よみうりランドで行われたモベキマスのイベントから一週間経ちました。握手会には参加しないで帰った私には「神イベント」なものであったこのイベント。多くの参加者にとっては苦行とも言える想い出が残ってしまったようで。
握手会に参加するために握手券をもらうための列が出来る。それは入場列とはまた別のもので、入場してから更に並ぶという形式でした。
そして、90分にもおよぶ「プチハロコン」のような大サービスなステージが終わり、観客は握手の順番で待たされる。マナーの悪い客がルールを破り、事態は余計にややこしくなる。
私はそのあたりの事情をネットで読みながら思いましたが、もうハロプロは握手会をリリースイベントとして開催するのはやめたほうがいいのではと感じます。今回の件も一言で言えば「お客さんが集まり過ぎた」のが原因でもある訳ですが、来客数を読み切れなかった運営、それによる係員不足は明らかで、常に現場は混乱していたように思えました。
結局ハロプロは大規模握手会のノウハウがあまりない。ないのだからAKBの後追いみたいな事はもうやめるべきだと思うのです。握手会を普段以上に行なったモベキマスのCD売上が思いのほか伸びなかったのですから、ハロプロは握手会で売上を稼ぐ事は難しいという結果を生み出してしまった。
ハロプロは他のアイドルとは違うとは、ヲタが声高によく叫ぶセールスポイント。ならば、売り方も工夫する時期に来たなと思うのです。
この日のステージは、各ユニットが最新シングルと、盛り上がり系のシングル曲を更に二曲歌うセットリストでした。そして、トークは控えめに歌を見せる事をメインとしたセットリスト。これならば確かにアイドル的なステージの見せ方とは、ちょっと違うと納得させられる訳です。
私はこのセットリストに大いに満足して、スタッフGJ!と思った訳ですが、おそらく多くの観客もそう思った事でしょう。この日、ヲタ歴はまだ短そうな雰囲気の人や、いつも以上に見かけたたくさんの女性ファン。みんな楽しかったはず。
きっと多くの人は握手会がなくても、ステージがコンサート並の内容だとわかっていれば足を運んでいた事でしょう。だから、ハロプロはもっと自信を持って堂々と売ってほしい。確かに握手会の有無で売上は多く変わってくるかもしれない。しかし、実際は大幅には影響を与えないのではないか?
もうそろそろハロプロは次の次元に行く時なのではないだろうか?この日の運営を見て、AKBの真似事をしても綻びが出てくるだけであるとため息をつきつつ、見せている素敵なステージにもっと自信を持ってほしいとも思うのでした。
セットリスト
1. 各ユニットスペシャルメドレー
タチアガール(スマイレージ)~My Days for You(真野恵里菜)~
世界一HAPPYな女の子(℃-ute)~ああ、夜が明ける(Berryz工房)~
この地球の平和を本気で願ってるんだよ!(モーニング娘。)
2. ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!(モベキマス+エッグ)
3. LOVEマシーン(モーニング娘。)
4. まじですかスカ!(モーニング娘。)
5. プリーズ ミニスカポストウーマン!(スマイレージ)
6. スキちゃん(スマイレージ)
7. 青春のセレナーデ(真野恵里菜+エッグ)
8. 元気者で行こう!(真野恵里菜+エッグ)
9. Kiss me 愛してる(℃-ute)
10. 都会っ子 純情(℃-ute)
11. 甘酸っぱい春にサクラサク(Berryz工房×℃-ute/ベリキュー)
12. 付き合っているのに片思い(Berryz工房)
13. ライバル(Berrys工房)
14. ブスにならない哲学(モベキマス)