お台場ハロ☆フェスを観たあと、りんかい線で移動しました。メロン記念日を観に中野へ。と言いたいところですが、前売りチケットが手に入らず泣く泣く断念。「魂は中野にある」と言わんばかりに緑のサイリウムを持参しながら渋谷へ移動。アイドリング!!! 8thライブ in C.C.Lemon HALLです。って、アイドリング!!!コンサートではサイリウム振るのかな?
(メロンの解散ライブについての℃-uteブログ記事が良かったので、その中から特に良かった二つを紹介。矢島舞美さん 鈴木愛理さん)
客層
会場に到着すると、まだ昼公演中らしく会場前は閑散としていました。アンオフィ写真屋のお兄さんが設営準備しています。ちょっと話をしてみましたが、一番人気は9号横山ルリカさんとの事。お兄さん曰く「俺は横山って子は良いと思わないんだよね。遠藤か大川が良いよ」との事。
(左から、横山ルリカ、遠藤舞、大川藍)
会場前の植え込み前で友人と合流。ちょうど昼公演が終わってお客さんが出て来たのでウォッチしていましたが、皆さん「濃い」。とにかく濃い。意味は想像におまかせしますが、「THEアイドルヲタ此処にあり」という感じです。
少しだけ詳しく述べると、9日前に同所で行われた℃-uteと比べ、平均年齢が10歳以上高いです。女性客は全体の1~2%(見た目が普通な、いわゆるメンバーの知人関係みたいな雰囲気の人は除いてカウント)。でも、こういう現場もいかにもアイドルの現場っぽくてヨイではないですか。
そんな事を考えていたら、女の子二人組が「すいません写真交換いいですか?」とやってきました。まいぷる(3号遠藤舞さん。アイドリング!!!二代目リーダー)のファンなようです。
グッズ
女の子二人組が手に持っていたのは、この日発売された生写真セット。1,000円で五枚入っています。全45種類だそうで、おもにステージ写真なようです。
他には、ソロTシャツ(3,000円)、マフラータオル2,000円。ソロTは、白地に袖が緑。メンバーのイメージカラーはなく全員緑です。胸には「Idoling!!!」とロゴが入り、背中に名前とその下に番号が入ります。例えば、6号外岡(とのおか)えりかさんなら「ERIKA 6」。
ソロT買う気持ちもありましたが、デザインが好みではなくやめました。ヲタの皆さんは、今回のを着ている人もいれば、前の公演で発売されたのを着ている人もいます。
ちなみに、ソロT着用率はハロプロよりやや低め。半数以上の人が私服でした。
歌
開場時間18:00。開演時間18:30。つまり30分しか入場時間はありませんが、荷物検査がないため入場の流れが速い。
ステージには大型モニターがちゃんとありました。その大型モニターに新曲をバックにメンバー紹介が映し出されてコンサートスタート。このメンバー紹介がなかなか面白く、単にスタジオやその近辺で収録したものではなく、一部メンバー映像が鎌倉にある、海が見える駅「鎌倉高校前」駅で撮影されていたり、そのままPVに使えそうな出来映え。さすが映像屋(フジテレビ)が作ったアイドルと感心。
バックトラックは生バンド。インストゥルメンタルから始まる3rdアルバムのオープニングを再現します。CDとは違った乾いた趣きがありました。
3rdアルバムはシリアス系な曲が多く、バラードやハウスやら、アイドルライブ向きかは難しいラインナップ。私の大好きなアルバム曲「砂時計」はハウスミュージックな曲ですが、バンドの皆さんが原曲に近い演奏を再現してくれて、歌い手側(アイドリング!!!)もなかなかのボーカルを聴かせてくれました。
アイドリング!!! 砂時計
http://www.youtube.com/watch?v=aEJey6QugYw
しかし、やはりシリアス系はアイドリング!!!のイメージとシンクロしているとは言い難く、会場が盛り上がるのはやはり明るい系な歌。
ちなみに、会場のノリはサイリウムを振り、PPPHを入れたり、サビの振り付けを真似たりというパターンです。そういうノリ方は℃-uteに似ていますが、℃-uteヲタのようにコールや合いの手が大音量という訳ではなく、やや大人しめ。
それでも、PPPHで名前をコールする代わりに叫ぶ「オー―ッ」はなかなかの大音量。
サビのフリコピも、振り付け自体はそんなに難しくないので見よう見まねで一緒に出来ます。「無条件☆幸福」ではメンバーと一緒に両手を突き上げていると、まるでハイタッチをしているような気分になれて、これはなかなか楽しかったです。
(参考動画)
アイドリング!!!-無条件☆幸福
曲的には明るい方がコンサート向きである。スタッフもそう感じていたのか、後半は3rdアルバムの曲以外もいくつか披露。デビュー曲「ガンバレ乙女(笑)」、「百花繚乱アイドリング!!!」と1stアルバム収録の明るい曲が続きます。やはり、アイドルソングは明るい曲が合うと実感していると、アンコールで「モテ期のうた」が来ました。思わぬ選曲に喜ぶ自分。この曲は初期曲の傑作のひとつ。自分が昨年夏にアイドリング!!!お台場イベントを観た時に一番印象的だった曲です。
モテ期のうた
(映像も面白いので是非見てみてください)
笑い
この日、最初のメンバー挨拶で、7号谷澤恵里香さんがリハーサルで首を痛め絶対安静状態である事が発表されました。しかし、本人がなんと首にギブスを巻いて登場。ダンスは難しいが、歌える箇所やトークは頑張りたいと大きな声で挨拶。すでにその状態からも見ていてハラハラしましたが、自分に降りかかったアクシデントを明るく笑いに変えるポジティブさが良かった。おかげで観ている側も少し安心して観ていられるようになっていきます。プロな振る舞いですね谷澤さん。
谷澤恵里香さん
この日のステージはCS放送で生中継されていましたが、そのためステージ上にはアイドリング!!!メンバーだけではなく、番組レギュラーのバカリズム升野さん、フジテレビ森本さやかアナウンサーもトーク時に登場。
アンコールでは、この日が21歳の誕生日である14号酒井瞳さんのお祝いタイムとなりました。会場全員でハッピーバースデーを合唱したあと、用意されたケーキの元へ。ろうそくに向かって顔を近づけた瞬間。
上から粉が大量におちてきた(笑)。
ケーキがセットごと出てきたので何かあるなとは思いましたが、粉が降ってくるとは。しかも、なかなか終わらずずっと降り続ける粉。上から粉を落とすスタッフお疲れ様です(苦笑)。
すっかり粉まみれになった酒井さかっち瞳。さかっちではなく「こなっち」だとアダ名を付けられ、しかも真っ白な状態なままアンコール三曲を歌いきりました。踊りで動く度に舞う白い粉。
酒井瞳さん
この日が初ステージとなる四期生達が、涙の挨拶を最後している時も、隣にはこなっちが(苦笑)。髪の毛に粉が付いて、違う意味で涙目な四期生(笑)。
こうして130分のコンサートは終わりました。いつも観ているハロプロ関係のコンサートとは違う空気とパフォーマンス。それは、「アイドルコンサートらしさ」が溢れる空間であった事は確かであるように思いました。
上手い下手ではなく、楽しいか楽しくないか。アイドル音楽というジャンルの幅広さを実感した1日であったと感じながら、この日の個人的MVPは谷澤恵里香さんと酒井瞳さんに決めたのでした。でも、お台場で一番印象的だったメンバーが真野ちゃん、次が桃子であったから、ハロ☆フェスも楽しさ追求型であったのだと、今更気づくのでした。
アイドルは楽しいのが一番…カナ。