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昭和三十年代と西鉄ライオンズの時代

2007-11-13 23:03:17 | フリーテーマ
昭和三十年代を舞台にした映画「ALWAYS~三丁目の夕日~」の続編がヒットしているそうです。
私は、昭和三十年代という時代に大変興味があり、この時代について書かれた本を読んだりするのが好きです。なので、この映画も観に行きたいと思っています。昭和三十年代の東京にタイムスリップさせてくれそうな映画です。

昭和三十年代は、日本映画に活気が有り、音楽界でも巧い歌手が揃うなど、大衆娯楽に非常に活気があった時代であると認識しています。大衆娯楽と言えばスポーツの世界でも、プロ野球の人気が高まり、プロレスの街頭テレビが人気を集めた時代。
そんな時代に、九州のプロ野球チームが日本で一番強かった時期が昭和三十年代初めにありました。福岡県を本拠地とする「西鉄ライオンズ」がそのチームです。

当時の福岡県、北九州は八幡製鉄所が栄え、筑豊では炭鉱が栄えていた時代。しかし、時代は少しずつ変化を見せ始め、「黒いダイヤ」とまで言われた石炭が時代の流れから取り残され始めた頃でありました。

明るいニュースばかりではないそんな状況下で、福岡県または九州が今とは比べ物にならないほど、東京や大阪から遠い地方だった時代に、その地方のチームが日本一になるという快挙は、相当な歓喜を生んだと思われます。
まだ、飛行機路線網が今ほど整備されてなく、新幹線もなかった時代です。西鉄の選手達は夜行列車で東京や大阪に遠征するという環境。しかし、それにもめげず昭和31年~33年まで三年連続で日本一となった西鉄ライオンズの活躍が、福岡県そして九州に与えた活力と勇気は、優勝経済効果いくらなどという机上の計算から割り出されたような数字では、到底算出出来ない類いのものであったと確信しています。

その西鉄ライオンズの時代をリアルタイムで知らない私は、本などで描かれる当時の博多または福岡県あるいは九州の熱気を、羨望の想いで夢想するのです。

そんな時代の熱気を疑似体験出来る漫画が手元にあります。小学館ビッグコミックスから以前に出版された「ぼくの西鉄ライオンズ」全二巻です。
この漫画を読むと、昭和三十年代の日本の大衆文化や、当時の博多の庶民の暮らしを感じとる事が出来、読者を昭和三十年代を過ごす博多っ子へと変身させます。
昭和三十年代も、福岡県も、どちらも好きな私はこの漫画を読みながら、タイムマシン体験をしている気分になります。

昭和三十年代という時代からは、特に大衆文化からとても大きなパワーを感じます。そのパワーの再評価が、映画のヒットと繋がっているような気がするとともに、その時代をリアルタイムで体験出来た人達を羨ましく感じている私です。

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