見たら18:38とかなっていましたが、これは五時くらいの写真ですね。空がオレンジに輝いていました。
富士山が見える日だったので、富士山と夕陽という写真も撮れたのですが、敢えて人の少ない浜で、寂しい写真を撮りました。
夕方の海は露出を決めるのが難しいですが、とても綺麗な写真が撮れると思います。いろんな色が海に現れますね。
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