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スマホ対応に見る企業の「スピード」「気概」

2011-09-01 21:43:03 | マーケティング
 一昨日、日本の市場調査会社がスマートフォンの2016年までの国内市場予測の結果を発表しました。スマートフォン加入数は「2016年度には8,200万加入となり、携帯電話加入数の55%がスマートフォンになる」と予測しています。昨年度770万台販売(対前年度比3.2倍)、1,060万加入と大ブレイクした勢いそのままに、今年2011年1,720万台販売、2,700万加入へとさらなる拡大が予想されています。
 これは携帯電話の半分の市場を飲み込んで新しい巨大な「スマートフォン市場」が形成されていく、と考えるべきでしょう。スマホは、PCの画面を手軽にどこでも操作できるため、「PCの需要を飲み込む」という見方もありますが、私はスマホは、PCよりも携帯電話買い替え需要を、今後も継続して飲み込み続けていくだろう、と考えます。これにより今まで携帯電話では、商品やサービスを十分アピールするだけの情報量が消費者に送れず「携帯電話というメディアはビジネスに使えない」と、見ていた多くの企業マーケティング担当者が、「スマートフォンならば、消費者に購買を判断させるに十分の情報が送れる!」と、このスマホというメディアをどのように自社のビジネスに直結させていくか、様々な戦略立案と議論・試行が繰り返している真っ最中です。

こうした急激な市場の変化に、マーケティング部門が敏感に反応している企業と、対応が遅れている企業の差が、スマートフォンを通して見る事ができます。これが、日本の主要業種、特にマーケティング部門が敏感に動かなければ競争力に差がつく業種の主要企業のホームページで「スマートフォン対応のスピード」一覧です。

この中で私が一番顕著な例としてあげたいのがアップル(Apple)とマイクロソフト(Micro Soft)。アメリカ本国のサイトは、これからのスマートフォンWebサイトの目標となるような美しい「スマホ専用サイト」であるにも関わらず、それぞれの日本法人は「PCサイトの画面」のまま。同じ会社でも国によって対応のスピードが違うのは「社員=人の感じ方」が違うからなのではないでしょうか。確かに「スマホはPCの画面がそのまま見れるのだから、このままでいいのではないか」という判断もあります。しかし少なくとも(インタラクティブ)マーケティングの関係者は、こうした世界のIT先進企業の動きを、敏感に察知し「他社より早く対応しましょう!」と進言すべき、と思います。

企業もサッカーと同じで「スピード」は非常に大きな競争力の源泉です。同業他社の2歩先を行くぞ、の気概があふれていない限り、No.1にはなれません。韓国のサムスン電子は、果敢に王者・アップルに対し世界のスマホ市場でシェアNo.1争いを仕掛けています。日本の携帯電話メーカーも、世界と戦う「スピード」と「気概」がなければ、日本の携帯市場は、アメリカ・韓国の「スマホ」メーカーに市場を奪われていくばかりです。
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