フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

4ピースのジグソーパズル

2011-06-03 23:00:55 | ハロプロ(スマ アン)

 読者の皆さんもご存知の通り、スマイレージが増員する事を発表しました。モーニング娘。以外のグループは基本的には増員はないものという認識があるからか、ヲタ界隈では反対意見も多く見かけます。では、自分はこのニュースを知った時どう思ったかというと、
「良いのではないかな」
と思いました。その後発表されたつんくPのコメントはまさに自分が思っていた事そのものです。

つんくPのブログ
http://ameblo.jp/tsunku-blog/day-20110530.html

 スマイレージは四人であるという事が魅力の一つでありました。カップリング曲としてカバーもしていますが、二期タンポポと同じ四人というのが個人的にはツボでして、可愛い子を並列な魅力で見せるには四人という人数はとてもバランスが良いと感じていました。
 三人や五人という奇数だと人数は少ないながらもセンターという概念が見た目でも、見せ方でも発生するし必要になる。六人以上だと人数が多く見えるから尚更にセンター、或いはエースは誰かを明確にしないと軽く見えてしまう。
 二人でも並列な感じにはなりますが、二人だとそれはもはやグループではなくデュオという別物。
 実際、スマイレージは一応人気の格付け的なものはあるものの、飛び抜けたセンターという存在がいない。そのあたりの緩やかな感じが既存のハロプロ勢とは異なる魅力を感じさせ、ヲタも高校生くらいの人が目立つなど立ち位置的にも外を向いたグループでした。

 しかし、その突出した存在を作らない事による心地よさが本人達の心理状態にも様々な影響を与え続けてきた結果なのか、メジャーデビュー以降、もっと言えば秋くらいからグループの醸し出す空気に緩さを感じてきました。
 夏にはハロプロコンサートだけではなく、ももいろクローバー、bump.y、SKE48(登場順)とコンサートで競演。このステージが本人達にとって良い刺激になれば良かったのですが、「スマイレージ良かった!」という評判の良さに満足してしまったのかどうか、夏以降足踏みしていく訳です。確かに当時はこのブログでも、スマイレージのパフォーマンスは良かったと絶賛したのは確かですが。

 売上は低迷し始めるも、その頃からテレビなどのメディア露出が他ハロプロ勢と比べて多くなり、事務所の期待を感じたものでしたが、結局それも裏目に出てしまっている感が強い。露出の増加とともに、いわゆるDDヲタの支持がだんだんと減っていくのを自分も感じていました。
 しかし、人気低迷でも変わらずにメディア推しは続く、テレビの中のメンバーはやんちゃに振る舞う。まあ、これはカメラが回っている前での事、キャラを演じているだけだと思いつつも、そこに漂う空気はハッキリ言って、「同年代メンバーが集まって馴れ合っている」ように見えていました。まさに「サークル活動」。

 そういう普通っぷりが親しみやすさと評価され支持される時代ではありますが、スマイレージが所属しているのはハロプロ。どこかその振る舞いが浮いてきていたのも事実。
 何かグループの空気が変わるような事がないと浮上は難しいのではないか?と、シングルVの売上がモベキはともかく真野ちゃんにも抜かれてしまったスマイレージを見ながら思っていた今日この頃。メンバー増員は「そう来たか!」と良くも悪くも感心した次第です。
 本当は確かに増員なんてしないで済むならその方がいい。何人加入するかにもよりますが、どうやって新しい芽を咲かせ、その子達が四人と融合していけるのか、正直に言ってあまり明るいイメージを描けない。
 でも、ここで何かをやらなければ何も変わらない。メンバー達のハートに火をつけて発奮させるには、このくらいの荒療治をしないと未来は描けないのかもしれない。
 私はつんくPのコメントを読んだあと、自分も同感、やっぱりそうなのかなどと思ったのと同時に、そこまで追い込まれてもいたのだなと、スマイレージを取り巻く状況に気分はシリアスになりました。

 しかし、オーディションはもう明日から始まる。これを機に精神的に変われるチャンスをスマイレージは頂けた。あとは四人が今までとこれからをじっくり見つめ直し、二期スマイレージを咲かせる事に全力を上げてほしいと思います。不安より期待を求めなくてはいけない時期なのですから。

コメント (4)
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