フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

ハロプロ魂を受け継ぐ流れ

2010-03-05 21:38:04 | ハロプロ2010
 明日から2010年Jリーグが開幕します。1993年の発足当初は(広告代理店の仕掛けも成功して)一大ブームを巻き起こしたJリーグも、今は各地域にチームを増やして、それぞれの地域がそれぞれの地元を応援していこうという流れになり、ブームとは無縁だけれど地道に観客を動員しています。
 高校野球でもそうですが、地元代表というのは応援しやすい。郷土愛とスポーツという応援スタイルは、世界的に見ても普遍的な応援動機だったりします。
 などと、プロスポーツと地域密着を語り出すと一冊の本になりそうなので、それはとりあえず置いておくとして、今回のテーマは先輩から後輩への技の伝承の話です。

 今年のJリーグには例年とは違う話題があります。スポーツマスコミはJリーグを軽視している感があるので大きなニュースにはなっていませんが、ヨーロッパで活躍した日本人選手が三人Jリーグに復帰したのです。
 オランダの名門フェイエノールトで活躍し、UEFAカップ優勝も果たした小野伸二。イングランドの名門アーセナルに入団し、その後トルコの名門ガラタサライで活躍した稲本潤一。スコットランドの二大名門グラスゴーセルティックで活躍し、UEFAチャンピオンズリーグでも記憶に残るプレイを見せた中村俊輔。
 小野伸二は清水、稲本潤一は川崎、中村俊輔は横浜Mに入団しました。
 そんな傍ら、若手がヨーロッパで頑張っています。イタリアのカターニャでプレイする森本貴幸、フランスのグルノーブルでプレイする松井大輔、ロシアの名門CSKAモスクワに移籍していきなりUEFAチャンピオンズリーグでアシストを決めた本田圭右。

 ある程度のキャリアを積んだ者が再びJリーグに帰ってきて、経験を若手に伝えていき、新たな若手が羽ばたいてゆく。スポーツとはこうあってほしい。先輩から後輩へと脈々と受け継がれていく技と伝統という感じでしょうか。
 そういえば最近、ブラジルもベテランの出戻りが見られ、ロベルト・カルロス、ロナウド、アドリアーノらがヨーロッパからブラジルにプレイの場を移しています。

 さて、ここからハロプロの話です。

 ハロプロは先輩から後輩へ受け継がれたものって、何かあるのでしょうか?パッと思い出したのが「コンコンからさゆへのピンク継承」くらいなんですが(苦笑)。
 昨年エルダーの皆さんが卒業された際、エルダーメンバーが長年築き上げてきたものを、全てとは言わないまでも少し伝承されたのだろうか?

 エルダーの人達に比べて、現ハロプロの面々はテレビ仕事に弱い。テレビで活躍する先輩、例えば里田まいちゃんに「どうすればバラエティ番組で目立てるか?」という事を聞きにいったメンバーはいるのでしょうか?「おバカ伝承」は、どうもなされていない感じです。
 或いは、矢口真里さんの「前へ前へ」精神は伝承されたのでしょうか? ヤグチは娘。リーダー時代に「自分の個性を生かして前に出ていく気持ち」を、テレビ番組「よろしく!センパイ」でゴロッキーズの面々に説いてはいましたが。
 ヤグチは最初は地味メンだったのが、「前へ前へ」の精神で今のポジションを築き上げたメンバー。参考になる点はあると思います。

 いや、今のメンバー達はバラエティタレントを目指している訳ではない。そういう考え方もある事と思います。その点なら、ハロプロ主催ではない舞台に上がった経験を持つ安倍なつみさん、松浦亜弥さんは大いに参考になるメンバーだと思います。、しかし、仕事で一緒になる機会が少ないのか、話を聞き出すのは難しいのか、後輩が二人から話を聞いたという話題はあまり聞いた事がありません、

 ハロプロOGも決して順調な人ばかりではいし、なんでもかんでも伝承すればいいという訳でもないのですが、せっかく色々芸能界で経験を積んできた先輩達がいるのに、その経験が伝承されないのは何だか勿体ないような気がします。「技は教わるものではなく盗むものだ」という考え方もありますが、要するに技を盗もうという心意気があるかどうかが大事なのです。その意味では、案外先輩達の方が、教わりに来ない後輩達にやきもきしているのかもしれません。

 そう考えてみると、キャラクターが受け継がれていくという事もあまり無いような気がします、前述した「ピンクを受け継いだ例」というのは実は希有な例で、意外と芸風は一代限りな事が多いハロプロです。
 ハロプロには大勢のメンバーがいますから、その内の何人かは「自分の個性」+諸先輩の芸風を引き継いでいるような子がいても良いと思ってみました。

 まずは自分の個性を磨く事が第一ですが、それだけでは限界もあります。先輩達の技は大いに参考にしてほしいと思います。
 そのためにも、もっと先輩と後輩の接点が欲しい。エルダーはもうハロプロじゃないとはいえ、共演する事は別に問題ではないと思うので、アップフロントアイドル総動員の番組を作ってほしいですね。司会や出演者は何人かが交代で務めればよいと思います。
 たまには先輩達と一緒なのも、ほどよい緊張感を感じられて良いと思いますよ。中澤姐さんの司会をまた見てみたいです。
 
コメント (3)
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