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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

スマイレージが戦国時代に立ち向かう

2010-05-09 20:19:48 | ハロプロ(スマ アン)

 スマイレージがメジャーデビューするまで、あと半月ちょっとです。ハロプロにとって久しぶりのデビューグループである事もあり、大きな期待をかけて見守っている方も多いかと思いますが、スマイレージのメジャーデビューが意義深いのは、それだけではありません。彼女達はハロプロエッグからデビューしたというのが大きなポイントなのです。
 今でもエッグには大勢のメンバーがいます。おそらくエッグを立ち上げる際にヒントとなったであろう存在である「ジャニーズJr.」は百人以上のメンバーがいるそうで、その規模には至りませんが、エッグも二十人以上のメンバーが夢のために日々頑張っています。
 聞くところによると、エッグは日頃様々なレッスンを受けているそうで、そのレッスンでの成果を基に、新人公演でのセットリストであるとか、イベントへの出演メンバーが決まっているのだと思います。スマイレージの四人もエッグ時代は成績優秀だったと見え、新人公演などでは目立つ活躍の場を与えられる機会が多かったように思います。私は第一回目の新人公演で「印象に残ったメンバーベスト3」に小川紗季ちゃんを選んでいます。おそらく、同じようにサキチィが印象的だったお客さんは多いと思われます。(ちなみに、ベスト3の他二人は真野ちゃん、さぁや)
 サキチィに限らず、あやちょも、ゆうかりんも、花音も、第一回目新人公演から記憶に残る存在でした。特に花音は、エッグのプロフィールがまだ非公開だった時期から舞台の活躍で、その名をハロプロヲタに憶えられていた存在でした。

 多くのエッグメンバーの中から選ばれた四人ですから、存在感あるグループを作っていってくれると思っていますが、今この業界は「女性アイドル戦国時代」なのだそうで、スマイレージものんびり構えている訳にはいかないようです。

 そんな戦国時代にデビューしてきた他のアイドルグループをチェックしてみました。(個人的には、戦国時代より、仙石の時代が来てほしいですが)

 まずは、エイベックスが送る新人「東京女子流」

東京女子流 / キラリ☆

 エイベックスの女性アイドルグループと言うと、dreamやSweetSを思い出すところですが、そのイメージがあるからか「女性アイドルの売り方が巧くない会社」として見てしまう訳です。でも、ここもCDを複数パターン出すのを得意(苦笑)としている会社です。売上が予想より下だと見るや、週末にイベントを組んだりする事も得意です。つまり、そういうテクニックを持っていながら、dreamではそれが発揮されなかっただけ、そこまでプッシュされていなかっただけとも言えるかもしれません。
 そうだとすると、ハロプロにとっては怖い存在です。dreamもその実力や楽曲については、ファン以外にも結構評価が高かった印象があります。ハロプロとは目指している道が違うように感じるAKBとは違い、エイベックスの方向性というものはハロプロと被る部分もあるだけに、本気出して売ってくると脅威の存在になるかもしれません。
 実際、彼女達のPVやメイキング映像やらを見ていると、作り手はAKBよりもハロプロ、特に℃-uteあたりを意識しているようにも感じます。「℃-uteのファンの中高生をこっちに引っ張ってやれ」と企んでいそうなヨカン。メンバーも中学生くらいに見えるので、そういう意図はまったくない事はないと思われます。(メンバーの年齢は非公開)
 そして、デビューして二週間後にもう2ndシングルが出ます。こういう積極的な展開はいいですね。ハロプロでこういう事をすると、違うグループのヲタから「ゴリ推しするな」と怒られそうですから(苦笑)。

 東京女子流 おんなじキモチ
http://www.youtube.com/watch?v=9CdjBaZYno0

 2ndシングルの方がアイドルヲタ向けでしょうか?自分は1stの方が好みでした。まだ、歌もダンスも発展途上な感じもしますが、デビュー時点でここまで出来るという事は、今後どうなっていくか目指せる到達点も高いところにありそうです。

 さて、次は「ももいろクローバー」。スターダストプロモーション所属で、今月ユニバーサルミュージックからデビューするアイドルグループです。「えっ、まだデビューしていなかったの?」と思ってしまいますが、実は今までのは別レーベルからのCDだそうで、今回のCDがユニバーサルからの初CDとなります。
 以前の所属レーベルからのデビュー作はこの曲でした。
 ももいろクローバー「ももいろパンチ」
http://www.youtube.com/watch?v=z61foAIM5BQ

 和風なテイストを盛り込んでおります。では、今回の移籍第一弾はどんな感じなのか?今月発売された曲はこの曲です。

ももいろクローバー「行くぜっ!怪盗少女」PV

 コスプレあり、戦闘シーンあり、清々しいくらいヲタ向けに特化した作りです。自分としては彼女達の曲は毎回今ひとつな出来に感じていますが、PVに関しては、こういう見せ方もアイドル的にはアリだとは思います。
 そもそも、ももいろクローバーは秋葉原でイベントをしたり、都内で路上ライブを行なってきたりしたそうで、方向性としてはヲタに向けているのだと思いますが、今回の本格的なデビューにあたって、支持層を広げていく戦略をとっているらしく、インディーズな位置から出て来たアイドルを売るための宿命ともいうべき、古参と新参のどちらを取るかの選択に迫られそうでもあります。

 そんな事を書いていますが、これはスマイレージも他人事ではありません。しかも、スマイレージにはエッグ時代からのヲタだけでなく、べりキューヲタもついている
苦笑)。事務所がその存在を切り捨てようなどと思う事はないと思いますが、これからスマイレージを売っていく上で、どういう戦略でファン増加を目指していくか注目です。

[メジャーデビュー 5/26(水) PV] 夢見る 15歳 - スマイレージ (S/mileage)

 画像イマイチと言われそうですが、まだテレビ「美女学」で公開された段階なので、正式な動画を待ちましょう。
 デビュー曲にしては地味という声も聞きますが、東京女子流もそうであるように、まずはメンバーのクオリティを見せて、色々楽しい事をやっていくのはその後からという事でしょうか。もし、そうなら2ndシングルとセットで評価した方がいいのかなとも思いました。そうなると、スマイレージも二週間で2ndシングル出せばいいのにと思ってしまうわけですが、そんな事をしたら「スマイレージばかりゴリ推し」と言われ…、いやヲタはもうそんな事は言いませんね(苦笑)。むしろ、女性アイドル戦国時代に向けて、スマイレージはガンガン行け!という意見が多数かもしれません。
 そんな訳で、スマイレージ頑張れ。そんな想いを込めてライバルの方々のPVを紹介してみました。

コメント (7)
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