モーニング娘。とAKB48が一緒に歌う企画をどこかやらないのかな?そう思ってきました。自分が見たいという訳ではなく、そういうコラボをする事で、良い意味でお互いが存在を意識し合える。事務所がAKBという名前をNGワードにしているよりも(苦笑)、交わっていく方がずっと健全です。
そして、その機会はあっけないほどあっさりと訪れた。まさかの24hTVで実現。
昨日の朝、ハロプロ代表のモーニング娘。とスマイレージが、今年のメインパーソナリティーをTOKIOと共に務めるAKBとコラボするのを見ようと10時くらいにテレビを点けたのですが、もうすでに終わっていました。なので、後からYouTubeで見ました。一緒にスタジオジブリのアニメソングを歌う企画。ゲストとして大橋のぞみちゃんも参加、森三中さんも交えて明るく歌い上げました。
と、終わりならば良かったのですが、やはりというか放送を見たヲタが色々言いたくなる内容だったのでした。何が? 歌が生歌で行われたからなのでした。
ご存知の方も多いとは思うのですが、AKBは日頃生歌は行なっていないようです。ここがハロプロヲタがツッコミを入れる部分であり、ハロプロはどんなに歌が拙いケースでも生歌。エッグの新人公演だって生歌だという事をヲタは主張してきました。
個人的な考えとしては、アイドルであると同時に歌手なのだから、歌は生歌で歌ってほしいというのが自分の考えです。下手なら下手でも仕方がない。それが現実なのだから、それを乗り越えるための努力をすればよい。だから、自分は今回の24hTVでAKBの歌がひどかったという意見に対しては、まあ仕方がないという思いです。問題は、「それでも口パク続けますか?」という事と、ハロプロもこのくらいで満足していてはいけないという事なのです。
口パクの事を少し書きます。
ハロプロは口パクはしない。生歌なのだと書きましたが、長い歴史の中でずっとそうやってきた訳ではありません。Berryz工房は結成当初からしばらくの間は生歌ではありませんでした。コンサートでも口パクしていたのです。
小学生ばかりのメンバー構成だからという擁護意見もありましたが、それがどういう影響を与えたかはハロプロヲタの方ならご存知の通り。敢えて厳しく書かせてもらいますが、少しばかし歌えないアイドルグループに育ってしまいました。
個々で見ればそんな事はないという意見もありましょうが、アイドルグループは全体が織り成すハーモニーというか、みんなの歌声で一つの評価だと思います。個々のレベルを持ち出してしまうのなら、AKBだってアイドリング!!!だってハロプロには歌で負けてない事になります。
生歌で歌わせるという事は、声の出し方とか、ダンスをしながらいかに巧く息継ぎをしていくかとか、そういう基本も学べていける筈です。Berryz工房のコンサートに行っていつも思うのが、声の出し方がバラバラで、後半息が上がってうまく発声出来ないメンバーも出てくる事。当然Berryz工房も指導は受けているとは思うのですが、デビュー時に口パクという過保護な事を行なった影響が少なからず表れているように思えてなりません。
Berryz工房ばかりを責める文になっていますが、発声そのものはエッグもダメです。エッグはイベントや新人公演は生歌ですから、スキルの問題もありましょう。Berryz工房はスキル的にやれば出来るかもしれないのに、歌唱力の伸びが小さい。デビュー時に口パクをやらせていた事は何もメリットはなかったのではないかという事を言いたい訳です。
話題を再びコラボの話に。
歌の件ではモーニング娘。に軍配でしたが、今回のコラボがもしトークバトルだったらどうだっただろうか?歌では存在感を示せたと言っても、そこに満足していてはいけません。謙虚に次のステップへ。
そもそも、番組的には出演させてもさせなくても、どちらでもいいような扱いをハロプロは受けている状態な訳ですが、それでも呼んでもらえるのは今までのこの番組への貢献度、そしてあの歌があるからですよ。そう、娘。ヲタ的にはチョッピリ聴き飽きた感があるあの歌。
「でっかい宇宙に愛がある」
でっかい心で、これからも他のアイドルとほどよく交わっていってほしいなと思います。AKBの皆さんと一緒に歌うモーニング娘。とスマイレージ、いい笑顔でした。
でっかい宇宙に愛がある(MM2009秋)