S.C.相模原サポーターブログ

SC相模原を楽しく応援するブログです

過激と刺激の世界を作る週刊誌の技

2011-03-31 22:35:51 | SC相模原日記
皆さんお気づきの通り、最近電車の中の「中吊り広告」がなくなっています。いろいろな意見があるかと思いますが、私は電車の中がすっきりした感じがあり、できればこのまま「復活しないで欲しい」派です。特に週刊誌の「中吊り広告」は、これを子供・中学生・高校生・大学生が見ると思うと「いかがなものかなぁ~」と思ってしまいます。今日はこの週刊誌の世界を考えてみたいと思います。

先週、ある劇作家が「AERAの表紙は不要な恐怖を煽る」とクレームをつけました。この指摘は正しいと思いますが、そもそも「過激と刺激は週刊誌の命」のコンセプトの元で週刊誌は編集されていますから「今さら何を言っているのか」の感があります。人の目を引くために作られた暴力的な言葉の数々。またその過激と刺激あふれる記事を「真実である」と読む人の頭の中にねじ込むテクニック。思わず買わせる中吊り見出しのストーリーと構成。週刊誌の記事の作り方は、研究に値する程非常に良くできています。そのハイテクの一端をご紹介しましょう。
・日本人は、権威に弱く「東京大学教授のXX氏は、こう指摘する。」とか「アメリカ政府高官は次のようにコメントしている。」「官邸筋からは次のような声もでている」と書かれるとそれが「真実」と思ってしまいやすいのです。週刊誌の記事は、「過激と刺激の世界」を書き綴る時に、自分の都合がいい「権威の声」を挿入し読む人に真実度をアピールし続けます。上の画像にある今週の「週刊現代」に出てくる「権威」は以下の方々です。
----元国連核査察官が明かす「レベル6」その意味
----外国人記者が見た「この国のメンタリティ」
----堺屋太一「全治3年 日本の復興について」
・読者の頭の中に真実であることを「すり込む言葉」を記事やコピーに多様します。「真実」「現実」「実際に」「本当の」「実は」「大手新聞では報じない」「~の裏」などなどの言葉です。上の画像にある今週の「週刊現代」のコピーはその典型です。
----「東日本大震災」あなたが知らない「現実」
----福島原発隠された真実
----風評被害より怖いこの現実
----みずほ銀行システム障害「人為ミス」の真相
----「山口組」壊滅作戦の舞台
----キーワードは「自粛」右往左往する大手メディア
----福島原発「半径30km圏内」の現実を見よ
・記事の中に、「証拠」「証言」「データ」がでてきます。例えば「外務省の内部からは既にXXと言った証言もでており」「この金銭の授受に関するメモを検察はすでに入手しているといわれ」といった記事や、仮名で出てくる人物の証言、大学研究者のデータなどです。しかし仮名で出てくる証言者や、大学研究者のデータ、伝聞で語られる証言は、根拠不明なものが多々あります。また一次的な数値なのか恒常的な数字なのかも分からない「大学研究者」のデータが付される事もあります。しかし、本文中で「真実である」と、何度も何度も頭の中にすり込まれた読者には「真実の証言・証拠だ」と提示されると、不思議と全て「正しい」と思えてしまうのです。

週刊誌という雑誌を、少年ジャンプと同じように、読者が「作られた世界を楽しむ」のであれば、読み物として面白い雑誌と思います。しかし週刊誌が主張する「真実」を、読者は常に一定の理性で見極めながら楽しまなければなりません。週刊誌の世界では、日本の首相は20年以上「無能」でありその結果「支持率が急降下」し最後は「金とスキャンダル」にまみれ退陣します。「過激と刺激が命」である週刊誌の世界では、「名宰相」は不要です。清廉潔白な総理大臣では困るのです。

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神奈川県が未だ態度を表さない理由

2011-03-30 00:40:45 | SC相模原日記
上の図は「埼玉県サッカー協会と東京都サッカー協会の今年の社会人リーグ開催日程」を「5月1日開催」との決定を告知したサイトの文章です。しかし、神奈川県は未だ態度をはっきりと表していません。もう4月はすぐそこ。4月の試合をどうするのか、早い判断、発表が待たれるところです。
しかし私は、神奈川県サッカー協会内で「様々な試合日程の調整」を、討議・調整を続けていることと推測しています。理由は、以下の通りです。

1.天皇杯神奈川県予選(神奈川県サッカー選手権大会)の試合開催についての調整
今年は、SC相模原・横浜猛蹴が関東リーグ2部に昇格したため、8月のこの大会に例年の通りならば「12チーム」が出場する予定です。
 *関東リーグ・・・・YS 東邦 県教員 厚木マーカス SC相模原 横浜猛蹴
 *関東大学リーグ・・神奈川大・東海大・桐蔭横浜大・関東学院大
 *その他・・・・・・2種(高校・ユース) 一次予選突破チーム
通常、12チームのトーナメントを実施する場合最低4試合=4日間必要です。しかし、今回発表になった関東リーグの日程により8月の3日間(3週間)しか使えません。社会人の夏休みである、お盆に試合を開催するのか。炎天下の土日に連戦を組むのか。あるいは勝ち抜きの仕組みそのものを変えるのか。判断が必要です。
2.全社関東予選出場代表チームの選出方法と日程
3月11日の地震で今年の神奈川県社会人サッカー選手権大会は「中止」になってしまいました。しかし、6月の最終週から開催されるであろう全社関東大会の代表を現在残った4チームから決めなければなりません。しかし、4月の試合が中止になると、県リーグ全体の日程も上記カレンダーの通り余裕がありません。5月開幕と設定した場合、例年ですと最初が天皇杯一次予選ですから5月開幕発表をするのと同時に、「全社関東予選代表決定方法」「天皇杯神奈川県1次予選」の詳細な開催方法を、発表することが求められます。
3.今年の県リーグは、節電のため夕方・夜の試合は開催できない。
今年は、計画停電の現況を考えると夕方~夜の公式試合は組みにくい、と考えます。これはサッカーに限らず全てのスポーツに共通です。すると県リーグの日程がグラウンド確保のため大変きびしい調整が必要になります。関東リーグとの入れ替え戦となる関東社会人大会が11月頭ですので、社会人1部の試合は、引き延ばすことができても10月最終週までです。しかも「神奈川県社会人1部から全社全国大会出場チームは出ない」ことが前提となります。

プロ野球が、苦渋の末東京電力管内でのナイターを中止しました。これは正しい判断だと思います。今度はプロ野球で行われてきた議論を、そのまま人さし指を自分たちに向ける必要があります。「夜間照明を出来るだけ使わないでどのように部活・社会人スポーツを行えばいいのか。」今度は私たちが、節電に協力するためのアクションを考え実行しなければなりません。

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「2つのチーム」が競い合い成長するSC相模原

2011-03-27 23:24:59 | SC相模原・激闘の足跡
本日麻溝公園競技場で、久しぶりにSC相模原の試合を見ることができました。相手は、千葉県リーグ1部の強豪・浦安JSC。結果2-1でSC相模原が勝利しています。この試合でも今までの練習試合と同じでSC相模原Aチーム・Bチームの2チーム体制を引き、後半10分頃AチームからBチームに松本と富井以外の全選手が交代しました。AチームとBチームのメンバー構成は以下の通りです。
●Aチーム
FW:森谷・松本 MF:村野・古賀・クリスティアーノ・富井 DF:八田・中川・大将・天野 GK:佐藤
●Bチーム
FW:水野・松本 MF:坂井・吉岡・鈴木・富井 DF:工藤・奥山・木下・萩原 GK:山本

この構成は、Bチームに坂井・健太が加わり木下・水野のポジションが異なるだけで3月6日の法政大学の練習試合とほぼ同じメンバー構成です。ここから読み取れる戸塚監督の意図は、
1.レギュラーは全く今は白紙。だから誰にでもチャンスがあるし、試合にも全員ほぼ同じ時間プレーするチャンスを与える。
2.Aチーム・Bチームは、ほぼメンバーを固定する。そのメンバーの中で、それぞれが持っている力を「チームの力」としてまとめる事を、全員でよく考えてコミュニケーションし勝利せよ。
昨年は、レギュラーがほぼ固定されレギュラーの中でプレーする決めごとが決まっていました。よってレギュラー陣のチーム熟成度は格段に上がりその力で全社・地域リーグ決勝を戦い好成績を収めることが出来ました。しかし、レギュラーメンバーが怪我・連戦疲労・カード累積で出場できなくなると、チームの全体のバランスが悪くなってしまいます。また「メンバー」「攻撃・守備パターン」などが固定されていたので、相手は逆にビデオで詳細にSC相模原を研究し「攻撃・守備のパターン」を読み、綿密な戦略・対応策を立て試合に挑んできました。SC相模原の選手たちは自分たちのパターンや自分たちのリズムが崩されると、チームとしてどうゲームを進めていったらよいか自分たちで修正することができなくなり、結果大事な試合の終盤で同点・逆転を許しJFL昇格に手が届きませんでした。

法政大学戦も、今日の浦安戦も出場しなかった齊藤だけが、レギュラーで決まっているのでしょう。齊藤無しでどう浦安JSCに戦うか、AチームとBチームそれそれがそれぞれの戦い方を披露してくれました。
●Aチーム
左に古賀・右に大将がいるAチームはサイド攻撃を主体に戦います。左の古賀-天野、右の村野-大将の展開からクロスを上げ、森谷・松本がシュートを放ちます。1点目はまさに思い通りの得点。左で古賀がキープ。ここに天野がオーバーラップし中央へクロス。ここに右から村野が飛び込んできて村野ヘッド!ゴオオル!試合開始早々で失った1点を取り返し同点に追いつきました。下の図がその「村野ヘッド」のシーンです。

●Bチーム
このチームは「4-3-3」に近い形で戦いました。吉岡が高めに上がり常に相手DFの裏を狙っているため水野・松本と3トップのような形になります。中盤は、健太・富井・坂井の3人。息の合ったパス交換・キープ力・高い展開力から、松本・水野・吉岡を相手DF裏に走らせ得点を狙います。2点目はまさに狙い通りの得点。早い切り返しから左サイドに水野が抜けだし中央に走った松本にパス。松本はさらに右に走りこんで来た吉岡にパス、そして吉岡がシュート!ゴーール。2-1。この1点でSC相模原この試合勝利しました。

今日の試合を見ても戸塚監督は昨年「なぜJFLに昇格できなかったのか」を正確に分析した上でチーム作りを進めていっているように思います。この過程を踏んで、チームの全選手が底上げされ誰がでてもJFL昇格を手にできるチーム力にレベルアップしてほしいです。リーグ開幕までまだ1ヶ月以上あります。今後もどんどん練習試合を通じ強化!強化!しちゃいましょう。頑張れ!SC相模原。

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SC相模原開幕戦は5月1日@麻溝で決定!

2011-03-27 00:20:26 | フォーキャスト
Jリーグの4月23日(土)の再開決定を受けて、関東サッカーリーグがその1週間後の4月30日(土)開幕を決定しました。SC相模原の開幕戦は5月1日(日)麻溝公園競技場でのACアルマレッザ戦となります。この開幕戦が、SC相模原にとって麻溝公園競技場新設バックスタンドの「公式戦でのこけら落とし」となります。

関東リーグは、茨城県・千葉県を中心とする被災地を抱えていますので、その地域の復興状況や社会情勢を慎重に見極めた末、今回のゴールデンウィーク開幕を判断したことと思います。開幕出来ることを素直に喜びながらも、各チーム関東を東北をそして日本を元気にするための活動をきちんと実施しながらリーグ戦を戦ってほしいと思います。
さて、4月30日開幕によって関東リーグは上記SC相模原のスケジュールの通り、前期と後期が入り組んだ変則日程となります。また、日程調整の結果
1.全社関東予選は7月2日(土)3日(日)の週と、7月9日(土)10日(日)の2週間で実施する模様です。
(1回戦は都県リーグ代表戦のみの場合は、昨年と同じ6月25日(土)26日(日)からのスタートとなります。)
2.天皇杯予選は、各県8月の1ヶ月で実施する模様です。
とにかく先が読めないシーズンだけに、「常に1番でいること」が重要です。開幕から5戦のうち4戦が麻溝公園競技場の開催ですからここで白星を確実に積み上げる事がリーグ優勝を決めるポイントになろうかと思います。関東リーグ2部優勝目指して頑張りましょう!

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電力不足なら電気自動車は社会の迷惑

2011-03-26 05:04:43 | SC相模原日記
計画停電の影響で、相模線が全く運行の見込みが立ちません。これにより相模原市民の通勤、通学、生活に多大な影響がでています。相模線は他のJR路線と違ってJR自前の変電所がなく、運行に必要な路線の信号機や踏切が、計画停電の複数のグループにまたがっているので安定した運行ができないことが原因のようです。結果、計画停電の実施初日の14日から全線が運休。20日に茅ヶ崎―寒川駅間(約5キロ)で一部運行が再開しましたが、寒川―橋本駅間(約28キロ)は23日まで10日連続で上下線とも運休しています。この窮状に、25日神奈川県知事の名前で東京電力に相模線稼働に必要な電力供給実施せよ!との要請が提出されましました。この要請を東京電力がきちんと受けて運行を再開してくれればよいのですが。。。
実は、相模線は今年3月16日が「電化20周年」の記念日でした。しかしこの「成人式2日前」にして運休。様々な記念イベントも腰折れになった形です。

ただ私的な相模線復旧の解決策として「ディーゼル車両に一時的に戻す」方法があろうかと思います。20年前相模線を走っていたディーゼル車両と比べ、今のディーゼル車両は格段に音が静かで乗り心地も良くまたデザインも工夫されています。下は、九州・大分由布院に旅行に行った時に乗った「Y-DC125型」のディーゼル車両。画像は1両編成ですが、2両・3両連結させて運行することも可能です。

また、下は同じく九州の大分と熊本を結ぶ「特急ゆふ号」(キハ185型)。特急車両ですので今の相模線より乗り心地は格段に上。外観も通勤電車で特徴のない相模線よりカッコイイです。昔の相模線みたいに、自分でドアを開けることなく、電車と全く遜色ない機能です。

私たちは、「電化することが進化」と考えてきました。また「電化することがエコ、そしてそれがCO2削減を可能にする地球に優しい理想の未来」とも思いこんできました。しかし今回の原子力発電所の事故、計画停電を通じてその全てに疑問符が付されています。「オール電化」マンションは、今回の計画停電でその機能を十分果たすことができません。停電になると逆にお湯すら沸かせません。またこんな電力不足の中での「電気自動車(EV)」は、無駄に電気を浪費するだけの「迷惑車両」でしかありません。電力会社頼みの「電化」「エコ」は、「社会インフラの進化」ではない事を私たちは今回身にしみて実感しています。
「太陽光などによる自家発電の普及」が、今回の震災を契機にまたたく間に広がることが「有力な解決策」の一つです。しかし、それができない部分は今より電力依存の少なかった昭和時代の形に一度戻すことも、私は「脱・東京電力」といった意味で「有力な解決策」だと思うのです。

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Jリーグは4/23再開を発表!

2011-03-22 18:22:11 | SC相模原日記
先ほど、Jリーグより昨日の報道より1週間早い4月23日(土)から再開する事が発表されました。4月29日よりも早い開催を判断したことには、被災地域にあるクラブ(仙台・鹿島・水戸など)の早期試合開催に目途が立ったからでしょうか。まずは昨日の記事の件もありますので、上記ご一報させていただきます。

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Jリーグは4/29再開で調整、関西九州は予定通り

2011-03-21 23:08:46 | SC相模原日記
上記記事の通り、Jリーグはゴールデンウィークからの再開に向けて調整しているようです。開催再開日程検討のポイントは
1.震災被害・原発事故・計画停電などの社会情勢に対する最大限の配慮
2.被災地復興支援に向けてのJリーグ及び各クラブの取り組み
その上で
3.年内、Jリーグ・ナビスコカップ・天皇杯など全日程を消化できるデッドライン。
4.営業面からできるだけゴールデンウィークは試合開催したい。
の4点にあるように思われます。しかし、上の記事にある通り被災クラブ・スタジアムの「再開可能」の目途は立っておらず、特にベガルタ仙台・鹿島アントラーズという人気クラブの再開に向けた準備が整わなければ、なおスケジュールは流動的に動く可能性があります。ただ、鹿島には「東日本大震災の影響で停止していた、住友金属・鹿島製鉄所(茨城県)の高炉2基のうち1基の操業を再開した。」という明るいニュースも入ってきました。もう1基も数日中に再開する様子。最大の支援企業の「心臓」が鼓動を打ち始めていますので、被災地の復興・被災地の方の救済が進めば「アントラーズのエンジンにスイッチがかかる日はそう遠くはない。」と思いたいです。
また東北楽天ゴールデンイーグルスは21日、東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市にあるクリネックススタジアム(Kスタ)宮城で、4月29日から公式戦の開催を目指す方針を明らかにしています。こうした動きからベガルタ仙台も、4月29日再開を探っていくことでしょう。

さて、地域リーグの開催日は各地区の情勢により極めて大きな差があります。当然の事ながら東北リーグは4月開催延期を発表。被災地をホームにするクラブが多数ありますので、本当に心配です。特に2部南には、福島県のクラブが数多く所属することから原発問題の早期解決をただただ祈るばかりです。
一方西日本の関西リーグは予定通り4月9日(土)の開催を発表しました。九州リーグも4月2日(土)開催をオフィシャルホームページ上で堂々と記載したままですので変更なく開催を貫く模様です。優勝候補のHOYO AC ELANも、先週は練習試合を控えたものの、19日(土)は練習試合を実施、「開催まであと2週間、さらに調子を上げていく」とブレノ監督のコメント。
今、東日本と西日本では、全く異なる空気が流れているようです。東北リーグと同じく被災地を抱える関東リーグは、開催日に関するオフィシャルなコメントを出していません。ただ一番心配だった流通経済大学が、「本学学生や教職員の人的被害については確認されておりません。龍ケ崎・新松戸両キャンパスとも建物等の大きな損壊等もありません。」と発表していることから、あとは被災地の復興状況・計画停電などの社会不安・社会情勢をしっかり見通した上で、「GO or NO GO」を慎重に判断するものと思います。

災害発生から未だ11日過ぎたばかり。本当にお亡くなりになられた皆さまや、被災された皆さまのご苦労を考えると、「サッカーやってる暇あったらもっともっと復興に力を貸すべき。」というのが当然でしょう。しかし、今回の震災で多くのサッカークラブが休止・消滅の道をたどるような事は、避けなければなりません。カテゴリー問わず各サッカークラブは、
「被災地の復興に出来る範囲で尽力しながらも、自らのクラブ活動を再開・立ち上げていく」事だけが、今歩いていくべき唯一の道のように思います。

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東京ドームのジレンマに私たちも直面するはず

2011-03-19 22:51:47 | SC相模原日記
プロ野球セントラルリーグが苦慮しています。一旦は3月25日(金)の開幕を発表しましたが、所轄官庁の文部科学省から東京電力、東北電力管内でのナイター試合の開催自粛を要請され、また厳しい世論の反対を受け、結局3月29日(火)に開幕日を変更しました。もともと3月25日(金)は東京ドーム・神宮球場はナイターでの開幕予定である上に、その後の試合もナイター開催を前提にしたスケジュールを組んでいました。「ナイター自粛要請」は開幕どころかその後の試合日程も大幅な見直しが必要になったのです。
こうした中、東京ドーム関係者は、
基本的に室内ですので、ナイターもデーゲームも電力は同じです
と、メディアにコメントしています。(参照:上記朝日新聞リンク記事)
この話の意図するところは、「東京ドームはもともと室内なのでデーゲームもナイターも照明をつけなくてはならない。よって消費電力はデーゲームであっても照明を使うのでの変わらない。」という内容です。確かに「巨人戦を、早く見たい。」という多くのファンがいますし、それが日本を励ます、そして明るくする一策になると思います。しかし一方で、計画停電で苦労している多くの市民に「東京ドームは昼も夜も照明施設を使う」事に理解が得られるのかどうか。ましてや、文部科学省の「節電に協力のためにナイターは自粛するように」という指示に沿った開催になるのかどうか。同じアミューズメントパークであるディズニーランドは営業を休止しています。東京ドームは今、大きなジレンマの中で苦しんでいます。

せ・リーグは「29日の開幕から4月3日までは東京電力、東北電力管内である9試合をすべてデーゲームで開催する。その後はナイター開催を予定しているが、照明を減らすなど大規模な節電策を講じる」としています。このコメントの意図は、「節電にも配慮しますのでなんとかナイターを開催させてください。」が真意でしょう。プロ野球は、ナイター開催の方が「入場者数が増える」「テレビ中継が可能になる視聴率を取れる」などビジネス的には大きくプラスです。逆にナイターなしには球団運営がもたないチームが出てきます。横浜・ヤクルトは昨年身売りが報道されるほど、存続ギリギリのところで球団運営をしています。しかし、計画停電が短期的になくなるという状況にはありません。東京ドームのジレンマは、プロ野球のジレンマでもあります。

プロ野球だけでなく、今後ビジネスのあらゆる場面でこうしたジレンマの中で一つ一つ判断していくことがたくさん生まれてきます。現に私も先週4月~6月期のマーケティング戦略を細心の配慮で見直す作業がつづきました。大きな被災をしている企業はどこか。逆に大きな影響なく営業活動を続けている企業はどこか。業界でも、被災の影響が大きな業界はどこか、少ない業界はどこか、を判断しマーケティング戦略を組みなおさざるを得ません。被災・節電配慮の中、どのように2011年度のビジネスを立ち上げていくか、という検討はジレンマの中で多くの企業人が悩まなければならない頭痛の種です。

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『買いだめ』にみる消費者心理のメカニズム

2011-03-17 22:17:22 | SC相模原日記
昨年まで、大手スーパーマーケット「成城石井」の社長であった大久保恒夫氏は、スーパーマーケットにおける顧客行動についてこう語っています。
「調べてみると、スーパーマーケットでお客様が買った商品の平均8割が店内で購買を判断している事が分かった。」
10年以上前は、専業主婦が家計簿をつけて、食費にかけられる予算を計算。その予算で何を買うか、スーパーのちらしを見ながらメニューを考えて、紙に買うものをメモに書きだしてスーパーマーケットに向かう人が多かったのです。ですから安売り・バーゲンには、主婦が群がるように、お目当て品を買おうと殺到する光景がよく見られました。
しかし女性も男性も働きながら生活を維持する世帯が増え、ここまで綿密に家計をやりくりする時間がなく、スーパーマーケットの中で財布と相談しながら何を買うか決める消費行動が多くなっているのです。

今回の震災に当たり、スーパー・コンビニでの『買いだめ』行動が問題になっています。しかし、『買いだめ』されている「米」「ミネラルウォーター」「カップ麺」「ティッシュペーパー」などと言った商品は、冷静に考えれば首都圏で『買いだめ』する必要は全くありません。米は、もう収穫が終了し備蓄・在庫ともに国内に潤沢に流通している商品。ミネラルウォーターは、計画停電の影響で断水になる「対応策」で購入する人が多いのですが、終日の完全停電・完全断水ではないので、水道が使える時間帯に、空のペットボトルに水を詰めておけば買いだめする必要はありません。カップ麺・ティッシュペーパーも、国内生産工場に大きなダメージはなく、当面大きな供給不足になる心配はありません。なのに何故、こうした『買いだめ』がおきるのでしょうか。

1.まず発端は、地震当日の3月11日(金)の通勤者の多くがオフィスで夜を明かすか、歩いて帰宅することを余儀なくされた事です。「通勤難民」とも言われた多くの人々は、コンビニエンスストアでおにぎり・お弁当・お菓子・お茶・水といった食料を買い込んで一気にコンビニの店頭から食料品が消えました。
2.この状態に、コンビニ来店してきた普通の買い物客も、売り切れのおにぎり・お弁当などの棚を見て「この震災の状況下早く買っておかないとなくなる。」との心理が働き、以降首都圏のコンビニでおにぎり・お弁当・パンなどを求める消費行動は、なかなか沈静化しなくなります。
3.ここに「計画停電」が追い打ちをかけます。停電ですからロウソク・電池などが売り切れるのは自然現象です。しかし米・ミネラルウォーター・カップ麺などといった商品は、「最悪24時間停電になったとき、東北の被災地と同じ状況になる」との心理が働き、「腐って失うことはない」米・ミネラルウォーター・カップ麺などといった商品を大量に『買いだめ』する人が増えます。そうすると店頭の棚からあっと言う間にこうした商品が消え、「我が家も買わなければ」と相乗的に購買需要が一気に増え社会的な『買いだめ』現象が発生します。以降こうした消費行動は未だ沈静化していないのです。

歴史的な国難を前に、冷静な行動を!と言われても、人間弱いもので心理的に「最悪」を考えて行動してしまうのは無理からぬことです。しかし、『買いだめ』は、被災地にも少なからず影響を及ぼしています。また、『買いだめ』した個人はそれで満足でも、首都圏に住む人々の全体に少なからず悪い影響を与えています。『店の棚にない!』といっても大丈夫。皆の知恵で『買いだめ』を沈静化していきましょう。

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東北楽天の「神戸へのホーム試合移転」に思う

2011-03-16 21:25:47 | SC相模原日記
東北地方太平洋沖地震により被災されました皆さまに、重ねてお見舞いを申し上げます。
上の画像の通り、海外でプレーしている内田・長友らからも被災地激励のメッセージが寄せられています。今月末の日本代表の試合も、25日のモンテネグロ戦(静岡・エコパ)を中止、29日のニュージーランド戦は東京・国立競技場では行わず、同日に大阪・長居で、日本代表とのチャリティーマッチを開催することで調整しているそうです。こうした選手や日本代表チームの気持ちが少しでも被災者の方々の痛みを和らげてくれるといいな、と思います。

こうした中、プロ野球の東北楽天が「神戸」を拠点に今年のホームの試合を戦う方向で、調整している事が今日報道されました。
東北楽天の神戸移転報道リンク
「プロ野球興行」を考えた時、同じ楽天が支援するヴィッセル神戸が本拠地とする神戸に「避難」が最善の策、と好意的に解釈したいところですが、やはり違和感があります。今回甚大な被害に見舞われた宮城県、東北をホームグラウンドにするチームですから、同じ東北地方の中でプロ野球興行の開催努力をすべきではないか、と思います。その方が、被災者である楽天ファンと一緒に戦っているように感じられて被災した東北の楽天ファンの皆さんに少しでも元気を発信できる、と思うからです。

しかしサッカーJリーグの被災チーム、ベガルタ仙台・鹿島アントラーズなどもホーム試合が、ユアスタ・カシマスタジアムで開催できるかどうか目途が立っていません。現況下で大規模なスポーツ興行の開催を検討するのは大変な難題だと思います。しかし、別なスタジアムでの開催を判断するにしても「サポーターと心がつながっている都市」「被災者に元気を届けられる都市」での開催をまず検討して欲しいと思います。

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