フリージア工房 国道723号店

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最初で最後のコダクローム紀行

2007-03-15 22:51:38 | 写真とカメラ
コダックのリバーサルフィルム「コダクローム」が、三月を持って販売終了となると聞き、慌てて買い求めた一月。地元の量販店に三本だけあった内の一本を買いました。
慌てて買った理由は、実は今までコダクロームを使った事がなく、前から一度使ってみたかった…という思いを抱いていたら、販売終了という事で慌てた!という流れです。
あちこちの店を探しているようなコダクローム常用者の方、こんな私が貴重な一本を買ってしまいスイマセン。

さて、入手したものの何を撮るか悩んだ私は、桜か梅を撮ろうと決め、結果は先日梅を撮りに行ってきました。

富士山をバックに梅の花が咲く小田原の曽我梅林に、JR国府津駅から乗ったバスでやってきた私。バスを降りると梅の香りが一面漂っていて良い感じ。しかし、青空は雲が厚く富士山見えず。

それでもめげずに、持参のAF一眼レフミノルタα-9000を取りだし撮影散歩開始。風景は広角28mmF2.8レンズ、梅や近景は100mmF2レンズと、付け変えしながら撮り歩き。
一時間ほど歩いたあと、御殿場線下曽我駅に到着。少し待つと国府津行きが来るようなので、それに乗る事にしましたが、まだ一時を回ったくらいの時間で、フィルムも10枚くらいしか撮っておらず、思案した末に海が見たくなり真鶴に移動しました。

真鶴駅からバスに乗り、真鶴岬の先端までやってきました。
バス停近くの売店のガラス戸の前に猫がいて、ガラス戸越しに少女が猫をあやしている姿が、とてもほのぼのとしていい光景だったので、ポケットからデジカメを取りだし一枚撮影。
売店から下は岬の先端。その先に三石という岩が波に洗われています。海岸は砂でもなく岩でもなく、拳大くらいの石がたくさん転がっていました。そんな不思議な海岸風景を数枚撮影。

岬からはバスで来た道を徒歩で引き返しました。岬の道は、意外にも山道な坂道で、私と同じように歩いている人もちらほらいましたが、小春日和な陽気で歩くには少し暑いくらいでした。
道を下りきると、港が現れて海岸沿いを行く道になりました。青々とした海を望める道なりには、寿司屋などがポツポツあり、やがて魚市場が現れました。
昼食を食べた時間が遅かったので、魚を堪能する意欲は残念ながら無く、私は少し西日になってきた太陽に照らされた静かな港をのんびり撮影。ブログ用にとデジカメでも撮影。人もまばらな日曜の港に、釣りをする人が若干。ちょっとした哀愁風景。

道はやがて登り坂となり、駅につながりました。商店もそれほど多くない真鶴の町と海の静けさは、去りゆくフィルムで撮るのにふさわしい!
帰る頃になってようやく、コダクロームで撮る題材は梅でも桜でもなく、静かな港町がジャストフイットだった事に気づき、真鶴を後にした私でした。

今回のBGM SAKURAドロップス / 宇多田ヒカル

(今晩、ハロプロヲタを一番騒がせているネタ「モーニング娘。に中国人加入」については後日書きます)
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2 コメント

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Unknown (うめまあさ)
2007-03-19 20:28:11
KRを最後に味わいましたか。販売終了のアナウンスの後、結構売れたみたいですね。三月初旬に立川の大きい店にはPKR共々在庫が少々でしたが。

赤黄の独特且つ絡む様な重めの発色を経験しておいたのは、国産の発色なれした私たちの目には、良い意味で小さな異文化だと思います。

真鶴の町は、東海道の工業地区ではない、漁師町の鄙びた町の風情を色濃く残していて、いい感じです。それでも駅付近にセブンイレブンや、建売住宅が建ち始めてから少なくとも駅付近の雰囲気は、若干変わった様に感じます。

ただ、海風と太陽の光は昔のままですね。
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真鶴 (愛さゆみん@管理人)
2007-03-29 23:07:06
小学校の遠足以来の真鶴でしたが、私の好きな「坂と海の町」だったので、散歩は楽しかったです。隣町の湯河原より鄙びていて気に入りました。

確かにセブンイレブンは風景に馴染んでいませんでしたが、そこでビール買った自分です(苦笑)

ちなみに、その先に「ミキ工房」という店がありました。
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