フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

モーニング娘。誕生10年記念隊 8/12夜公演レポート

2007-08-13 22:47:00 | ライブ!2007

 昨日、中野サンプラザにて行われた「モーニング娘。誕生10年記念隊」のコンサートに行ってきました。結構、前の方の席だったのでよく見えました。メンバー、年齢の離れた5人でしたが、それぞれが持ち味を発揮していたと思える公演でした。では、感想いってみます。

「モーニングコーヒー」
 一曲目は、やはりこの曲「モーコー」。一番のソロパートでのPPPHしながらの大「なーっち!」コール、久しぶりだったので感無量。多分、本人もナツカシイ感触に浸れたのではないでしょうか。残念だったのは、二番やらなかった事。「カーオリン!」コールもしたかったよ。

「セカンドモーニング」
 この一曲目に見られるように、構成はやはり懐かしナンバー中心。ツアー前は個人的に、アルバム「ファーストタイム」から「セクシー8ビート」まで、新旧交ぜてやって欲しいと思っていましたが、結果としては、古めそれも「セカンドモーニング」からの曲が多かったです。二曲目の「Night Of Tokyo City 」はセカンドのオープニングナンバーでした。
 昔、MDウォークマンが通勤の必須アイテムだった頃、私のウォークマンにはよく「セカンドモーニング」が入っていました。ジャケットの色や、全体的な曲の雰囲気などから、このアルバムのイメージカラーと考えた、コバルトブルーのMDに録音して何度も聴きました。そんな私も、「Night~」を生で観るのは初めて。ステージ上のなっちが、普段と違うシリアス調で新鮮。実は、飯田さんの声がいいスパイスになっていて、それが曲を厚くしていました。
 セカンドモーニングのイメージが「コバルトブルー」なのは、なんとなくこの作品の世界のイメージが、「夜明け」ではないかと思っているからでもあります。それは、このコンサートでもラストで歌われた「恋の始発列車」であったり、五曲目に歌われた「パパに似ている彼」の歌詞に、夜明けという言葉が使われているからかもしれません。

「パパに似ている彼」
 セカンドの頃はまだ後藤さんは加入する直前だったので、この曲のオリジナルverには参加していないのですが、後藤さん自身がこの曲を大好きとの事で、自身のソロでカバーしていたりするためか、違和感ないどころか、「ごっちんの曲」になっていました。って言ったら言い過ぎかな。 原曲は、飯田さんと彩っぺのタンポポコンビの、低く優しい声が素敵な一曲です。

「ラストキッス」
 タンポポのデビュー曲。この曲を今回飯田さんが歌うという事に、驚きを感じたものですが、「タンポポは命より大切」とまで言い切った事のある飯田さんのために、スタッフが用意した晴れの舞台ですね。これも娘。10年の歴史の一コマ。そして、飯田さんに必死についていこうと頑張って歌っていたガキさんも、元タンポポ。ガキさんの居た三期タンポポはシングル一枚しか出せなかったけど、これだって立派な娘。10年の歴史の一コマ。

「トーク」
 トークのうち、なっち、飯田さん、ごっちんはソロトークでした。
 なっちは、ツアー名に合わせて「ありがとう」という言葉の大切さがテーマ。先日食べたかぼちゃカレーがとても美味しく、帰りがけに厨房に向かってお礼を言った話。そして、店員さんに「料理人は美味しかったと言われるのが何より嬉しい」と感謝されたという話でした。なっちらしく、少しオーバー気味に話す感じが微笑ましかったです。
 ごっちんは、大好きだという縁日の話。夏らしいテーマです。そして、縁日では「型抜き」が好きという意外な一面を語り、会場を和ませていました。ごっちん、昔はトーク苦手と言っていましたが、この日は客席の空気を掴んでいました。
 飯田さんは、デビュー当時になっちと一緒に住んでいた話に始まり、なっちの料理の腕が最近上がったなと実感した事を、ある日の料理に関する相談での返答で感じた事などを、ゆったりとトーク。飯田さんが以前やっていたラジオ番組「飯田圭織 今夜も交信中」を思い出しました。あの番組のゆったりしたトーク好きでした。
 ガキさんと小春は、ソロではなく二人一緒にトーク。テーマは、今回のツアーで先輩と回る事についてでした。小春は、それを「学びの広場」と表現していましたが、単に学ぶだけでなくコンサートなのですから、ツアー残りのステージでは遠慮なく学び感じとった事を表現して行って欲しいですね。今回のツアーは、小春には良い機会の場だと思います。ガンバレ。

「Never Forget」
 ソロ曲は、各自が自分のナンバーを歌うなか、ソロ曲を持たないガキさんはネバフォゲを熱唱。ガキさんが歌ったのは、福田明日香verではなく保田圭verでした。
 ガキさんがこの曲を選んだのだとしたら、ガキさんの持つ「娘。愛」からなのか? それともガキさんにとっての「好きな先輩」の一人、圭ちゃんへの思い出からなのか? いずれにしても、それもまた「娘。ヲタ出身メンバー」新垣里沙の娘。10年の歴史の一コマ。

「LOVEマシーン」
 娘。の歴史を語る上ではやはり外せない一曲。正直コンサートで観るのは飽きた感があるのだけれど、やはり娘。史上を彩る二大エース「なちごま」がいると、懐かしさも手伝い見入ってしまいました。以前に比べて人気が落ちたとか言われますが、この二人の存在感はやはり健在でした。特に、やはりラブマはごっちんが居てこその曲だなと改めて思いました。
 振り返れば、この曲の当時の後藤真希は中学二年生。今、ハロプロの中二メンバーが当時のごっちんのパフォーマンスをDVDなどで見て、大いに刺激を受けてほしいなと思います。勿論、キャラなどは十人十色ですから、真似をするべきという意味ではなく、高い目標を掲げて欲しいという事ですよ。

「恋の始発列車」
 この曲は、シングル「真夏の光線」のC/Wのverと、「セカンドモーニング」に収録されているverとがあるんですが、今回披露したのは後者でした。個人的のは、このアルバムverの方が、朝もやの中を力強く走っていく一番列車、というイメージにピッタリで好きです。
 数ある娘。曲の中から、この曲をラストナンバーに持ってきたのは、まだまだ娘。は続くという決意の表れ? それは、勿論現メンバーであるガキさんと小春にとってもそうだし、元娘。という事で娘。の看板を背負っているとも言える卒メンの三人にとっても、これからが始発列車なんだよ…というメッセージかなと。飯田さんにとっては、私生活がまさにそうですね。
 普段は、あまり娘。の歴史などは振り返ったりはしない自分ですが、こうしてステージを観て、この日に色々な事を考えられたのは良かったなと思います。決して、それは後ろ向きな感じではなく、この日の五人の未来に幸あれと願えるステージでした。願わくば、来年に本当の十周年コンサートをフルメンバーでやって欲しいと思います。
 そして、この日とても大人な対応と雰囲気でコンサートを盛り上げたヲタの皆さん。皆さんの10年の歴史の一コマに残るコンサートになりましたか? <レポート 了>

セットリスト

 OP V
1 モーニングコーヒー 全員
2 Night Of Tokyo City 全員
 MC
3 僕らが生きるMY ASIA  安倍後藤新垣久住
4 真夏の光線  安倍後藤新垣久住
5 パパに似ている彼  安倍後藤新垣
 MC 安倍後藤
6 ふたりはNS  久住
7 ラストキッス  新垣飯田
8 Too Far Away~女のこころ~ 安倍
 MC 安倍
9 愛しき悪友へ  全員
10 ハッピーサマーウェディング  全員(セリフ  安倍)
11 愛車ローンで  全員
 MC 新垣久住
12 Never Forget 新垣
13 シークレット  後藤
 MC 後藤
14  泣かずにいられない私です 飯田
 MC 飯田
15 乙女の心理学  安倍後藤
16 未知なる未来へ 安倍後藤新垣久住
17 未来の扉  安倍後藤新垣久住

18 抱いてHOLD ON ME!  安倍後藤新垣久住
19 Happy Night  安倍後藤新垣久住
20 LOVEマシーン  安倍後藤新垣久住
EN
 MC 全員
21 恋のダンスサイト 安倍後藤新垣久住
22 恋の始発列車 安倍後藤新垣久住 途中から飯田参加

コメント (4)
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