S.C.相模原サポーターブログ

SC相模原を楽しく応援するブログです

勝負事は有言実行で

2013-08-31 23:45:36 | SC相模原・激闘の足跡
今日、8月31日(土)は天皇杯全日本サッカー選手権大会の開幕日でした。SC相模原と同じJFLに所属するクラブも続々と登場し、FC琉球・福島ユナイテッド・長野パルセイロ・カマタマ―レ讃岐・栃木ウーヴァ・佐川印刷が初戦勝利し、9月8日(日)2回戦のJ1&J2チームとの試合に駒を進めました。こうして見ると、やっぱりJFLクラブなんだから天皇杯に出場しなきゃ駄目、と県予選敗退の無念が再びこみ上げてきます。しかもSC相模原はなぜかこの天皇杯であまりいい成績を上げる事ができていません。今までの4回の天皇杯神奈川県予選を簡単に振り返ってみると以下の通りです。

初めて挑戦したのは2009年の天皇杯神奈川県予選でした。この時は1回戦桐蔭横浜大学と対戦し敗退してしまいました。この天皇杯神奈川県予選の敗戦の前の週に、全社関東予選のブロック決勝戦でYSCCに敗北し2009年の大きな目標を2つ失い、ちょっとショックの大きい敗戦だったと記憶しています。
2010年は、SC相模原が今まで一番全国大会に近づいた大会です。齋藤将基・古賀・健太・坂井・工藤・鷲田・金澤 らというスタメンに途中出場で秋葉・森谷と元Jリーガーによるオールスター選手で戦いましたが、決勝戦YSCCの辻のカウンターの前に敗北。初の全国大会出場はなりませんでした。しかし天皇杯県予選に敗れたものの、この大会の直後の全国社会人サッカー選手権大会(全社)で3位という成績を修めます。天皇杯は全社期間直前まで2回戦&3回戦が続くので、天皇杯神奈川県代表になっていたらこの全社3位という成績は難しかったと思います。

2011年は、産業能率大学に1回戦でPK負けしてしまいます。東日本大震災によるシーズン開始の遅延により関東リーグの試合日程と天皇杯神奈川県予選の試合日程が重なってしまい、結果炎天下の中土曜&日曜連戦となったためコンディションの持って行き方が難しい大会でした。ただ、結果は当時、関東リーグ1部のYSCCが神奈川県代表になり、炎天下の連戦が敗北の言い訳にはならない事を思い知らされます。

2012年は、皆さんもご記憶に新しいかと思いますが準決勝で横浜猛蹴に敗れてしまいました。相模川の河川敷にある馬入ふれあい公園天然芝での試合でしたが、本当に残念な結果に終わってしまいました。しかしこの2012年天皇杯予選では、試合毎に曽我部・菅野・淳・将也らこの入団した若手選手が成長、この時のパワーアップで地域リーグ決勝大会に優勝しJFL入りを決めています。

過去4回の挑戦の時には「天皇杯全国大会出場」は、「地域リーグ決勝大会出場&JFL昇格」という目標に比べると、明らかに優先順位は下でした。しかし、JFLに昇格した今年からは、そのモードを「最低でも神奈川県代表は必ず勝ちとる」強い気持ちに切り替える事が必要です。振り返るに大会前クラブとしてこの大会で「何を目指すのか」「何を勝ち取るのか」を、チームも選手もサポーターも目標を強く明言できていなかったように思います。やはり勝負事は「有言実行」でないと戦えません。目標をはっきりと宣言しその目標に向けてのアクションを200%実行することが大事です。来年の天皇杯は「6度目となる神奈川県予選に勝利し全国大会に進出する」ことを必達目標にしてクラブの全勢力をそこに傾けていきましょう。そう、今日からです。
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鍛えて鍛えて成長をつかみとれ

2013-08-27 23:20:50 | SC相模原日記
SC相模原は26日(月)ウィリアンス選手のインド1部リーグクラブへの移籍を発表しました。8月11日の佐川印刷戦で配られたマッチデープログラムにもウィリアンス選手のインタビューが紹介され「SC相模原のために頑張る」決意を表明していた矢先の発表だけにビックリしました。このタイミングの移籍、しかもインド1部リーグということで、本人又は代理人サイドからの申し入れによるものではないかと思いますが、折角クラブのメンバーともプレーがかみ合い始めていただけに残念ですね。
一方7月24日に入団発表された新外国人選手ウェズレイが、8月25日(日)の町田ゼルビアとの練習試合に先発出場しました。見るからに屈強なフィジカルを武器にしたセンターバックで、ロングパスの精度も上々でした。ただまだ加入して1ヶ月ということで、チームになじんでいない様子。若い年令からかもしれませんが、今までのSC相模原のブラジル人外国人選手の中と比べるとプレーが大人しい感じがします。間違いなく将来が有望な選手ですが即戦力というよりは、使いながら大きく育てるタイプの選手と思います。ですのでJFL残り10試合における彼の位置づけをどうするのか、代表と監督ではっきりしておいた方が良いかもしれません。

その町田ゼルビアとの練習試合、前半私は町田ゼルビアサイドのバックスタンド席で見ていましたが、齋藤広野選手のドリブル時には「お!コーヤ、いけいけ」と唯一SC相模原の選手の中で声がかかっていました。広野は元町田ゼルビアだけに古巣はやはり温かいですね。前半はSC相模原・鈴木将也VS町田ゼルビアFW鈴木孝司の兄弟対決となりましたが、残念ながら2人が激しく接触する場面はありませんでした。シャッターチャンス狙っていたのですが。この2人の共通点はフィジカルとサッカーセンスが抜群に優れているところです。が、その他は顔もポジションもサッカーの経歴もあまり似ていません。JFL最終戦では、サッカーでの激しい兄弟喧嘩が見たいものです。

SC相模原は、残念ながら天皇杯神奈川県予選で負けてしまいました。次の公式戦は9月14日まで3週間開いていますが、この期間は貴重な時間です。鍛えて鍛えて成長を掴み取り、結果残りJFL10試合を10連勝してくださいね。成長するんだぞ~。
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若手選手の熱い溌剌たるプレーがGOOD!

2013-08-24 22:27:40 | SC相模原・激闘の足跡
本日8月24日(土)行われた2013年天皇杯・神奈川県予選決勝戦「専修大学 vs 桐蔭横浜大学」の試合は3-2で桐蔭横浜大学が勝利し、今年の天皇杯神奈川県代表は桐蔭横浜大学と決まりました。8月21日(水)の準決勝「SC相模原VS専修大学」戦で見せた専修大学の選手の個々のプレーの質の高さは、間違いなく「大学のクラブの中ではトップチーム」と感じましたが、その専修大学が後半ロスタイムに逆転負けを喫するとはサッカーの勝負って本当にやってみないと分かりませんね。
今日は8月21日(水)の「SC相模原VS専修大学」の試合の流れを少し詳しく振り返ります。
まず、SC相模原のスタメンは以下の通り。
FW:松本・御給
MF:将也・北原・佐野・菅野
DF:小澤・安藝・桝田・天野
GK:森田
一方の専修大学のスタメン&基本フォーメーションは以下の通りです。

試合の入り10分は双方ともに相手の出方を窺うような慎重な滑り出しでした。SC相模原はFW松本が積極的に裏を抜けようとチャレンジ。これを専修がファウルでのがれSC相模原は5分・12分・15分と3つのFKのチャンスを得ますが得点になりません。

前半20分すぎくらいから専修の前線のパス交換が早くスムーズにつながるようになり形を作っていきます。しかしSC相模原はMFも参加した分厚い守備で難なく凌いでいるかのように見えました。が、前半28分でした。

専修ボランチ下田の縦パスをゴール正面で長澤がキープ。ここに3人のFWの選手が距離を狭めSC相模原DFを短いパスで振り回します。長澤はSC相模原のDFのポジションを見極め、左横の前澤を選択しパス、前澤正確にシュートコースを見極めシュート、ゴール。0-1と専修大学が先制します。実は後半22分の専修大学の3点目も全く同じ形のゴールでした。長澤の前線でのキープ力とFW3人の足元の柔らかさを活かしたプレーですが、明らかに試合前からSC相模原DFを崩す一つのオプションとして狙っていたチームプレーだったと思います。結果的に振り返れば、この1点目と3点目で同じパターンで失点してしまった事は敗因の一つと言ってよいかと思います。

この先取点で専修大学が勢いに乗ります。特に前線の10番仲川のドリブル突破・パスワーク・シュートと攻め込む専修大学。一方SC相模原はカウンターから松本が31分右からのグラウンダ―のパスにゴール左からシュート、続く32分にもカウンターからの松本のシュートはクロスバーにあたり惜しくも同点になりません。SC相模原も早く同点に追いつこうと菅野のドリブルからのシュートも織り交ぜカウンターから攻め込みますがシュートに精度を欠き得点になりません。逆に前半38分、専修大学がカウンターからFW10番仲川がSC相模原の裏を取りゴールを目指しますが仲川のマークに入った小澤がペナルティエリア内でファウルを犯しPK。0-2。

SC相模原は左の攻撃的MFに将也を入れていました。吉村・地頭薗といった他の選択肢を選ばなかった木村監督の狙いとしては「攻撃的な守備から入って相模原の攻撃の形を作りたい」という考えがあったと思います。専修大学の前線の選手の足元のテクニックの高さを見れば当然の判断。しかし前半を終わっての0-2は誤算だったと思います。ただこうなってしまっては早い時間帯に1点返すしかありません。後半キックオフからSC相模原は怒涛の様に攻撃にかかります。2分、御給が落して松本シュート!は、ゴール上に外れます。5分SC相模原のFKから御給がゴール正面落し自ら振り向きざまシュート!・・これもゴール上。後半15分に御給が交代、追って松本も交代しますが、この日ばかりは2人のエースFWが本調子ではありませんでした。

後半22分専修大学は8番下田がパスカットから1点目と同じパターンで縦パスを長澤に入れます。長澤はゴール正面でボールをキープ。ショートカウンターとなってしまい、1点目以上にSC相模原のDFラインは戻り切れず再び専修大学追加点で0-3。しかしこの試合0-3になった後半22分から後半43分に2-4となるまでの約20分間はSC相模原は、素晴らしいプレーが連続します。佐野を1トップにその下を吉村・淳・地頭薗がとにかく前に前にボールを気持ちで動かし泥臭くシュート!0-3になった1分後すぐに吉村が泥臭くゴール!38分には地頭薗が混戦から再び泥臭くゴール!2-3と1点差に迫るとSC相模原サポーターのボルテージは最高潮!「あと1点でいい。PK戦で決着をつけよう。」

しかし43分、試合の終止符を打つゴールは専修大学の8番下田でした。30メートル以上はある位置からのミドルシュート。ボールは森田の右上のジャンプのさらに右上に突き刺さり「The End」。2-4でSC相模原は敗れました。
結果は残念な試合でしたが、後半はSC相模原の気持ちのこもったいい試合だったと思います。特に、北原・安藝・地頭薗らの溌剌たるプレーは、間違いなく今後のチーム全体の成長につながっていくことでしょう。8月25日(日)13:00から町田ゼルビアとの練習試合(@町田市野津田)が組まれています。若手選手の成長を是非見に来てくださいね。
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天皇杯神奈川県予選準決勝完敗・・・残念

2013-08-21 23:41:39 | SC相模原・激闘の足跡
本日、行われた天皇杯神奈川県予選準決勝「SC相模原 VS 専修大学」は、2-4でSC相模原は敗れました。今、大学チームの中ではNo.1と言っていいほど戦力の充実している専修大学。特に攻撃陣の能力の高さは昨日の展望でご紹介した通りですが、前半この攻撃陣がSC相模原DFをかき回します。前半28分、専修大学は相模原ゴール前バイタルエリア正面でキープしたボールを細かくつなぎSC相模原DFを振り回し最後は10番仲川のゴールで0-1。前半はこの専修大学10番仲川をSC相模原のDFラインの選手がなかなか捕まえきれません。35分にはSC相模原の左DFライン裏にロングボールが蹴り込まれ、これを小澤と専修大仲川がペナルティエリア内で競り仲川が転倒。このプレーが小澤のファウルと審判は判断しPK。前半を0-2で折り返します。

後半、早く1点が取りたいSC相模原は、前掛かりになり攻め込みますが、後半18分DFラインから中盤・北原への縦パスを専修大学8番下田が北原のブラインドから入りこのボールをインターセプト。専修大学の鋭いショートカウンターから7番長澤が起点となり専修大再びゴールで0-3と突き離します。
しかしここからSC相模原は猛然と追いかけます。まだ終わっていない、勝つぞ、という気持ちが伝わる猛攻!猛攻!
後半21分吉村のゴールが決まり1-3。なおも猛攻を仕掛けるSC相模原は38分、地頭薗のゴールで2-3に追い上げます。「あと1点!時間はまだ十分あるぞ!」サポーターの応援の声も一段とボルテージが上がりました。しかし、後半43分専修大学8番下田のミドルシュートがゴール右隅に綺麗に決まってしまい2-4。後半の追い上げむなしくSC相模原天皇杯今年も県予選で姿を消してしまいました。残念。悔しいなぁ~。
詳細、改めてレポートします。
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天皇杯・神奈川県予選準決勝専修大戦の見どころ

2013-08-20 22:32:17 | SC相模原日記
SC相模原は、明日天皇杯神奈川県予選第二次ラウンド準決勝で専修大学と戦います。専修大学は本部は東京都ですので昨年まで天皇杯・東京都予選を戦っていました。しかし、サッカー部が拠点としているグラウンドが神奈川県川崎市にあるため、今年から神奈川県に移籍してきました。これまでSC相模原も専修大学と練習試合は、2度ほど戦ったと記憶しています。専修大学を指揮する源平監督は、静岡・清水商サッカー部出身で望月代表の1年先輩。名波やFC琉球・薩川監督らと同級生になります。

その専修大学は、今年の大学サッカー界のトップチームの一つ。ですのでSC相模原がまず大事なのは「気持ち」です。リーグ戦での試合に臨む気持ちを切り替えなければなりません。臆する必要は全くありません。平常心で全く問題ありませんが「チーム全体が全力で戦わないと勝てない、負けたら終わり」といったいい意味での危機意識を持って臨みたい試合です。

上の図が専修大学の今大会の基本フォーメーションです。ストロングポイントはFW3人+MF2の前5人の攻撃力&得点能力の高さです。薄いピンク色で塗った長澤・下田・北爪・仲川は先月ロシアで開催されたユニバーシアード競技大会の日本代表選手。この大会で日本は地元・ロシアを下して銅メダルを獲得しており専修大の選手たちはその中核選手として活躍しました。特に得点能力の高い選手は攻撃的MFの主将・長澤と副将・下田、そしてFW10番の仲川の3人のようです。3トップと長澤・下田へのDFラインの対応、佐野ら相模原ボランチ陣の球際の強さと的確な試合の読み、サイド攻撃に対する吉村・菅野らの守備への意識が渾然一体となって専修大学の攻撃を封じ込める事ができるかがこの試合最大の見所です。

私は個人的には専修大学の神奈川県サッカー協会移籍を歓迎しています。なぜなら川崎市を拠点に神奈川県内で戦うサッカークラブが余りにも少ないからです。専修大学サッカー部は、トップチーム昇格が出来なかった川崎フロンターレユースの選手が多数所属しており、チーム全体の選手の技術レベルを底上げしています。まさに「The川崎」チームといってよいでしょう。神奈川県サッカー界の中で川崎市民を盛り上げる働きを是非果して欲しいと思います。
しかし、SC相模原は明日専修大学に、神奈川を勝ちぬくのは東京ほど甘くない事を是非教えてあげてください。初戦絶対に勝ちましょう!
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J3参加クラブ審査状況~卵が先か鶏が先か

2013-08-16 13:29:34 | フォーキャスト
JFLも今週は「お盆休み」。各チーム地元都道府県開催での天皇杯予選の準備に余念がないことでしょう。今日はこれまでの来年度J3参加クラブ決定プロセスの様子を簡単にご紹介します。
上の表が全ての現在の動きをパッケージにしたものです。
J3の参加クラブ決定プロセスは以下の4つ。申請クラブの審査のステップが3つ。ステップ4は競技成績による足切りですので事実上ステップ3までのプロセスで全て承認を得る事がSC相模原を含むJ3参加申請クラブの当面のゴールとなります。
1.ステップ1・・Jリーグ準加盟承認
2.ステップ2・・スタジアム審査・ライセンス審査
3.ステップ3・・入会審査
4.ステップ4・・競技成績


2014年度J3クラブ数は12、入会枠は11
これも既に報道されていますが、J3の2014年度は12チームでスタートする事が決定しました。その内1チームは「特別参加枠(日本代表U22選抜?)」であることも発表され、今回JFL&地域リーグからJ3に入会するのは11チームです。
讃岐・町田・金沢はJ2かJ3かの判断へ
讃岐と町田と金沢は、J2クラブライセンス書類を提出。その審査の結果が9月28日発表されます。この手続きによりこの3クラブはステップ2は完了とみなされ、仮に9月28日のJ2クラブライセンスの結果が×でもJ3参加申請ステップ3に進みます。ですので多くのメディアに有力と言われている現・Jリーグ準加盟チームですが、特にこの3チームのJ3入りは確定的です。この3チームの今年のJFLでの競技成績によっては、8月16日現在J2下位に沈む岐阜や群馬、鳥取あたりとの「J2-J3入れ替え」となる可能性があります。
JFLからは少なくとも1チームがアウト
一番上の表の通り、現在JFLからJ3入会を希望する12チームの内、1チームは参加できなくなることが決まっています。ですのでSC相模原も来年JFLで戦う可能性はまだ残っています。SC相模原はスタジアムに関して他クラブと大きく劣る点は少なくむしろクラブの経営状況やJ2昇格に向けての準備の進捗が改めて問われることになりそうです。現在JリーグのHPでは栃木ウと滋賀の審査進捗のところが「調整中」となっています。必要書類、条件をクリアするための改善案などを策定しているものと思います。
地域リーグチームは「地決に出れるのか」が鍵
地域リーグからの参加申請チームは、東北の八戸&盛岡以外の5チームはそれぞれのリーグ成績で苦戦を続けています。地域リーグからJ3に昇格するためにはまず地域リーグ決勝大会への参加資格を得なければなりません。しかし山口も前橋も首位との勝ち点差は両チームとも「7」。むしろ「全社経由地域リーグ決勝大会行き」の方が可能性が高いかもしれません。準加盟申請といった点では、山口と盛岡といったJ1・J2チームがない都道府県の人気チームが一歩リードしているようです。
卵が先か?鶏が先か?
北信越リーグのサウルコス福井は、7月21日北信越リーグ優勝を決め地域リーグ決勝大会進出に名乗りを上げました。福井県はいうまでもなくJ1・J2がない都道府県。しかし「すぐJ3へ」と早まることなくまずは2014年JFL昇格を目指し地固めに余念がありません。一方関西リーグの奈良クラブはサッカーダイジェスト誌の「J3の鼓動」でもフォーカスされた奈良県の人気クラブ。もちろんJリーグ準加盟申請中です。しかし今年の競技成績は振るわず、今年の地決進出の道は既に早々と閉ざされてしまいました。やっぱり肝心なのはバランスであり総合力。SC相模原にとっても今年はクラブとして実力を着ける貴重な1年です。J2昇格に向けて人気・実力・経済力・政治力を向上させ来年こそは望月代表から「J2入り挑戦宣言」が聞けるように、選手・サポーター・ボランティア一同頑張って支えていきましょうね。
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かすかな優勝の可能性を信じて

2013-08-15 00:03:48 | SC相模原・激闘の足跡
では、JFL第24節SC相模原 VS 佐川印刷の試合を詳細に振り返ってみましょう。SC相模原の先発メンバーは以下の通りです。
FW:御給・淳
MF:吉村・将也・佐野・菅野
DF:小澤・安藝・桝田・天野
GK:森田
前節からの変化はFWに淳を入れてスタートした事。そして安藝・桝田のセンターバックコンビの2点でしょうか。一方の佐川は以下の通りのメンバでした。

センターバックの2人の内5番の江添は長らくセレッソ大阪ででプレーしていました選手ですし4番池田は大分トリニ―タでプレーしていた選手。2人ともフィジカル・足元も強くこの2人を正面からまともに抜き切るのは無理。SC相模原も前半の入りは、右サイド(相模原の左サイド=小澤&吉村のサイド)の金井の裏のスペースにボールを入れ、吉村・小澤のコンビで抜きにかかります。

前半の30分頃まで佐川のボランチの2人の位置は中盤の底からあまり高く上がらず、SC相模原の切り返しに備えます。前線の選手に中では身長の高い6番のMF中井が中盤でボールをキープ。FWの9番藤本とのコンビでゴールを狙います。京都サンガから期限付き移籍のFW国領はもともと京都ではDFの選手ですのでちょっと周囲との攻撃のコンビネーションが合わず前半でピッチを後にしました。後半は長身184センチの上田が入って来て佐川はゴール前にハイボールを上げる攻撃が数多くなります。

一方SC相模原は前半なかなかトップにボールが収まりません。御給のところには2人の強力センターバック+低い位置に張るのランチがマークしていますし、菅野が持って前を向いても淳・吉村らが有効な縦パスを引き出すポジショニングができません。佐野は「このDFラインならまずは左から」と左サイド裏にボールを出しますが吉村&小澤がボールキープ出来るものの、中には既にDFラインが絞ってパスコースとドリブルコースを消してしまうためシュートまで持っていけません。ちょっとフラストするなか前半を終了します。

後半、FW淳の代わりに松本を入れます。松本は主に左サイド側に開きDFライン裏を取りにかかります。セットプレーを含め前線が活性化し始めます。
<後半11分>
SC相模原攻勢から2度目のコーナーキック。
1.キッカーは佐野。中央に御給・安藝・桝田・将也らがつめます

2.桝田が二アサイドで佐川DF2人とヘッドの競り合い

3.このボールがGKの右手の先に吸い込まれゴール!かと思いきや佐川10番良く戻り寸前でかき出しクリア

<後半28分>
カウンターから中盤を菅野がドリブルで持ち上がります。
1.パスの選択肢は3つ。DFラインを抜けようとする御給の前か吉村の前か左ファーサイドの松本か

2.フリーになっている松本のスペースにキック

3.ここで佐川はすぐにDFラインを再構築。松本構わずシュート。

4.ネットが揺れゴールと思いきやサイドネットにあたり得点ならず。

菅野&松本に右左に振られてもDFラインのコントロールが素早く正確なため有効なシュートコースがなかなかできません。ならばと菅野・松本・天野らが1対1の勝負にでますが、佐川DFのカバーリングも上手くなかなかフリーでシュートを打たせてもらえません(下の画像)。

後半40分にウイリアンス・北原を投入しますが試合の局面は変わりませんでした。佐川もマイボール時にはMF6番の中井がトップに上がり3トップと4人のDFラインがコンパクトな距離をキープし相模原ゴールを目指しますが桝田・安藝の文字通り体を張った守備で決定期を作らせません。このまま一進一退試合終了。引き分けに終わりました。

この試合SC相模原にとって「成長したな!」と思えるのは安藝の守備だけ。メンバーが変わっても前節以上の質の高いプレーで勝利をもぎ取って欲しいところです。JFL次ぎのホームゲームは約2ヶ月後の10月5日の福島ユナイテッド戦です。現在5位ですが順位を上げて麻溝に帰って来て欲しいですね!かすかな優勝の可能性を信じて待ってるから頑張れ―。
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佐川印刷戦引き分け・・勝ちたかった試合

2013-08-12 01:15:26 | SC相模原・激闘の足跡
本日、行われたJFL第24節「SC相模原 VS 佐川印刷」の試合は、0-0の引き分けに終わりました。
この試合、雷雲の通過により試合開始時間が15:00から15:45に変更されました。試合終了が18:00前でしたから、この日の日中のむせ返るような暑さは、少し和らいだ中サッカー観戦できましたが、夕方でやや暗く麻溝公園競技場にも早く照明が出来るといいな、と初めて実感した試合でした。

この日のSC相模原の先発センターバックコンビは、桝田と安藝。桝田・橋本・田村を中心に安藝・工藤・ホニと今年のCBは試合毎に本当によく変わります。15:45キックオフ。この試合最大のチャンスが前半開始1分に訪れます。淳のファーストシュートを佐川GKがクリア。このクリアボールがゴール正面に待つ御給へのパスになってしまいます。「ごちそうさま」と御給はPKを蹴り込むようにシュート。しかし佐川GK必死に横っ跳びでなんとか凌ぎます。ああもったいない・・。

この試合、佐川印刷はSC相模原の攻撃をよく研究していました。佐野・将也から御給・淳の2トップに入れる縦パス・裏へのパスをよく読んで、簡単にパスを通させません。佐川は攻撃に転じるとDFラインの4人とFW&攻撃的MFがコンパクトなラインを作り細かいパスをつなぎながら相模原ゴールに襲いかかります。前半は五分五分のポゼッションながらも佐川優位に展開します。

後半、SC相模原は淳に代わり松本を投入します。この松本がゴールに向かうプレーで次々とチャンスを作ります。しかし佐川は5番のCBが相模原のパス&ドリブルのコースを読んで、DFラインのメンバーに指をさして守備陣形を指示し続け相模原の攻撃を防ぎます。
逆に攻撃時には、6番の攻撃的MFがFW2人との連携で相模原守備網の中をパスを通し形を作ります。しかし先週同様、相模原DF陣がシュートコースを消して佐川のフィニッシュの精度を落させます。後半も拮抗した試合展開のまま試合終了。0-0の引き分けとなりました。
天皇杯予選中断前の最後の試合、SC相模原は勝ち点3が欲しかったところですが佐川にうまく守られてしまいました。現在、単独の5位です。終盤29節からの讃岐・長野・町田・金沢らとの上位直接対決で全勝できるようこの夏一層のチーム力向上を実現して欲しいですね。ガンバレSC相模原。
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後輩に教えて欲しい!御給・森田!

2013-08-09 23:51:05 | クラブマネジメント
御給・森田・吉村が昨年まで所属した「SAGAWA SHIGA FC」は、優勝争いだけでJFLをリードしていた訳ではありません。SAGAWAは、2007年~2011年までの5シーズン審判への異議による警告がゼロだった事を受けてJFL特別賞を受賞しています。その上でこの5シーズンの間3回優勝しているわけですから、本当の意味でフェアプレーを持ってJFLサッカーの頂点を目指したチームでした。そのSAGAWA SHIGAの優勝に貢献した3選手が今年加入したSC相模原ですが、今度は曽我部が6月の天野の3試合出場停止処分を上回る4試合の出場停止処分を受けることになってしまいました。

私はベテランの御給・森田の2人が、代表や監督、後輩とよく話し合って欲しい、と思います。いうまでもなく「5年間異議による警告なし」がどのようにしてチームに定着していったか、をです。選手は試合に気持ちが入れば入るほど、相手選手の悪辣なファウルや不可解な判定に対し、異議や侮辱の言葉がダメだと分かっていても無意識に口が開いてしまいます。でもSAGAWAの選手は、それを声にしませんでした。5年間誰も声にしませんでした。そこには何か約束事やスポーツマンシップの教育などチームとして歯止めをかけていたのではないか、と私は思うのです。

SC相模原を社会人チームであるSAGAWAと同じモードのチームにする必要はありません。気持ちの入った熱いプレーが観客の心を動かす事は間違いないのです。しかし次に同じ理由での出場停止処分の選手がが出てしまえば「チームとしての指導が不徹底なのでは」という疑問が沸きおこることでしょう。「異議・侮辱はやめよう」といった掛け声だけでなく、熱い気持ちで戦っている中での無意識の心の叫びが「異議」「侮辱」にならない具体的な方策を御給・森田の経験を大いに参考にして実行し早急に歯止めを打って欲しいと思います。
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もっと精神的に逞しい男になってほしい

2013-08-07 22:09:12 | SC相模原・激闘の足跡
JFL第23節「SC相模原 VS MIOびわこ滋賀」の試合が麻溝公園競技場で行われました。天候は曇りで暑いのは変わりありませんが、比較的過ごしやすい暑さでした。MIOびわこ滋賀(以下びわこ)は、4月28日以来引き分けを挟んで15試合勝ち星がない状態。SC相模原は前週勝てる試合をものにできなかったのでこの日は何としても勝利を飾りたいところでした。相模原のスタメンは下記の通りです。
FW:御給・曽我部
MF:吉村・健太・佐野・菅野
DF:小澤・田村・枡田・天野
GK:森田
対するびわこも「4-4-2」の似たようなフォーメーション。しかしボランチの一人の23番吉崎はDFの選手。4人のDFラインの前にアンカーのDFを1人置いて守備を固めます。

出だしから相模原が攻めます。びわこは「まずはしっかり守備」の意識が強く相模原の攻撃を受けて立ちます。相模原は御給に縦パスを入れてポイントを作り、そこに菅野・曽我部・吉村が詰めて形を作ります。この繰り返しが先取点につながります。前半10分、中盤佐野からバイタルエリア右に待つ御給に縦パス。御給は相手DFを背負いながらボールを足元に落とすと、右サイドを上がって来た天野がこのボールの落下のタイミングで御給の前をすり抜け前進。走り込んできた勢いそのままシュート!豪快なシュートはゴール左に突き刺さる!ゴオオオオオオル!1-0。実にきれいな気持ちいいゴールでした。天野も曽我部も佐野もさすがに嬉しそう。

この相模原の先取点で受けて立っていたびわこが前に積極的に出てきます。20分、びわこFW9番が田村とのボールの競りあいに勝ちDFライン裏を抜けGKと1対1に。危ない!と思った瞬間、9番とGK森田の間に枡田が帰り9番のシュートを阻止します。「ナイスディフェンス!枡田」。その後も20分~25分はびわこの時間。ロングパスをFW10番に入れてそこから9番・17番らが絡んでゴールを狙ってきます。しかし相模原DFは前線の選手への守備がよくきれいなシュートは打たせません。前半30分過ぎてもびわこのペース。相模原は中盤が作れず、トップへの縦パスを繰り返してはボールを取られる単調なサッカーに終始します。

そして38分、びわこ選手のラフプレーで相模原の選手が倒されファウル、しかし相模原がボールキープしたため「プレーオン(試合続行)」その後に審判の笛。レッドカード。ゆっくりピッチを退場する曽我部。めったに試合中、審判に質問する事のない御給が判定をもう一度審判に確認。渋い顔の佐野主将と御給。スタジアムは何が起こったのかさっぱり分かりませんでした。ただ相模原が1人退場し10人になり試合が再開されます。後で分かったのですが、どうやら曽我部がやりあっていた相手に暴言を吐いてしまったようで、それが審判の目の前だったため審判はゲームを止めて曽我部を退場処分にしたようです。

1-0のスコアですからSC相模原は1トップにしてとにかく「守れ」。俄然元気になるびわこ攻撃陣。前半はとにかくこのままじ~っと辛抱し続け1-0のまま前半を終了します。
後半も前半終了と同じ流れ。相模原はカウンターから攻撃を仕掛けます。5分吉村がGKと1対1に。吉村シュート!しかしGKセーブ。13分頃、木村監督はアップをしている控え選手から将也と松本を呼び交代の準備をさせます。ピッチ上の選手も「2人入れるのか」と相手への集中が落ちたその瞬間でした。びわこ右クロスにFW10番がフリーでヘッド!ゴール。1-1の同点。びわこで最も得点力のある元ヴィッセル神戸の木下をバイタルでフリーにしてしまいました。

交代で健太に代わり将也、御給に代わり松本がピッチに入ります。するとこの2人の運動量と前への圧力で受け身一方だった相模原が、カウンターで前に出れるようになりました。20分、縦パスが松本に入ると松本はDF3人引きずってゴールを目指しますがゴールなりません。その直後びわこは、相模原ゴール前に攻め込み相模原ファウルでこれをとめます。びわこのFK、しかしこれを相模原クリア。このクリアボールをハーフライン手前に待つ菅野に入れると菅野はドリブルで独走!走る走る!びわこのボランチ23番が菅野にすがりつきますが、構わず菅野は独走&独走!左側を松本がトップスピードで追い付き「俺によこせ!」という顔で菅野の顔を見ますが、菅野構わず独走。ペナルティエリアに入る、ゴールキーパーの位置を見る、キーパーの左にシュートコースを見つけるとシュート!ゴオオオオオオル!2-1。10人のSC相模原が決勝点を入れました。

この状況にいたりようやくびわこベンチが動きます。11番をトップ下に入れ29番のサイドバックをウィングに上げてボランチの23番を右サイドバックに入れます。4-3-3の3トップで攻めかかるびわこ。その後も走力が落ちてきたFWを入れ替えガンガン攻めてきますが得点にいたりません。私は、びわこの遅い選手交代のタイミングにSC相模原は救われたと思います。このまま試合終了。2-1。相模原は10人ながら大きな勝利を手にしました。

ただ曽我部は、6月2日の佐川印刷戦でも審判に対し侮辱的な行為をしたため出場停止処分を経験しており、今回はその再犯です。おそらくは2試合以上の出場停止となり、次の出場は9月末になるのではないでしょうか。天野のとびきりの笑顔が見れた試合だっただけに残念で仕方ありません。この期間で曽我部には精神的にもっともっと逞しい男に成長して戻って来て欲しいと思います。逆に吉村・地頭薗・淳・将也らはチャンスですよ!曽我部がいない間思いっきり暴れちゃってください。来週も勝利し天皇杯に弾みをつけましょう。ガンバレSC相模原。
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