フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

明日は明日の君が生まれる

2010-08-28 21:47:27 | アイドル etc

 少しけだるい土曜の午後のアイドルヲタ二人によるアイドル話。

 ヲタA「今大人気のアイドルグループ某のOGである某がAVに出たという話題を少し前に知ったけれど、昨日DVDが発売されたらしいね。ネットで話題になっていた。ここのブログ管理人はこの話題は取り上げないのかな?」
 ヲタB「これは他人事ではないですね。ハロプロの場合は事務所の契約がしっかりしているのかもしれないけれど、今まではそういう事がなかった。でも、ハロプロだってこういう事は起こらないとは言い切れない。そう思っていたみたいだけれど、だからと言ってブログで取り上げるのは違うよなあと思ったみたいです。」
 ヲタA「それはなんでかな?」
 ヲタB「同情した事を書けば、よく知りもしないで書くな。ほっといてくれ!とその某メンバーのヲタは思うだろうし、非難すれば、ハロヲタはこれだからと論争的視点で見られてしまう。どっちにしても、ヲタではない者が論じても冷やかしに思われてしまうだけだから触れないでおこうと決めたみたいです。」
 ヲタA「でも今回こうして俺達を使って雑談させているけれど、気が変わったのか?」
 ヲタB「最近ファンになったような人や、「しまっておけない気持ちを走り出しながら大声で叫ぶ曲」以降にファンになった人が、よくわかりませんと静観しているならともかく、今のAKB…。あっ、言ってしまった(苦笑)。話がわかりにくくなるから名前を伏せるのは止めよう。今のAKBには関係ないしみたいに言ったり、人気に水を差すなみたいな批判をネットで読んでいて黙っていられなかったみたいです。」
 ヲタA「現在とは関係ないっちゃ関係ないんだけど、下積みが長かったアイドルグループの歴史の上で、グループを支えていた一人を、この件の表面だけで捉えて叩くのも違うわな。」

 ヲタB「この騒動が表沙汰になった時に管理人さんはネットで中西里菜さんが以前テレビに出演したドキュメンタリーを見たので、思い入れも入ってしまったのはあるでしょうね。限られた収入で一人暮らしする彼女。スーパーで安い食材を買ってきて自炊する姿。彼女は故郷大分に弟妹を残して上京してきた。夢を叶えるために、家族を想いながら頑張る姿を見て、オンエア当時にこれを見ていたら、りなてぃんヲタになったかもしれないとか言ってました。」
 ヲタA「管理人は九州の子に弱いからな。最近もアイドリング!!!25号の後藤郁ちゃんが良いねとか言ってるしな。後藤ちゃんも中西さんと同じ大分県出身だな。今のAKBには大分県出身だと、さっしーこと指原さんがいるな。そのうち、さっしー可愛いなとか言い出すぞ。」
 ヲタB「管理人さんは九州では大分県が、泊まった町の数が一番多い県だから思い入れがあるとか言ってました。中西さんは今回の騒動の直前に自身のブログに、健康上の理由で大分に帰ると報告していたみたいですね。腰を痛めてAKBを辞めたそうだし、辞めた後に大声ダイヤモンドでグループはブレイクだし、不運なアイドル人生ですね。」
 ヲタA「何かと色々不可解ではあるよな。ブレイク直前に辞めたり、大分に帰ると言ってすぐにこれだし。」
 ヲタB「管理人さんは家族の事で急にお金が必要になったんじゃないかと推測してますね。ブレイク前に辞めた無念さからの売名行為なんかじゃないと見ているようです。」

 ヲタA「ところで、管理人が今日もなんか動画を見ていたらしいけれど、見たテレビ映像って何だろう?」
 ヲタB「2006年5月12日にNHK教育でオンエアされた「一期一会 キミにききたい」という番組です。ネットに動画があって、それを見たそうです。夢を追いかけるより現実に生きて大学に行ったりする方が良いと考えている女の子が、中西さんと対面して何かを感じていくという内容です。勿論当時から在籍して今も活躍しているメンバー、例えば高橋さんとか板野さんも登場しているのですが、AKB側のメインキャストは中西さんです。先ほど言ったような中西さんの日々の苦労が、女の子や視聴者の胸を打つだろうという事でのキャスティングでしょうね。」
 ヲタA「という事は、中西って子はAKBの代表みたいな扱いだった訳か。」
 ヲタB「女の子の前で、当時小学生だった弟から送られてきた手紙を読みながら涙を流す中西さんの姿は、地方から都会に単身出てきて頑張っている世の中の人達が共感出来る姿だったと思います。アイドルって決して華やかなだけではない。夜遅くまで練習したりする姿を女の子が見て、そのひたむきさに心が動いていきます。最後はAKB劇場に女の子を招待するのですが、終演後に楽屋で中西さんと対面した女の子は涙を流します。中西さんの夢に賭ける姿に胸を打たれた訳です。」

 ヲタA「中西って子はポジション的にはどうだったの?番組で取り上げてもらうくらいだから目立っていたのかな?」
 ヲタB「スカートひらりってシングル曲ありますよね?あの歌でフロントメンバーを7人選定されたそうで、スカひら7というのだとネットでヲタが教えてくれていましたが、そのスカひら7の一人だそうです。勿論、会いたかったで紅白初出場した時も出演しています。CDジャケットでも前の方に写っていたりします。」
 ヲタA「なんでそんな子がという感じだな。それは、当時からAKBを応援していた人はショックだろうね。」
 ヲタB「管理人さんは村上愛ちゃんとか石村舞波ちゃんや有原栞菜ちゃんのファンやっていた人だから、そういう夢なかばでアイドルグループを離れていった人に弱いみたいですね。だから、動画を見たり、簡単なプロフィールを読んだりしているうちに多少なりとも感情移入してしまった事は確かでしょうね。」

 ヲタA「管理人は℃-uteがレコード大賞最優秀新人賞を獲った辺りから急に増えてきた学生年代の℃-uteファンが、これは見てないから仕方がないとはいえめぐの事など顧みる事もなく、知ろうともしない人が少なくない事を残念がっていたな。℃-uteというグループの色を作ったのは村上愛であると言っていたし、おいらも確かにそう思うから、辞めてしまった人は所詮過去の人という見方は残念に感じているんだろうね。」
 ヲタB「村上さんがいなかったら、ダンスが売りの℃-uteではなかったでしょうからね。そのコンセプト自体がモーニング娘。と被るくらいだから別のコンセプトを選択したと思います。でも、AKBの場合はある意味過去のスタイルを全て今も継承している訳ではないですよね。管理人さんも言ってましたが、曲は今のものより昔の方がバラエティに富んでいて良いし。」
 ヲタA「ああ、確かにブレイク後のシングルはワンパターンに陥りつつあるな。でもたくさんの人に支持されているのはそのワンパターンな方だ。そっち派の人にしてみたら、昔の歌なんて思い入れもないし、昔いたメンバーなんて知らんというのは仕方がない。ブレイクするために捨てた部分がいくつかある以上、過去がベストなものではないのだからな。」
 ヲタB「今回の件がなんか心に引っかかるのはそこなんでしょうね。アイドルヲタではない人達に売っていくために失っていくものがある。これはモーニング娘。だって体験して通り過ぎていった宿命です。昔を知っていたからエライという訳ではないけれど、そこまで昇るために積み上げていったものをスルーしてほしくない。そういう想いを抱いてしまうのは、アイドルというジャンルにライトな付き合いをしている大声ダイヤモンドチルドレンな一般市民サイドではなく、アイドルヲタサイドな人間だからなのかもしれません。」
 ヲタA「よく知りもしないのに中西さんの存在を邪険にするな!そういう事なんだな。管理人もAKBヲタじゃないから詳しくはないが(苦笑)、アイドルヲタとして黙っていられずにブログで取り上げたくなったんだな、」

 ヲタB「管理人さんはAKBヲタの人がネットで紹介していたYouTube動画を見ながら、色々と胸を打たれたようです。一つは何かの特典映像なのかわかりませんが、中西さんの部屋を紹介するもの。料理を作る中西さん。弟がプレゼントしてくれた粘土細工を大切そうに紹介する中西さんが良かったみたいです。あと、ライブ映像も。嘆きのフィギュアという曲を気に入ってましたね。」
 ヲタA「Perfumeみたいな振り付けの曲だな。今はああいう曲はやらないね。あくまで爽やか路線だ。それもいいんだが、デフスターレーベル時代の曲はどこか陰があって良いな。シングル曲も無理にA級狙いに行かずにB級で開き直った潔さが感じられて心地よいね。」
 ヲタB「それで、管理人さんは今回の記事のタイトルに嘆きのフィギュアと付けようとしたみたいです。フィギュアという言葉にアイドルという存在を重ねて。でも、後ろ向きなタイトル過ぎるという事で別なタイトルを選んだそうです。それが今回のタイトルであり、今回のBGMです。中西さんの歌を聴いてください。」

明日は明日の君が生まれる


 

コメント (5)
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