S.C.相模原サポーターブログ

SC相模原を楽しく応援するブログです

JFLクラブ選手補強動向2013

2012-12-30 22:51:56 | ライバル達の咆哮
さてJFLシーズンが終了して1ヶ月が経ちました。各チーム2013年度の優勝に向けて新チームの編成作業が進められています。本日は、これまでのJFLライバルチームの選手補強の動きをご紹介します。
今年、JFLチームの中でチーム編成を大きく変えようとしているのが、ツェーゲン金沢と町田ゼルビアの2チームです。両チームとも既に13~14名の選手の放出を発表。新たにJリーグから若手選手を意欲的に獲得しています。
まずはツェーゲン金沢の動きです。

ツェーゲン金沢は、森下監督が昨年までアビスパ福岡のGMだったこともあり、元Jリーグ選手を大胆に放出し、また大胆にJリーグ各チームから有望選手の獲得を進めています。シーズンが終了するやいなや11月20日に一気に13人の選手の放出を発表。シーズン中に既に水面下での編成作業を進めていた事を伺わせます。放出した選手は、全盛期にある中堅の元Jリーガーが多いため、JFLの他チームからの誘いが大変多いのではないでしょうか。
SC相模原でも今年ツェーゲン金沢から加入した曽我部・菅野が、木村監督の元で一段とプレーの幅を広げチームの中心選手として活躍しましたので、今年もツェーゲン経由SC相模原加入の元Jリーガーが出てくるかも知れません。
次は、町田ゼルビアの動きです。

町田ゼルビアは、ベテラン選手を中心に13人の選手の退団を発表しました。この中には、勝又・平本・ディミッチ・酒井ら、2012年チームの中心選手達の名前も見受けられます。逆に、秋田新監督が今年指揮されていた東京ヴェルディの若手選手3人を、新たに獲得しています。2013年のチーム編成を、世代交代も視野にいれているのではないでしょうか。

年が明け、Jリーグクラブの新チームが固まると、今度はJFLチームの選手の異動が活発化していきます。どのチームがどのような補強を展開しているのか、また改めてご紹介していきます。
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加山相模原市長も「カズさんぜひ来て!」

2012-12-28 22:47:16 | いい街・相模原
昨日、12月27日(木)SC相模原は、望月代表・木村監督以下選手6名も加えて相模原市・加山市長に2012シーズンの戦績報告を実施しました。その中で、加山市長は「カズさんにはぜひ(相模原に)来ていただきたい」と熱弁。ホームタウンを挙げてカズ獲得に向けたラブコールを発信していただきました。

スポーツニッポン12月28日記事リンク

キング・カズがSC相模原に加入することになれば、相模原市民の皆さんが一層SC相模原の応援に立ちあがってくれると思います。またキング・カズを迎える事ができた相模原市を、少しばかり誇りに思ってもらえるはずです。ですのでキング・カズのSC相模原加入は、地域振興の意味でも大きなプラス。加山市長がラブ・コールを贈ってくれた事をきっかけに、行政もキング・カズ招聘に向けた応援を是非お願いしたいなぁ~と思います。

例えば、SC相模原のホーム・スタジアム「麻溝公園競技場」もネーミング・ライツ等の申し込みが現時点で無いのであれば、2013年度は「相模原KAZUスタジアム」(カズスタ)に改名してはどうでしょうか。スタジアムの全国的な認知度があがり、来場者数も今まで以上に増えると思います。陸上やアメフト・ラグビーの愛好家の皆さんにも、他ならぬ「キング・カズ」の名前であればご賛同いただけると思いますがいかがでしょうか。

キング・カズが加入しSC相模原が成長すれば、相模原市が盛り上がり、JFLが盛り上がり、JFLチームを抱える地方が盛り上がります。特に近隣の町田・YSCC・横河武蔵野などとのダービーマッチは、一層激しく盛り上がる事でしょう。相模原サポーターの皆さん、来年の「吉報」待っていましょうね!
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キング・カズ、SC相模原に入団か ~続報

2012-12-23 21:28:00 | SC相模原日記

昨日、スポーツニッポンから始まった「カズ、SC相模原からオファー」のニュースは、全ての大手スポーツ紙が取り上げ情報が拡散し始めています。そのなかでスポニチは、望月代表のコメントも掲載、望月代表は「カズは絶対に必要な戦力」と、獲得に意欲を見せています。スポーツ紙のリンクを以下に添付します。
日刊スポーツ「カズにJFL相模原がオファー」
スポニチ・SC相模原・望月代表 カズは「絶対に必要」 背番11用意
サンケイスポーツ「カズ、SC相模原から完全移籍オファー」
デイリースポーツ「カズJFL昇格SC相模原がオファー」
報知新聞「横浜FC香港、レンタル移籍でカズ獲得へ」
一番下の、報知新聞だけが横浜FC側の取材をベースにした記事を掲載。最後に「専用のクラブハウスや練習場がなく、横浜FCとの環境格差は明らかだ。」とし暗にSC相模原への移籍などありえない、との判断をしめしています。しかし、考えてみてください。横浜FCに7年前カズさんが移籍してきた時、横浜FCに専用のクラブハウスや練習場はあったでしょうか。答えはNO。でもそんな横浜FCにカズさんは移籍してきた。それは、横浜FCがカズさんを最も必要としていたからではないでしょうか。

ですので、SC相模原だけでなく「スリーフットボール・相模原」のキャプテンとして、カズさんには是非、相模原に来て欲しいです。結論は、年明けになる模様。SC相模原サポーターのみなさん、エールをお願いします。
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キング・カズ~三浦和良がSC相模原に入団か

2012-12-22 19:14:52 | SC相模原・記念日

今日のスポーツ・ニッポン紙の報道には驚きました。まずは、そのままご一読を!
J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(45)が、来季JFL(日本フットボールリーグ)に参入するSC相模原から2年契約、完全移籍の電撃オファーを受けたことが21日、明らかになった。 カズは先月、横浜FCから新たに2年契約を提示された。7年余り在籍し愛着もあるが「他からオファーが来るかもしれない」と、まだ契約書のサインをする欄は空白のままだ。今季は8月下旬に首、肩を痛めた影響もあり、出場わずか14試合で1得点にとどまった。カズが重要視するのは、カテゴリーではない。出場機会であり、いかに自分を必要としてくれるか。SC相模原のオファーも十分、魅力的なはずだ。
カズさん!是非・是非・是非・是非~相模原に来てください。望月代表とキング・カズは京都や横浜FCで一緒にサッカーしていた仲。JFLならキング・カズも先発出場で活躍すること間違いなし。J2昇格に大きな弾みがつきます。

JFLの活性化を目指す日本サッカー協会にとっても願ってもないニュース。キング・カズがJFLでプレーすれば、相模原だけでなくアウェイのスタジアムでも観客増が見込まれます。横浜FCもキング・カズの試合出場数が少なかった今年、年間平均6000人の観客を集客しておりカズの相模原移籍はそれほど大きなビジネス・インパクトにはならないと思います。つまりキング・カズのSC相模原移籍の環境は十分整っているということです。
あとは、相模原の熱意あるのみ!加山市長、是非記者会見でも開いて、キング・カズへのラブ・コールよろしくお願いします。相模原市民のみなさん、全国でSC相模原を応援いただいているみなさん、心の中でキング・カズへのラブ・コールよろしくお願いします。
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鹿児島県代表クラブ一本化の動き一部始終

2012-12-21 22:19:53 | クラブマネジメント
ヴォルカ鹿児島とFC鹿児島の合併が、ほぼ固まった模様です。以下に、これまでの経緯をまとめてみましたが、この流れからすると私は「FC鹿児島主導の合併になるのでは」と予想しています。この合併を調整したのは鹿児島県サッカー協会となってはいますが、その裏で日本サッカー協会の意向が強く働いたことも感じられます。JFL昇格がまだ見えないこの段階での1本化が、正しい選択だったのかどうかは、これからの新・鹿児島代表クラブの活躍にかかっていると思います。
では、今年9月からの経緯を眺めてみましょう。

9月3日
ヴォルカ鹿児島、Jリーグ準加盟(再)申請することを発表。この発表の席には鹿児島県サッカー協会も同席。
9月23日 
FC鹿児島がヴォルカ鹿児島を下し九州リーグ王者に。同時に地域リーグ決勝大会出場が決定。
10月1日 
FC鹿児島、Jリーグ準加盟申請することを発表。FC鹿児島は「同じ県で(複数の)Jリーグチームが活動するところもある」として、問題はないとの見通し。
10月5日
ヴォルカ鹿児島、Jリーグ準加盟申請が、承認される見通しがたたない事を発表。
「スタジアム要件を充足することが出来ないうえに要件充足可能な時期についても未確定な状況。要件充足にかかる期間、申請時期等を考慮すると、本年中の要件充足は非常に困難な状況である。」
10月13日
社団法人「鹿児島にJリーグチームを創ろう会」が九州リーグ所属の「ヴォルカ鹿児島」と「FC鹿児島」に統合を呼び掛ける。ヴォルカの運営会社社長は「協議には応じたい」とコメント、一方のFC鹿児島は「現時点ではコメントできない」と話している。
10月17日
ヴォルカ鹿児島が、全社1回戦敗退。地域リーグ決勝大会に出場できない事が確定。
11月4日
日本サッカー協会関係者のコメントとして「J3構想を検討」との(根拠のない)噂記事がメディアに。
11月13日
鹿児島県サッカー協会が、FC鹿児島のJリーグ準加盟申請を承認。この時点で鹿児島県サッカー協会は、それぞれ2チームの準加盟申請を承認したことになる。
11月18日
FC鹿児島が 地域リーグ決勝大会1次ラウンド敗退。
12月1日
鹿児島県サッカー協会が、鹿児島市の協会事務局に、Jリーグ入りを目指すFC鹿児島とヴォルカ鹿児島の代表者を呼び、両クラブの統合を要請した。これに対し、両クラブ側は「前向きに努力する」と回答した。早ければ2013年シーズンからの統合も視野に、近いうちに結論を出すことで合意した。
12月18日
FC鹿児島とヴォルカ鹿児島は18日、鹿児島市の県サッカー協会で統合問題を大筋合意。2チームを存続させた上で、一方をトップチームとして位置づけ、レギュラークラスをまとめるなどの方法を模索している。

この経緯を通して感じられるのが、ヴォルカ鹿児島の手詰まり感です。ヴォルカ鹿児島にとっては「Jリーグ準加盟承認」が鹿児島県代表になる手続きと、著名運動も含め必死に準加盟の承認を得る活動を続けてきました。しかし、10月5日の「見通したたず」発表に加え、10月17日には地域リーグ決勝大会の進出に関しても望みが断たれてクラブとして、目の前の希望を失ってしまいます。
もともとヴォルカ鹿児島は、9月3日のJリーグ準加盟申請の手続きの前提として、中島社長の退任と新社長の公募、運営組織の変更をも発表しており、今回の合併の話に前向きだった状況がよく理解できるところです。
12月29日(土)FC鹿児島はシーズン終了報告会を予定しています。この場で、FC鹿児島・徳重社長から、新しい鹿児島からJを目指すクラブの全体像が発表されるのではないでしょうか。
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2013年麻溝開幕戦はFC町田ゼルビア戦か?

2012-12-16 22:26:10 | SC相模原日記
本日のJFL入替戦の結果、栃木ウーヴァFCのJFL残留がきまりました。延長にまでもつれ込む激しい試合となりそれでも決着がつかず、PK戦の結果辛くも栃木ウーヴァFCがJFL残留を決めました。
これによって2013年度のJFLを構成する18チームは以下の通りになりました。

カテゴリーもここまで来ると、関東リーグの時のように「相模原のチーム力からすればこのチームなら勝てる確率が高い」という試合はJFLでは1試合もありません。逆に「新加入の相模原には確実に白星を」の勢いで相手チームは向かってきますから、SC相模原にとっては最初から厳しいサッカーが繰り返されるものと思われます。
こう考えると、SC相模原は2013年度からJ2を狙えるチームへとレベルアップしていく必要があります。折角、JFLに昇格したばかりで選手の皆さんも息つく暇もありませんが、来年年明けの自主トレから一歩ずつ更なるレベルアップを実現して欲しいと思います。

さて、JFLの対戦カードの順序には規則性があります。もちろん会場の手配、各チームの事情により基本形は崩されスケジュールは修正されていくのですが、2011年のJFL開幕戦はほぼこの規則性の元に開催されました。
それを2013年度に当てはめてみると、SC相模原の対戦カードは、
2013年3月10日(日)AC長野パルセイロ戦(@長野)
2013年3月17日(日)FC町田ゼルビア戦(@麻溝)
2013年3月24日(日)福島ユナイテッドFC戦(@福島)
の順序になりそうです。
もし、相模原ホーム開幕戦がいきなり「FC町田ゼルビア戦」というダービーマッチでの開幕となると大変盛り上りますね。「町田 VS 相模原」「秋田豊監督 VS 望月重良代表」火花がバチバチ散りそうな対決です。こうした対戦カードが現実に見えてくればくるほど、チーム&サポーター全体が、一層のレベルアップをしないと、JFLではやっていけないぞ、と気持ちが引き締まる思いがします。力を合わせて頑張りましょう。
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<地決回顧>地域リーグ決勝大会の申し子

2012-12-13 23:15:07 | SC相模原・激闘の足跡
これまで綴って来た通り、地域リーグ決勝大会を勝ち抜きJFL昇格を決める、というのが如何に難しいか、ご理解いただけたかと思います。
しかし、選手としてこの地域リーグ決勝大会を3回経験し3回とも昇格を決めるという「地域リーグ決勝大会の申し子」のような選手がいます。それがSC相模原の宮川大輔選手です。
宮川はまず2003年ザスパ草津で最初の地域リーグ決勝大会を経験、見事一発でJFL昇格を決めると、2007年ニューウェーブ北九州(現:ギラヴァンツ北九州)でも地域リーグ決勝大会を戦いこれも一発でJFL昇格決定。そして今年、SC相模原に移籍して1年目、これまた一発でJFL昇格を決めました。宮川が加入したチームの地域リーグ決勝大会での戦績はJFL昇格率100%です。こんなキャリアを持った選手って他にはいないのではないでしょうか。

地域リーグ決勝大会は、他に類を見ないレギュレーションで争われる大会のため、最初のチャレンジで即JFL昇格を掴むというのは大変難しくなっています。「初挑戦即JFL昇格」を決めたチームは、最近ではおそらく宮川が加わっていた2007年のニューウェーブ北九州(現:ギラヴァンツ北九州)までさかのぼらなければならないでしょう。今J2・JFLで活躍する松本も長崎も町田も讃岐も長野も皆、地域リーグ決勝大会で一度は苦杯をなめているのです。本当に厳しい大会ですね。それだけに宮川の「3回挑戦3回JFL昇格成功」というのは、何か持ってるとしか言いようがありません。

さて気が早すぎるかもしれませんが、来年の地域リーグ決勝大会は、どのようなチームが勝ちあがってくるのでしょうか。私が個人的に応援したいのは、JFL以上のカテゴリーに地元サッカークラブが未だ昇格していない「空白県のチーム」です。そのチーム一覧が上の表になります。どのチームも、それぞれ所属する地域リーグの優勝候補であり、また既に地域リーグ決勝大会を経験したチームも多く、有力なJFL昇格候補チームばかりです。
ここに関東リーグの東京23FC・tonan前橋・さいたまSCなどがからみ、関西からはアミティエSCやバンディオンセ加古川なども参戦してくる勢力地図になります。いや~厳しい戦いですね。来年も激戦必至です。
来年、SC相模原は参加しませんが、この地域リーグ決勝大会だけは、機会があれば是非観戦したいと思っています。
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<地決回顧>堅守カウンター戦術への対応力

2012-12-11 00:17:37 | SC相模原日記
地域リーグ決勝大会で、一番使われる戦術、これが「堅守カウンター戦術」です。ディフェンダーの枚数を増やしかつサイドバックも専守を徹底したDFラインを形成、失点のリスクマネジメントを最優先にしたサッカーを展開する戦術です。
何故、この戦術が地域リーグ決勝大会で頻繁に使われるのでしょうか。一番の理由に地域リーグ決勝大会が、90分間で勝負がつかなかった時、延長戦なく即PK戦に入る事です。そしてPK戦で勝てば勝ち点2、PK負けでも勝ち点1が獲得できます。勝ち点差1、得失点差1で順位が決まる地域リーグ決勝において、敗戦により勝ち点0で終わるのと、PK戦まで粘り運よく勝ち点2をゲットするのとでは、天と地ほどの差があります。ですので、「引き分け上等」と腹を決めて相手の攻撃力を「0点」に封じる守備のリスクマネジメントを徹底するのです。

ここで、一つ確認したい事があります。この戦術、チーム力が低いチームだけが取る戦術ではありません。地域リーグ決勝大会では、高いチーム力を持つチームでも、試合の中で「堅守カウンター戦術」を取ってきます。ここが地域リーグ決勝大会の特徴の一つです。
例えば、今年の地域リーグ決勝大会・決勝ラウンドの2日目、ノルブリッツ北海道はSC相模原に対して、前半堅守カウンター戦術を徹底、SC相模原に1点もやらないサッカーを展開してきました。しかし北海道リーグで優勝したノルブリッツ北海道の一試合平均の得点数は約5点。攻守に圧倒して北海道リーグを制してきた実力チームです。

ノルブリッツ北海道は、勝ち点を綿密に計算しました。2日目第一試合でファジアーノ岡山ネクストが福島ユナイテッドに敗れ2試合終了し勝ち点が「0」。ノルブリッツ北海道は、1日目に勝ち点「1」を取っていましたから、SC相模原と引き分け運が良ければ勝ち点を「3」まで伸ばすことができます。その時の相模原の勝ち点は「4」、福島ユナイテッドの勝ち点が「5」ですから、最終日の結果次第で十分2位以内があり得ます。「引き分け上等」なのです。
一方SC相模原自身も1度だけ堅守カウンター戦術を採用した試合があります。2010年の地域リーグ決勝大会・一次ラウンドの2戦目「対YSCC戦」です。前半、SC相模原はがっちり守備を固めYSCCに得点を与えない布陣を敷きます。そして切りかえ早くFW齋藤将基がカウンターを仕掛け得点。結果は3-0でSC相模原が一次リーグ突破に大きく近づきました。

SC相模原は、今年の地域リーグ決勝大会では「堅守カウンター戦術への対応」をチームとしてよく考え準備し試合に臨んでいる、と感じました。それは昨年の苦い経験が今年に生きたと思います。昨年、地域リーグ決勝大会・決勝ラウンドの1試合目藤枝MYFCと3試合目のHOYO大分は、攻撃力の高いSC相模原相手に堅守カウンター戦術を仕掛けてきました。結果SC相模原は2試合とも敗戦。相手から得点が取れなかったばかりか、少ない相手の攻撃陣に失点をしてしまい地域リーグ決勝大会を最下位に敗れ去りました。
今年のSC相模原や福島ユナイテッドはいうまでもなく、過去のJFL昇格チームの試合を振り返っても「堅守カウンター戦術への高い対応力」がない限り、地域リーグ決勝大会を生き残ることはできない、というのもこの大会の黄金律の一つかもしれません。
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<地決回顧>初戦必勝の黄金律

2012-12-09 21:21:07 | SC相模原日記
地域リーグ決勝大会は、一次ラウンド・決勝ラウンド共に「グループ・リーグ戦」で行われ順位を決するところにこの大会の最大の特徴があります。FIFAワールドカップも五輪サッカーもJリーグ・ナビスコカップも1次ラウンドは「グループ・リーグ戦」ですが決勝ラウンドはトーナメント戦です。
ワールドカップでもよく語られますが、グループリーグ戦においては「初戦が白星か否か」が勝ちぬきにおいて大変大きな比重を占めます。今年行われたロンドン五輪・男子サッカー(U23)で、優勝の大本命と言われたスペインが、グループリーグ初戦で日本に0-1で敗れると、チームはそのまま立ち直ることなくグループ・リーグで敗退してしまいました。

しかし、そのスペインはFIFAワールドカップ南アフリカ大会で、グループ・リーグの初戦に負けながらも優勝を果たしました。ですので、数学的な確率論から考えれば、初戦敗れてもその後の2試合で2連勝すれば、2位以上に食い込む事は、十分可能なのです。
ただ地域リーグ決勝大会の結果を振り返れば「初戦90分以内で敗戦したチームはJFL自動昇格することは出来ない」というジンクスが今年も生きていました。

上の表が、過去3年間の地域リーグ決勝大会でJFL自動昇格を決めたチームの初戦の結果です。見事に白星が並んでいるのが分かると思います。唯一敗戦と言えるのは、2010年の長野パルセイロが決勝ラウンドでカマタマ―レ讃岐に「0-0」で引き分け、PK戦で敗れた試合です。この試合でPK負けを喫した長野はそれでも「勝ち点1」を獲得し、その後の試合を2連勝し2位に食い込みました。
今年SC相模原と共にJFL自動昇格を決めた福島ユナイテッドは、過去2年間1次ラウンドで姿を消していましたが、いずれも初戦は敗戦でした。SC相模原も昨年の決勝ラウンドは初戦藤枝MYFCに敗戦。流れをつかみ損ねたSC相模原はその後の2試合も連敗、JFL昇格を決める事ができませんでした。

何故、こんな結果になっているのか、という分析は様々あろうかと思いますが、SC相模原の2011年から判断すると「初戦に敗れると2戦目・3戦目に非常に大きなプレッシャーが選手にかかり、選手・チーム自身がもつ本来の力を出しきれない。」ではないか?と私は思います。特に決勝ラウンドは、実力に大きな差がないその年の地域リーグのトップ4のチームがグループ・リーグを戦いますので、こうした選手・チームにかかるプレッシャーが試合の結果を大きく左右する要因になろうかと思います。

ですので、私は地域リーグ決勝の一次ラウンドの組み合わせが発表になる日、「福島・郡山会場だけにはならないで」と祈るような気持ちでした。福島ユナイテッドが福島・郡山会場に入る事は、過去の例をみても明らかだったからです。結果は、大分・中津会場で、初戦FC鹿児島との試合となりました。九州・大分で地元九州王者が初戦ということで、全く油断ならない組み合わせとなりましたが、この難しい試合を4-2で勝利することができ一次ラウンド突破の流れができました。
地域リーグ決勝大会に「初戦必勝の黄金律」が生きている間は、グループ・リーグ初戦の対戦相手の「運」が、JFL昇格の確率を大きく左右します。SC相模原が今年こうした「運」に恵まれたのは、もしかしたら多くのサポーターの願いが天に通じたのかもしれませんね。
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<地決回顧>ワイルドカードに福あり!

2012-12-06 21:58:10 | SC相模原日記
今年のSC相模原は、地域リーグ決勝ラウンドを迎えるにあたって、対戦する相手チームの順序が「岡山→北海道→福島」となりました。SC相模原が今回JFL昇格を勝ち取った勝因の一つにこの決勝ラウンドの対戦順序の運があったように思います。この3チームの中ではやはり福島のチーム力が一番高い事は、地域リーグ決勝大会の戦前に当ブログでも書いていたた通りです。その福島との戦いが一番最後になったことで、SC相模原は「1戦目・2戦目で勝利しJFL昇格を決める」というJFL昇格に向けた道筋を、多くの選手・サポーターが頭の中に思い描いた事と思います。

また一番大事な初戦が「ファジアーノ岡山ネクスト」になったのもSC相模原の気持ちを楽にしました。既に1次ラウンドで試合をしており相手がどんなサッカーをするのか、その強さを選手全員が身をもって把握していたからです。ですので、SC相模原サポーターの間では、一次ラウンドを終わって「ワイルドカードで決勝に進めてよかった。最高だ。」という声がささやかれていました。

ワイルドカードとは、地域リーグ決勝大会の一次ラウンドから決勝ラウンドへ進出するチームを決めるにあたり、各グループの2位チームの中で最も成績の良かったチーム1チームが決勝ラウンドに進出できるチーム枠です。このシステムは2010年から始まり今年で3年目になりますが、3年ともワイルドカードで決勝ラウンド進出したチームは、JFLへの自動昇格を決めています。これは単なる偶然かもしれません。しかし今年SC相模原と一緒に地域リーグ決勝を体感していて、ワイルドカードはむしろ有利だ、と思うようになりました。

昨年の2011年、ワイルドカードで決勝ラウンドに進んだYSCCを振り返ってみましょう。YSCCは、一次ラウンドで藤枝MYFCと同じグループで対戦していましたので、相手がどんなサッカーをするのか、YSCCが藤枝と再び戦えばどんな試合になるのか、身をもって理解していました。この安心感がワイルドカードチームの持つ有利な点です。ワイルドカードのチームは必ず決勝ラウンドで一次ラウンドを首位通過したチームと対戦します。「相手の力が見えない不安」と戦う必要がありません。またこの時YSCCは、同じ神奈川県のSC相模原はチーム力&個々の選手の能力共によく理解していましたし、またHOYO大分とは全社ですでに戦っていました。ですので、決勝ラウンドを迎える前に対戦相手の3チームを、身をもって熟知していたのです。この状況下なら、決勝ラウンドをどのように戦えばいいか、どのようにしたらJFLに昇格できるか、決勝ラウンド前にチーム全体に共通理解が進んでいたと思います。

上の画像は、決勝ラウンド、ファジアーノ岡山ネクスト戦で、ロスタイム曽我部の決勝ゴールが決まって勝利を喜ぶ望月代表です。大事な初戦の「勝ち点3」に、勝負師・望月代表は「これで行ける」とJFL昇格への手ごたえを掴まれたのではないでしょうか。ただこの曽我部の決勝ゴールは多分に「ラッキー」だったと私は思います。シュートを打った曽我部が偉かった、それは全くその通りです。しかし密集して待ち受けていた岡山DFが目の前を転がるボールをなぜクリアできなかったのか、今でも不思議に思えるゴールです。このゴールでSC相模原はJFL昇格に向けた流れができました。一方、このゴールがファジアーノ岡山ネクストには、最後まで重たくのしかかりました。結果、得失点差1の差で4位に沈むという悲劇。昨年のSC相模原が味わったあの屈辱。地域リーグ決勝大会の怖さです。こうした得失点差1を争う中で、ワイルドカードチームが持つ「1チームでも相手の実力を身をもって理解している安心感」は僅かながらでもアドバンテージと言えるのではないでしょうか。
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