S.C.相模原サポーターブログ

SC相模原を楽しく応援するブログです

SC相模原のゴールデンウィーク

2010-04-30 23:20:30 | SC相模原日記
今日でようやく今週の仕事が終わり「ゴールデンウィーク」に入りました。勤労者の皆様、ほっと一息ですね。もう、今晩から野へ山へ海へとバカンスに出かけた方もいらっしゃることでしょう。
しかし、地元やアウェイ先へサッカーを見に行く人も多いはず。SC相模原はアウェイだらけの5月ですが、5月2日(日)麻溝公園競技場で、10:00からさがみ大沢FC VS ALL-Z 戦が、そして14:00からブレッサ相模原 VS フットワーククラブ戦が行われます。 同じ相模原勢の勝利に向けてSC相模原サポーターの皆さんもぜひ応援よろしくおねがいします。SC相模原 VS 横浜商科大戦は 16:30 馬入。麻溝の試合が終わってから129号線を南下すれば間に合います。

JFLは、第九節は「ゴールデンウィーク毎日開催」という変則日程。5月2日~5月5日まで毎日2~3試合開催しています。連休中都合がいい日にJFLの試合を見に行ける工夫でしょうか。Jリーグは恒例の「JリーグファミリーJoinデイズ」キャンペーンを張っています。試合前後に家族で楽しめるイベントが各スタジアム周辺で繰り広げられ、「半日、家族連れでスタジアムで楽しんでもらおう」との企画。各チームの企画力で、ファンを引きつける競争です。今年はどこのスタジアムが好評となりますでしょうか。
関東サッカーリーグは、5月1日(土)と5月9日(日)両日の保土ヶ谷公園サッカー場が、さしずめ「ゴールデンウィークスペシャルマッチ」となります。YSCC・さいたまSC・tonan前橋・ヴェルフェ那須の注目の4強が揃って登場します。YSCCを追いかけるのはどのチームか、5月9日が終了すると星のつぶし合いから頭一つ抜けるチームがはっきりします。結果・内容ともに楽しみです。蛇足ですがYSCCのホームゲームでは試合終了すると、YSCCの選手・コーチがスタンド出口で観客を見送ってくれます。子供と選手が握手したりして好感を持てる光景です。

SC相模原には、選手にもサポーターにも今年は「ゴールデンウィークキャンペーン」はありません。絶対に負けられない戦いである「天皇杯県予選一次」が、5月2日(日)・5月9日(日)・5月16日(日)に開催。そして、やはり絶対に負けられない戦い「全国社会人サッカー関東予選」が翌月6月28日から7月5日・7月12日の3週にわたって開催されます。ここに向けて、戦い抜く力・技・精神力・チームワークを、ゴールデンウィークにしっかりと磨き蓄えておかなければなりません。「栄冠のための準備をしっかりする事」これがSC相模原のゴールデンウイークです。

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tonan前橋戦1-0敗戦もこれからのステップに

2010-04-28 21:55:21 | SC相模原日記
本日、やはり平日で私は見に行けませんでしたが、tonan前橋とのトレーニングマッチは、1-0でSC相模原負けてしまったようです。負けた事はさておき、今日の試合内容が、これからのSC相模原の成長につながっていけば・・と思います。ただ1-0というスコアだけ見ると「無得点」というのが気になる点です。守備力の高い相手と戦えば、得点決定機会は必然的に少なくなります。こうした少ないチャンスを確実に決める決定力の高さ、その1点を守りきる守備力と計算された試合運び。こうして1-0、2-0で一つ一つ勝ち続けることができれば、チームの雰囲気もグッとよくなっていくと思います。まずは今週末、横浜商科大学戦でSC相模原らしさを見せてくれる事でしょう。頑張って欲しいです。

先日、六浦FC戦で「SC相模原サポーターズフリーペーパー」を初めて麻溝公園競技場で配布しました。クラブのオリジナルプログラムとは趣を変えて、サポーターの目から見たこれからのSC相模原の注目点をご紹介させていただきました。上の図はその「サポーターズフリーペーパー」に掲載した「天皇杯全国大会への7つの階段」の図。来週から始まる神奈川県サッカー選手権大会兼天皇杯神奈川県予選におけるSC相模原の大きな挑戦を、出来るだけわかり易く描いてみました。文字数が多くなり字が小さかった部分・表記ミス等々、次号への反省材料にさせていただきます。こちらも一試合一試合失敗に次ぐ失敗と反省を重ねて、少しでも多くのお客様が麻溝公園競技場にご来場いただけるようトレーニングを重ねていきたいと思います。

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JFL平均観客数ランキング(第七節)

2010-04-28 12:53:01 | マーケティング
上は、前節までのJFLの観客数ランキングです。松本・町田が順調に来場者数を増やし、地域の支持を拡大している反面、同じ準加盟クラブは長崎・鳥取の下降傾向が続いています。それでも長崎は一つの目安である平均3,000人のところは踏みとどまっています。しかし鳥取は、開幕戦こそ4,523人を集客したものの以降3試合、2,000人前後の集客結果と苦しい営業成績が続いています。鳥取はリーグ勝敗ランキングの2位につけ好調なだけに、サポーターの一層の後押しが必要です。逆に、松本はサポーターの期待にチームが応えきれておらず現在勝敗ランキング18チーム中16位。まだ始まったばかりですので、チームの修正を急ぎここから上昇して欲しいと期待したいと思います。

ここへ来て「地域に根をはりたくさんのお客様にご来場いただこう」と努力しているクラブと、「企業部活動」に専念し地域への貢献努力は2の次となっているクラブの層が、数字で明確になって来ました。上の表のピンク色の平均1,000人以上集客しているクラブは、皆「地域とともに成長を目指す」クラブ。特に金沢は今節3,124人を集めサポーターの拡大も軌道に乗ってきた様子です。栃木・秋田もコンスタントに1,000人前後のお客様の来場を獲得しています。
一方、下位に低迷する企業部活動チーム。企業の経営の理念として有名な言葉に「三方よし」という言葉があります。これは「売り手よし ・ 買い手よし ・ 世間よし 」を意味し長く近江商人の「商いの真髄」として伝承されてました。しかし今の企業経営にもつながる理念として多くの企業で大切に守られている金言です。意味は、商取引においては、当事者の売り手と買い手だけでなく、その取引が社会全体の幸福につながるものでなければならないというもの。その三方よしの目的で維持されているはずの企業部活動。しかし本当に「世間よし」につながった中身になっているのかどうか。今のところ 強い部活動を作り成績を上げる、という「自分よし」の色が非常に濃い様に見えるのは私だけではないはず。企業部活動クラブこそ、たくさんの地元の皆さん、社員、本体の企業のファンの皆さんがスタジアムに訪れ応援する「三方よし」の姿を求めていかなければならないクラブなのです。大企業の資金と優秀な人材を持ってすれは、「世間よし」の意識改革と努力でこのランキングの上位にすぐ上がって来ることができると思います。

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地域リーグ強豪チーム・それぞれの週末

2010-04-26 22:57:35 | ライバル達の咆哮
今週末、SC相模原とJFL入りを競う強豪チーム達も「嬉しい白星」「痛い引き分け」「まさかの黒星」に、一喜一憂していたようです。SC相模原が、関東を勝ち抜き全国の舞台にいけば戦うであろうライバル達のそれぞれの週末を今日はレポートします。

「嬉しい白星」
①tonan前橋は、SCさいたまを1-0で下し、関東リーグ優勝戦線に絡んできました。守壊で出だし2試合大敗したtonan前橋は、ギラヴァンツ北九州から193cm DFのドグラスを補強。前節・今節と守備が安定しYSCC追撃態勢に入りました。28日(水)には麻溝公園競技場でSC相模原とのトレーニングマッチを控えていますが、SC相模原には2月に対戦したtonan前橋とは別のチームとして考えたほうが良いかもしれません。
②奈良クラブも「目覚めの1勝」を上げ、勝ち点で加古川・京都とならび、大混戦リーグの中に絡んできました。首位を走る三洋電機洲本も無敗できていますが、これからが正念場。アイン・阪南大を含めた5チームの星のつぶし合いが続き、関西リーグはしばらく混戦状態が続くものと思います。

「ビジョンを持ったチーム強化」
①福島ユナイテッドは、前節4-0で秋田に快勝しても手塚監督は「前半は、何も良いところがない。積み重ねてきたことが何ひとつ出来ない試合。」と厳しいコメント。それもあってか前節のメンバーをがらりと変えて、今節の盛岡ゼブラ戦に臨みました。結果は4-1の快勝。しかし手塚監督は「腰が引けていて、戦う姿勢が欠如していた。3節やって課題がいろいろ出たので、ひとつひとつクリアにしていきたい。」とコメント。ベテラン監督は、どこにチームのピークを持っていくのか既に計算しており、今はチームの土台作りに余念がありません。
②藤枝MYFCは、ジュビロ磐田のサテライトチームと対戦。結果0-2で敗れています。前週も横浜FCと対戦するなどJリーグチームとのトレーニングマッチで、着々とチームを鍛えています。激戦必須の東海リーグを勝ち抜くために、もう一段チームのレベルアップを図りたい!という藤枝の意図がよく理解できます。三重のランポーレ鈴鹿もSC相模原同様、三重県の全社予選を制し全社東海予選に名乗りをあげました。鈴鹿の監督は言うまでもなく朴智星・松井らを育てたベテラン木村文治監督。JFLを目指し必死の強化を続けています。SC相模原も負けられません。

SC相模原は、「六浦FCに引き分けた」事よりも「この試合から何が分かったのか、何ができなかったのか。」をチームで咀嚼し日々のトレーニングにつなげる事の方が今は重要です。この4月は、強化目標を決め、それに向けてメニューを着々と消化してきました。水曜日のtonan前橋戦、おそらくは(油断しなければ)横浜商科大学戦までは、その延長で「強化目標をきちんと持って勝利する」試合ができるはずです。しかし、5月9日(日)からは「絶対に負けられない戦い」が2週続きます。この時の試合で 「腰が引けていて、戦う姿勢が欠如していないかどうか」チェックするのはチームマネージャーとサポーターです。

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神奈川県リーグ連勝が20でストップ

2010-04-25 21:44:27 | SC相模原・激闘の足跡
チーム創立以来、いつかこの日が来るだろうとは思っていましたが、それは今日でした。本日、麻溝公園競技場で開催された県リーグ1部初戦六浦FC戦は、90分の激闘の末「引き分け」で終了。県リーグ3部~2部~1部に渡る連勝は「20」でストップしました。しかし依然として無敗記録は、継続中。「県リーグで負けてなるものか」の気持で、今後の県1部リーグの試合を勝ちきって欲しいと思います。
今日のスタメンは以下の通りです。
FW 船越・齋藤 MF 健太・坂井・富井・井上・金澤 DF 秋葉・工藤・奥山 GK 榎本
先日の、矢崎バレンテ戦の後半と同じSBがSHの位置に上がった布陣です。

キックオフ直後に、S.C.相模原に先制点が入ります。前半2分、敵陣中央から健太が右サイドの大将にパス、大将が右サイドからPA中央右の齋藤へのグラウンダーのパスが通り、齋藤落ち着いてゴールに流し込みシュート、ゴーール。1-0。待望の先制点がS.C.相模原に入ります。しかし六浦FCは、すぐ点を取り返します。六浦FC宮下が、競り合いながらも、体を上手く使いゴール前にボールをもちこみ、榎本の出てくるタイミングを見計らって、ボールを流し込みゴール。1-1。「先制点効果」は、わずか5分しか持ちませんでした。

六浦FCは、加藤(元愛媛FC)を中心にした固いディフェンス力をベースに、寺島・宮下らが切り替えの早い攻撃を仕掛けてくるチーム。前半、この後六浦ぺースで試合が進みます。六浦SBは、攻撃参加することなく守備一徹。その上左右のMF(安島・劒持)も、サイドに張っているため、大将・井上による、スピードに乗ったサイド攻撃&パス交換が六浦DFのプレスを受け思うように展開ができません。前半10分~25分の間は、SC相模原が攻めては、六浦がカットの連続で、シュートチャンスは、11分富井からDFライン裏にだしたバスを齋藤が反転シュートするにとどまりました。局面を打開しようと、DF工藤を下げ、MF吉岡を投入。4バックに戻します。しかしCKが何本かあったものの、堅守六浦から得点することができず前半を終わります。

「引いた相手から如何に得点するか」「六浦クラスのチームがリトリートした時にどう打開するか」ハーフタイム チームとして意思統一したのか、後半立ち上がりから1タッチ・2タッチでリズムに乗った速いパス交換が連続し始めます。13分中央からPA左奥に入ったボールを齋藤がキープ、齋藤から中央・健太にマイナスのパス、健太のゴール前へのスルーパスに、船越が反応しシュート!ゴーールかと思われましたが、オフサイドの判定。25分、右に展開した富井から中央齋藤にクロス、齋藤ほぼフリーでヘッドでゴールを狙いましたが惜しくもゴール左に外れます。
26分、船越に変えて森谷を投入、さらに速いパスで相手DFを崩しにかかります。左右から井上・大将も攻撃参加しクロスを何本も入れますが、中央の齋藤・森谷のタイミングと合いません。結局、このまま試合終了。1-1で開幕戦を引き分けました。

今回、SC相模原は大きな宿題を六浦FCからもらったような気がします。「何度も対戦してSC相模原の攻撃を研究し、六浦砦を築いた。点を取れるものならとって見ろ。」と。5月2日(日)天皇杯県予選1回戦を勝ち抜ければ、5月9日(日)2回戦おそらく六浦FCとの対戦が待っています。宿題の答え・解決策を、SC相模原魂を添えて六浦FCに見せて上げて欲しいと思います。頑張れ!SC相模原。

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YSCC vs 厚木マーカス戦(関東サッカーリーグ1部)

2010-04-24 15:51:23 | ライバル達の咆哮
関東サッカーリーグ1部第4節、YSCCは保土ヶ谷公園サッカー場で厚木マーカスと対戦し6-2で勝利、これで3勝1敗となり那須・さいたまを追走しています。スタンドには平川・苅田といったSC相模原OBも観戦に来ていました。2人とも元気そうで何よりです。YSCCのこの4試合のスタメンの基本構成は以下の通りです。
       
今日の試合を見ても、MF中村は今後外れる事はないと思いますので、しばらくは今日のスタメンが現在の基本構成でしょう。今日の試合も6点入りましたが、得点パターンは以下の2つに分かれます。いずれにしても攻撃の軸は辻正男であることは変わりません。
①辻が左に流れ左サイドのDF網を突破、中央で小澤が合わせゴール(2点目・3点目)
②リスタートからの中村のキックにSB寺田が合わせてゴール(1点目・6点目)
 *5点目はゴール前FKのシーンで中村を厚木が警戒しすぎ、注意が疎かになった石川が簡単に蹴り込んで決めました。
 *寺田はSBながらいずれも中央正面からFKに合わせてゴールした他、右サイドの突破からも、中央に回り込みシュートを2~3本放っています。
逆に失点シーンは、2点ともセットプレーから。しかも厚木のエースFW坂本をフリーにして中央からのシュートが綺麗に決まってゴール。厚木はCB2人が長身でセットプレーが上手いチームではありますが、その他の場面でも中央を抜かれるシーンが目立ちました。
ポジションで、修正を図ろうとしているのは、左SB。これまでも渡邉・鈴鹿の併用で来ていますが、今日は逃げ切りパターンとしてCBの服部を左SBに動かし、CBに白井を入れる布陣を敷きました。FWも辻は固定ですが、もう一人は松田と福井の調子の良い方を選択しています。

中村のFKにしても、ファウルをもらうのは辻。初戦のtonanにしても、今日の厚木にしても辻を軸にしたYSCCの攻撃が回り出すと6点ゲームになります。関東リーグの各チームが、優勝候補YSCCのこの攻撃をどう止めるのか?が、今後の優勝争いの大きな焦点となる事は間違いありません。

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日本のサッカーは、未だ創世記

2010-04-23 21:32:37 | 遠征旅日記
世界最古のサッカークラブは、イングランド7部のシェフィールドFCと言われています。今年で創立153年目ということは、日本は未だ江戸時代、幕末1857年の創立ということになります。そして今も世界の名門クラブとして君臨するマンチェスター・ユナイテッドが1878年、リバプールFCの創立が、1892年。日本は明治維新~日清戦争へと向かう近代化のさなかにあった頃です。こうして世界のサッカーは、100年以上もの歴史をかけて熟成され、多くの人々を魅了してきました。しかし、日本のプロサッカークラブの歴史は、事実上Jリーグがスタートした1993年からですから今年でまだたったの17年目です。

劇団四季の人気演目「キャッツ」が日本でスタートしたのが1983年。日本にプロサッカークラブができる10年前です。新宿の高層ビル群にまだ空き地がたくさん残っていた中に忽然と現れた黒テントの「キャッツシアター」。ブロードウェイミュージカルが日本で公演される事はそれまでもたくさんありましたが、こんなディズニーランドみたいな舞台で、音楽とダンスで魅せていく楽しいミュージカルを見て、非常に感動したことを今でも覚えています。すでに上演回数も7000回を超え、ブロードウェイの上演回数にも迫ろうとしているようです。このキャッツの成功をスタートにして、劇団四季のミュージカルは全国各地で様々な舞台が上演されるようになり、今その裾野の広がりをみせています。

今月で、東銀座の歌舞伎座は、建て替えのため一旦閉場となります。その旧・歌舞伎座最後の演目として選ばれたのが、市川團十郎の助六です。助六は、正式には「助六由縁江戸桜」といい、初演は1713年ですから今年で約300年間、多くの人々に愛され続けてきた人気狂言です。しかし300年間、ずって演じ続けられてきたわけではありません。まず主役の助六を演じる人気・力量そして二ンを兼ね備えた役者の存在しないことには、「興業」になりません。また助六は、たくさんの登場人物がでてきますので、脇を固める多くの役者も技量の高い名優でないと、舞台が華やかになりません。また登場人物が多いということは、たくさんの数の俳優を必要とし、自ずと人件費がかさみます。ですのでさまざまな条件をクリアしないと助六は興業としてなかなか幕を上げられない舞台なのです。しかし現在、助六が度々演じられているのは、歌舞伎界が、今非常に充実した時代を迎えているからに他なりません。大正・昭和・平成を通じて最高の「助六役者」である現・第十二代目市川團十郎。相手役・揚巻に立女形の坂東玉三郎、脇を固める尾上菊五郎、片岡仁左衛門、中村勘三郎といった豪華な顔ぶれ。私も何度も團十郎の助六を見ましたが、何度みても素晴らしい。300年前の江戸歌舞伎がまさに、目の前にあるのです。

こうして見ると、日本のプロサッカーは本当に始まったばかり。クラブもリーグも、まだスタートしたばかりで、これからもっと多くの選手がレベルを上げ競い、そして多くのファンに感動を与え続け、日本の社会に根をおろしていかなくてはなりません。しかし最近の日本のサッカー界は峠を越えたような暗いニュースばかり。日本代表の人気の低下、浦和をはじめとするクラブの人気の翳り、名門クラブの倒産危機など、老化現象のような所が少し目立って来ています。日本サッカー協会自ら「未だ始まったばかり」の意識を取り戻し、より謙虚に地道に、日本のスポーツの王道となるべく努力を重ねる必要がある、と感じるこの頃です。

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J2平均観客数ランキング(第七節)

2010-04-21 23:31:13 | マーケティング
J2は第七節を終了し、各チーム3~4試合のホームゲームを終了しています。上の表はその平均観客数のランキングです。対比させるために右側に並べた数字は、スタジアム周辺主要都市の人口数。つまりこの数字がマーケットポテンシャル(市場潜在需要数)です。

第一位は、札幌。200万人にも達しようという札幌市と札幌ドームという全国でも唯一の屋内スタジアムを持っている訳ですから、その強みを十分発揮していると言えるでしょう。逆に150万人都市を本拠地とする福岡の観客数は、一言で言うと「努力不足」。札幌・千葉もプロ野球チームをホームタウンとして抱えています。ですから、福岡ソフトバンクの影響を差し引いても、もう少し営業努力し サッカー王国福岡のファンをスタジアムにお招きして欲しいところです。
また当ブログで、何回も指摘していますが岡山の集客数は、やはり素晴らしいですね。J2・2年目にして上位に食い込んでいます。相模原市とマーケットポテンシャルがほぼ一緒ですので、その営業施策など大いに参考にしたいところです。

今年、顕著に伸びているのは徳島。今節の愛媛との「四国ダービー」で11000人集めたのが効いています。やはり周辺チームと競いあい、ダービーで盛りあげると営業成績向上につながる、という「基本」は、忘れてはいけません。東京ヴェルディ・横浜FCの2チームは、同じホームタウンに、FC東京・マリノスというJ1チームが存在するために、その存立基盤が依然脆弱です。特に東京ヴェルディの状況は深刻のようです。新しい柱となるスポンサーが現れるよう期待したいところですが・・・。

観客数ワースト5は、岐阜・草津・北九州・愛媛・水戸。 岐阜・愛媛・草津・北九州は、頑張ってようやく5,000人という集客能力に留まっています。甲府や鳥栖のマーケットポテンシャルと比較すれば、ホームタウンの支持をもっと受ければお客様も集まっていただけるはずなのですが。そして毎年心配なのは水戸。第4節、北九州戦は観客なんと1803人でした。茨城県内の鹿島・水戸・流通経済大学FC・クラブドラゴンズの4チームで、どのように共存共栄していくか、うまく調整する必要もありそうです。甲府も鳥栖も「県代表」がからこそ、マーケットポテンシャルが低くても距離を超えてお客様がいらしゃいます。しかし茨城県の場合、Jチームが乱立気味で鹿島以外のチームは、いずれも人気低調です。流通経済大学FCも、カシマスタジアムに約230人の観衆で試合を決行しています。寂しすぎますよね・・・。

この表を見れば、チームの人気と実力には相関関係がはっきり読み取れると思います。SC相模原もJ2に昇格するためには、チームが強くなるのと同時にサポーターの層もどんどん厚くしクラブの「格」を上げていく必要があるのではないでしょうか。

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地域リーグ・各リーグ滑り出しの展開

2010-04-19 20:55:46 | ライバル達の咆哮
地域リーグは、5月開幕の東海・北海道を除いてすべてのリーグが第一節・第二節を終了。事前の評価との差異・成長度などが次第に明らかになってきています。上に、「SC相模原視点」(SC相模原が勝ち上がった時、立ちふさがるであろう可能性が高いチーム。)で整理してみました。

<予想どおりの展開>
東北・北信越・四国は、ほぼ予想通りの滑り出しです。東北は盛岡と福島の2強が、好スタート。特に盛岡は塩釜戦で13-2と得失点差11を稼ぎました。昨年も得失点差わずか1点の勝負だっただけに、東北は①2強の直接対決の結果 ②それ以外の試合は、勝利+得失点 が、リーグ優勝の行方を左右することでしょう。
北信越もJSCと長野のマッチレース。滑り出しは長野の方にやや勢いがある様子。得失点差でJSCに7点差をつけました。
四国は、讃岐・しまなみ・ヴォルティスの3つが有力と言われていましたが、しまなみがややリード、しかし讃岐・ヴォルティスも大差ありません。
<実力チーム同士の混戦>
関東・関西リーグは、実力チーム同士の星のつぶし合いが、早くも始まっています。関東は本命YSCCが、tonan前橋に大差で勝利し絶好のスタートを切りましたが、先週ヴェルフェ那須がYSCCの飛び出しに、待った!をかけ俄然リーグ優勝争いは面白くなってきました。YSCCが優勝争いの軸にあることは動かないものの、出だしの悪かったtonan前橋にも、まだチャンスはあります。ヤマダ電機からの支援も決まり、一層選手層を強化し調子も上がってくるはず。また那須・埼玉がYSCCにどこまで絡んでくるか、この4チームの動きにしばらく目が離せません。
関西は、三洋電機洲本が昨年の勢いそのままに、ロケットスタートしました。京都・加古川がこの先行馬に、ついていきたいところですがアイン・阪南大も大きな実力差はなく、ここも混戦のまましばらく競り合いが続くものと思います。奈良は、京都・洲本と昨年の上位チームといきなりぶつけられ出遅れていますが、ここからが巻き返しどころ。期待したいですね。
<中国、そして九州>
中国は、レノファ山口が2戦目にして松江に破れる波乱。今後の優勝争いへの影響やいかに。九州は、抜けた実力チームがおらず今首位にある大分・HOYOも今後この位置を維持できるか全く分かりません。次節にもがらりと順位が変化するものと思います。

前橋・山口がつまずいたものの、地域リーグの強豪はほぼ順調な滑り出し。SC相模原も、来週開幕する県1部リーグを自分たちのサッカーで勝ちきって、「相模原が、予想通り来てる」と他チームに発信していきたいですね。六浦FC戦、応援も頑張りましょう!

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SC相模原 VS 矢崎バレンテ戦(トレーニングマッチ)

2010-04-18 00:46:08 | SC相模原・激闘の足跡
本日、静岡県御殿場市の時之栖グラウンドで、昨年東海リーグ王者の矢崎バレンテとトレーニングマッチを行い1-0でSC相模原が勝利しました。前半開始から25分までは、中盤でお互いがボールを奪い合う展開が続きましたが、前半25分頃からはSC相模原のポゼッションの時間が後半最後まで続き、以降大半をSC相模原が試合を支配し続けました。しかし何度となく訪れるゴールチャンスを、最後のシュートが精度を欠き得点に至りません。しかし「ラスト15分!」コールがベンチからかかった後の後半40分、齋藤がゴールを決め1-0。そのままSC相模原が逃げ切りました。先発メンバーは以下の通りです。
FW 船越・齋藤 MF 吉岡・富井・坂井・健太 DF 秋葉・工藤・井上・大将 GK 榎本

試合開始から前半20分までは、中盤での激しいボールの奪い合い。SC相模原は、左右の両サイドから攻撃を仕掛けます。19分、船越がポストプレーで坂井に落とすと、坂井は右サイドを駆けあげった大将にパス。右サイド大将のクロスに中央に張っていた吉岡が合わせますが、矢崎GKがキャッチ。23分、健太と井上がポジションチェンジ。中央から井上が右サイド大将とのワンツーで敵陣に迫り、今度は左サイドを上がった健太にボールが渡ります。健太左サイドからゴール前にクロス、船越ヘッド!が炸裂しますが、ゴールマウスを捕えられません。
25分を過ぎると、SC相模原がポゼッションを支配、29分、船越に縦パスが通り、船越から齊藤につなぎシュートしますが、矢崎DFが体を張ってゴールを阻止。40分前線でのプレスから齋藤がボール奪取、ゴール正面右に走り込んでた大将にボールが渡りシュート!しかし矢崎GKキャッチ。このあとも、42分大将が、2度連続で中央にクロス齋藤・船越が合わせますが、ゴール成りません。
矢崎のチャンスは37分、前線でのボールカットから、ゴール正面にいた15番がシュート。しかし枠の外。終了間際、PA手前の位置から矢崎FK。3番ヘッドで合すもこれも枠の外。SC相模原の優勢のまま、前半を終了します。

後半、吉岡に変え鎗田を投入、井上・大将がSHの位置まで上がり、DFラインは秋葉・工藤・鎗田の3バックにシステムを変更。中盤の人数が増え、一層SC相模原のポゼッション率が高まります。
8分、富井が船越とのワンツーで中央を縦に抜けシュート。14分富井がDF裏にスルーパス、船越GKと1対1でシュート。18分齋藤が中央でポストプレー、富井が思い切ってミドルシュート。20分左サイドを坂井が上がりクロス、ボールは右サイドに抜け大将が中央にマイナスのパス、これを健太が強烈なシュート。しかしいずれも決まらず、矢崎のしぶとい守備陣の前に得点が奪えません。
攻撃に変化をもたらそうと20分 船越を下げて森谷を投入します。森谷はどんどんDF裏を狙い続け22分、29分いずれも健太のスルーパスを受けシュート!しかし、決まりません。この森谷のDF裏への鋭い切れ込みに、38分たまらず矢崎GK、森谷の足を引っ掛け倒してしまいレッドカード。しかしTMですので、すかさず望月代表から「退場なしで進めましょう」と審判に進言、レッドがイエローに変わり試合再開。SC相模原の得点はこの直後でした。森谷のパスを受けたマーティンがゴール正面左からシューート!ゴーール。SC相模原が1-0とリードし、このまま試合終了。SC相模原勝利しました。

トレーニングマッチと言えど、ここ4試合4連敗でしたので、今日は勝利は内容も良かっただけに「勝った!」って感じで嬉しかったです。工藤・鎗田も堅実な守備と攻撃参加で勝利に貢献。船越・富井・大将・佐藤含めて2010年の新しいメンバーが、すっかりSC相模原のチーム力を底上げしてくれています。永田・木下の怪我が完治したら、もっと楽しみですね。来週の麻溝公園競技場、皆さん応援よろしくお願いします!

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