本日行われたJ3第22節、SC相模原vsレノファ山口の試合は、0-3でSC相模原は結果・内容ともに完敗でした。3失点は4/26の秋田戦以来2度目の一試合最多失点試合。それも、開始早々なんと40秒で山口に先制点を許し、残り2点は両方とも山口のコーナーキックからニアで山口エースFW岸田に頭で決められてしまいました。最初の失点は、試合開始時における守備の選手の「心技体」の準備不足、あとの2点は、山口のセットプレーの事前の分析とそれに対するSC相模原、GK佐藤を中心とするセットプレー守備対応の計画の甘さを感じました。SC相模原の営業サイドは「女子のハートを奪うのはどっちだ!?首位をかけた男たちの闘い!!」とHPで集客をあおりましたが、開始早々40秒の失点を見れば、試合開始時の選手たちの集中力は暑さのためか普段の試合以下で、首位を叩く!勝ち点差を詰める!といった気概は残念ながら感じませんでした。
攻撃陣もシュートは前後半たった3本でした。前半に高原と樋口にいい連携プレーからのシュートがありましたが、残りの時間は前節と同じく、がっちり相手の守備陣形が出来ているところを、曽我部・高原・飯田・森・樋口らの個人技で突破を仕掛けようとします。が、山口の守備を崩し切るには至りません。逆に山口はアタッキング・ゾーンに入ると、2列目の選手たちが速い判断力でワンタッチ・パスを連続でつなぎ、SC相模原DFラインの裏に、前線の選手をフリーで送り込む攻撃の繰り返します。この裏に抜けた選手がきちんとシュートで終わるので、得点に至らなくとも試合の流れは山口に傾いたままになってしまいました。相模原も、攻守の切り替えをもっと速くして飯田・樋口らが相手DFライン裏に抜けるような形や、サイドの裏のスペースに大森や、森、成田らがスプリントを使って抜け出るようなスピードのある動きが出てこないと、山口より守備力の高い長野・町田からの得点は、一層厳しくなります。現在2試合連続無得点「0点」。29日(水)の長野戦でどう攻撃を立て直すのか、辛島采配に注目です。
今日も気温34.7度の中での炎天下サッカーでした。今節もJ1~J3全試合の中で13:00キックオフの「炎天下Jリーグ興行」はSC相模原だけでした。この中では、選手の体力の消耗が著しく、SC相模原が連勝を続けていたときの前線からのプレスが長く続きません。SC相模原が連勝時、速い攻撃ができていた時というのは、前線の激しいプレスでボールを奪い、素早く攻撃が起動し曽我部・飯田・樋口らがシュートを放つ、というパターンです。今シーズン終わってSC相模原の成績を分析するとき、「ゴールデン・ウィークの日本縦断アウェー超過密スケジュール」と「真夏の炎天下サッカー・ホーム3戦」の2つがなかったらどうなっていたかを皆さんと検証してみましょうね。「この2つがなかったら・・」という結論がでるはず、と私は今日の試合を見て強く感じました。
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