S.C.相模原サポーターブログ

SC相模原を楽しく応援するブログです

大成功に終わったサッカーフェスタ2010

2010-01-31 21:12:08 | SC相模原・記念日
本日、開催されたサッカーフェスタ2010「SC相模原 VS Japan Dreams」の試合は、2-0でSC相模原が勝利しました。SC相模原が挙げた2点は、いずれも東京ヴェルディから新加入した船越選手による「入団挨拶代わりの得点」でした。しかし、双方ともいいサッカーを相模原市民に見せようと好プレーが随所に見られ盛り上がった試合になったと思います。当イベントの企画・運営・広報にあたられたスタッフの皆さん、ボランティアでイベント開催を支えてくれた皆さん、関係者の皆様、選手の皆様本当にお疲れ様でした!

まず、「新SC相模原チーム」に関しての第一印象を以下の3つにまとめてみました。
①選手間の技量の差が縮まったように感じました。昨年ですとレギュラー組・サブ組との間のスキルギャップが大きく、レギュラー組の選手が怪我で出られなくなると、試合の戦い方が不安定になる事がありました。特に昨年層が薄かったCBですが、今日出場した工藤・奥山・野村・鎗田・秋葉と誰が入っても安定した守備を見せてくれたように思います。
GKの佐藤も、後半危ない場面を判断よくセーブしており、榎本も「尻に火」となりました。
②中盤で、富井がSC相模原のパス回しにしっかり組み込まれており、ワンタッチパスの連続でJapan DreamsのDFラインを崩そうとするシーンが何度も見られました。まさに「連動性の高いチーム」へと進化をつづけていると感じます。これで攻勢に出るときは、昨年試していた1-4-1-4へフォーメーションチェンジするなどのオプションも増えてくると思います。
③先般の新入団選手発表でどうしても「足りない」と感じていたFWの増強が、船越の加入でほぼ満点の補強になったと思います。昨年、「SC相模原に攻め込まれたらCKでもいいから外にボールを出して攻めの流れを切ってしまえ!」という守り方をされていました。これはCKなどセットプレーからの得点率が低かった為でした。今年からは、船越・工藤・奥山らの長身選手がゴール前に並ぶため、相手にとってセットプレーは即失点リスクにつながります。

       
今日の試合は、Jリーグ準加盟へのアピールとなったことでしょう。相模原をホームタウンにするクラブが、ホーム試合で約8,000人弱もの集客が可能であることを証明できたことは、クラブにとっても大きな一歩だと思います。しかし、今日参加してまだまだ足りないものが、あることが、お気付きになられた方も多いことと思います。もう一度足元を見直して、SC相模原が本当の「Jクラブ」にふさわしいチームになれるよう、確実に一歩一歩、力を合わせて頑張っていきましょう!今日は、本当にお疲れ様でした!。

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【実況ブログ②】超満員!麻溝公園競技場

2010-01-31 14:04:11 | SC相模原・記念日
麻溝公園競技場は、メインスタンド・ゴール裏の両サイドスタンド・仮設のバックスタンドとも満員となり、大盛況となりました。スタジアムの外で入場できない人が大画面スクリーンの前に集まり観戦しているそうです。まず、開会セレモニーが行われ加山相模原市長はじめ市議会議長・体育協会・サッカー協会会長・地元選出の衆議院議員・県議会議員・市議会議員など、そうそうたる顔ぶれがそろい、SC相模原を基盤にしたサッカー都市・相模原の発展を目指そう、との宣言が発せられました。下は、来賓を前にあいさつをする望月代表です。
       
そして、試合はキックオフ。スタメンは下記の選手たちです。
【ジャパンドリームス】FW 松原・船越 MF 名波・平野・藤田・山口 
DF 名良橋・小村・三木・中西 GK掛川
【SC相模原】FW 齋藤・森谷 MF 健太・坂井・富井・吉岡
DF 奥山・水野・工藤・大山 GK榎本
前半滑り出しは、SC相模原のペース。望月代表からは、「SC相模原はりきり過ぎでは?」との声がかかり場内から笑いが漏れます。新加入の富井・工藤ともに息のあったコンビネーションでプレーを続けており安定した攻守で試合が進んでいます。天気良好、気温も上昇し気持ちいい試合観戦となり満員の観客も大満足で楽しんでいます。
この後は、ゲーム終了後今日の試合全体を分析したいと思います。
【写真下】15番・福西 16番・阿部 17番・鈴木隆行のメンバー陣
     

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【実況ブログ①】194cm FW・船越がSC相模原に加入!

2010-01-31 10:55:27 | SC相模原・記念日
本日は、晴天の麻溝公園競技場よりさがみはらサッカーフェスタ2010の様子を会場から生ブログでお伝えします。
予想通り、2010年「新・SC相模原」を一目見ようと、多くのサポーターが来場。
既に5000人収容のメインスタンドは満席状態になっています。ただ、芝生席・仮設のバックスタンド席にはまだ余裕がありますので、これからでも是非麻溝公園競技場にお越しください。
まず、今日のイベントパンフレットを見て「発見!」したのは、SC相模原の新チームメンバーに「船越優蔵」の写真と名前をみることができました。元アルビレックス新潟・東京Vの身長194cm・長身FWが、SC相模原に加われば攻撃のバリエーションが一気に増加します。何よりセットプレーが絶好の得点チャンスになります。
今日のジャパンドリームスとの試合もSC相模原のメンバーとして出場はあるのでしょうか。大変楽しみです。

風も暖かく気持のいい麻溝公園競技場。SC相模原のサポーターの皆さん、ぜひ共にスタンドで応援しましょう。

また、経過ブログでお伝えします!

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進行する地域リーグ有力チームの選手補強

2010-01-30 22:30:06 | ライバル達の咆哮
昨日、SC相模原の新入団選手がWebを通じて発表されました。SC相模原は、県リーグ1部にあり、県社会人選手権大会が、2月からスタートしますが、地域リーグの公式戦試合が始まるのはJリーグよりも1ヶ月遅い4月。ですので、地域リーグを戦う強豪チームは現在、選手編成作業の終盤戦にさしかかったところです。ここで昨年の全国社会人サッカー選手権全国大会(以下全社)で好成績を残したチームと、地域リーグで補強をガンガン進めているチームの状況を見てみたいと思います。

まず、昨年全社3位・4位の2チーム、長野パルセイロとtonan前橋です。
長野パルセイロ・薩川監督の選手補強の主眼点は「DF陣の強化」。ここに、Jリーグチームから選手獲得を敢行しました。まず薩川監督の古巣柏レイソルから、大島を期限付き移籍で獲得。またロアッソ熊本からもDF網田も獲得し、薩川流DF再構築の人材を揃えました。結果、現在5名の新入団選手のうち4名がJリーグ経験者という構成になっています。
tonan前橋は、隣県新潟のジャパンサッカーカレッジ(以下JSC)から20~22歳の若手選手を補強しました。もともと育成型のチームですので、有望な若手が入団しそのなかから精鋭が育ってくるチーム。まずは、3月卒業の有望選手を獲得した、というところでしょうか。

そして今年一番積極的に選手獲得に走り、チーム全面再構築に手をつけているのが、手塚監督率いる福島ユナイテッドです。まず、昨年まで監督を務めていたファジアーノ岡山から、岡山のJ2入りを支えた山口・青山両選手を獲得。他Jリーグ経験選手4名、大学から3名、JFLから1名と10名もの選手を入団させました。ですのでほとんどゼロからチームを立て直す覚悟と言ってよいと思います。「手塚医師」の手術の進行状況を、注意深く見守っていきましょう。

新入団選手を、分析してみるとそのチームがどういう意志でチームづくりをしているかがよくわかります。SC相模原は、昨年の成果と反省をチーム編成作業のスタートラインに置き、目指すチーム像との能力差(スキルギャップ)を、どう埋めるかを熟考した跡が窺えます。SC相模原がうまく勝ちあがれば地域リーグのチームと公式戦を戦うのは、今年7月。この時までには、他チームとの比較の上で、勝ちぬける戦力に育てていかなくてはなりません。昨年、同じ「7月」でつまずいたことを糧にして今年こそ、11月の地域リーグ決勝大会まで、緊張感の続くサバイバルトーナメントを勝ち上がって欲しい!と思います。

それにしても明日が楽しみです。皆さん、麻溝公園競技場でお会いしましょう!

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SC相模原新入団選手発表

2010-01-29 22:20:49 | SC相模原・記念日
本日、SC相模原より今年度の新入団選手が発表になりました。移籍元は、Jリーグから1名、地域リーグから1名、大学から3名の構成です。補強の基準は「チームの連動性向上」。よって現メンバーとの調和・連動を優先した新メンバー構成と言ってよいでしょう。新入団選手5人は、以下の通りです。
■鎗田志郎(SB)背番号:2   前所属:神奈川大学→長野パルセイロ
■工藤祐生(CB)背番号:3   前所属:東京農業大学→栃木SC
■富井英司(SH)背番号:7   前所属:横浜FMユース→法政大学
■永田一真(SB)背番号:14  前所属:大津高校→東海大学
■佐藤健 (GK)背番号:16    前所属:五領ヶ台高校→関東学院大学

今回の新入団選手が練習生として入って来た時、多くのSC相模原の選手に笑顔がこぼれたことでしょう。鎗田選手は、神奈川大学で榎本らと同期で主将でした。工藤は横浜FマリノスJY出身で、坂井、大山と同期生。富井も横浜Fマリノスユース出身。この3人は「また一緒にがんばろうな」という感じでしょうか。そういった意味で新入団選手としてフレッシュなのが永田選手と佐藤選手。早くチームに溶け込んでSC相模原の戦力として頑張って欲しいです。

SC相模原の戦力分析の観点から、また退団した選手のポジションから補強のポイントは以下の点にありました。
①CB・・昨年のチーム編成からさらに大野が退団しストッパーが不足していました。そこに栃木SCから工藤を補強しました。身長184cm、待望の長身CBです。
②SH・・吉岡と並ぶ得点力のある攻撃的MFが不足していました。ここに法政大学・主将の富井を補強しました。2列目からの得点力がさらに増強されたといってよいでしょう。
③SB・・藤田・森野・児玉・長崎と、4名のSB陣の退団を受けて、鎗田・永田を補強しました。井上・大山とのレベルの高いポジション争いとなります。
④FW・・FWの新入団選手がいなかったのが意外でした。森谷・齊藤に次ぐFWは、木下・真仁田の得点力増強によってリカバリーする必要があります。
そして平川の退団を受けてGK佐藤が入団。また新入団選手は永田以外神奈川県出身であり、さらに工藤は相模原出身の選手です。このように、町田ゼルビア同様、派手さはないものの将来を考え地元を意識した堅実なチーム作りを目指したした補強といえるのではないでしょうか。

ただ、これで地域リーグ決勝・全社全国大会を勝ち抜けるかは、「?」です。戦力的に地域リーグ強豪チームを圧倒しているとまでは言えないと思います。しかし信頼し合える高い能力のメンバーが集まりました。連動性の高いチームを作る素地はできたと思います。あとは望月代表・秋葉監督のチームづくりの手腕次第だと思います。1月31日、どんなサッカーをするのか本当に楽しみになってきました。頑張れSC相模原!

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プラチナ世代の争奪戦

2010-01-28 23:12:05 | 勝利への叡智
来月、2月27日に行われる「FUJI XEROX SUPER CUP 2010」の前座として「U-18Jリーグ選抜 対 日本高校サッカー選抜」の 親善試合が行われます。今、話題の「プラチナ世代」が、Jリーグユースのメンバーと高校サッカーのメンバーとに分かれて対戦するという楽しみな試合です。そもそも「プラチナ世代」が、本当にこれからJリーグや日本代表の中核メンバーになっていくかどうかは、全く分かりません。マスコミが貼った「プラチナ世代」というラベルに押しつぶされてしまうかもしれません。ですので、彼らがプラチナのように輝くかどうかは、これからの彼らの努力次第です。しかし、こうしてスポットライトを当ててもらい注目されることは、いい意味で成長のきっかけをつかみやすい環境にあると思います。

今年のJリーグ選手争奪戦は、すでにこの「プラチナ世代」メンバーに焦点が集まっています。上記リストが昨年のナイジェリアで開かれたU-17ワールドカップのメンバーです。U-17ですので全員高校2年生に相当する世代です。既に宇佐美・高木の両選手はトップチームに昇格。そして中盤のキーマン・柴崎の鹿島入りが先日決定しました。また今度は中京大中京のFW宮市の獲得合戦が始まっているようです。高校3年生の獲得競争よりも2年生の獲得競争がクローズアップされる事は珍しく、やはりJクラブ側も「プラチナ世代」との認識をもっているのでしょうか。

この世代は「フィジカルをもっと強化する必要がある」と言われてきました。確かにDF陣もヨーロッパ・南米の大型フォワードを背負ってプレーするには、まだ線が細く身長180cmを超える選手も見当たりません。
ドイツワールドカップでの日本代表の敗戦にジーコ監督は、「フィジカル面や体格差」を挙げました。しかしヨーロッパ勢・南米勢のフィジカルに対応できるかどうか、また対応する肉体をどう作っていくか、はヨーロッパ・南米のチームと戦ってみないと判断がつきません。「可愛い子供には旅をさせろ」 日本サッカー協会は、有望なU-18の選手を集めて、どんどんヨーロッパ・南米遠征を繰り返し、長年の、「フィジカル面や体格差」といった日本代表の懸念点を払拭させて欲しいです。世界に負けない本当の「プラチナ世代」を作る為にも。

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相模原市長「市民と一体になってSC相模原を全面支援」

2010-01-26 23:32:38 | SC相模原・記念日
私は、相模原市長が「市民と一体となってSC相模原を全面的に支援」を表明、とのニュースを見ただけで、十分感動しました。ただ、この言葉は、SC相模原に相模原のサッカー界をリードする重い責務を課せられた言葉でもあり、深くその意義をかみしめ今後の行動に移していかなければなりません。

本日、SC相模原のJリーグ準加盟申請を受け、Jリーグの佐々木一樹常務理事らが26日、相模原市の協力体制などについてヒアリングに相模原市役所を訪れました。市長に先立ち「SC相模原を応援する議員の会」の代表を務める佐藤賢司市議も「全市議に協力を呼び掛け、市議会としても応援したい」と、議会からも強力にバックアップすることを表明。そして加山市長から「トップレベルのチームが相模原にいることは市民に夢を抱かせ、大きな力を与える。市民とともに全面支援したい。準加盟を認めてほしい」とアピールしていただきました。

佐々木常務理事は懇談後、「SC相模原はしっかりと準備していて、自治体の支援も力強いという印象を受けた」と語りそれを受け望月代表は「良い手応えを感じた。今年、相模原市は政令指定都市に移行する。地域に根ざしたチームとして、(準加盟すれば)絶好のタイミング。相模原の名前も全国に広めたい」と応えていたと報道は伝えています。

今日は、私達が一番待ち望んでいた「政令指定都市・相模原市」が、SC相模原サポーターに加わった記念すべき日です。2月16日のJリーグ準加盟の結果よりも、SC相模原にとっては大きな出来事です。Jリーグ準加盟は却下されてもまたいつでも再申請できます。しかし、SC相模原が相模原市の支援を受ける事により
①麻溝公園競技場でのSC相模原の試合の増加
②相模原市の持つ公共広報媒体にSC相模原のニュース掲載の可能性
③さまざまな政令指定都市記念イベントに、SC相模原の加わる機会が増加
などなど、書き切れないくらいの力、そして可能性がSC相模原を押し上げていくことになります。逆に相模原市の支援を受ける責務も果たさなければなりません。より、相模原市のサッカー&スポーツの普及と強化への貢献がまず求められます。また「市の顔」として、様々な地域貢献活動も増やしていかなくてはなりません。そして何より、私たちSC相模原サポーターもその輪をもっと広げて相模原市全体を盛り上げていかなくてはなりません。

今週末の「さがみはらサッカーフェスタ2010」は、その「キックオフ・イベント」です。天気予報も晴れ、是非麻溝公園競技場に集合しましょう。終わったら17:10から馬入人工芝で「神奈川県社会人サッカー選手権大会・決勝リーグ」にFCインフィニット相模原がフットワーククラブと対戦します。時間がありましたら是非応援にいきましょう。

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初戦は、大船FC VS ゴブリンの勝者と対戦

2010-01-25 00:53:36 | SC相模原日記
本日、県社会人サッカー選手権・一次トーナメントが行われ、注目のCブロック「六浦FCセカンド VS ゴブリン」は、1-2でゴブリンが勝利しました。これでSC相模原の初戦は、大船FC VS ゴブリンの勝者と対戦することになりました。SC相模原は、どちらのチームとも対戦したことがあり、そして両方とも7-0、6-0と完勝しています。どんな勝負も油断は許されませんが、普段のSC相模原の力を発揮してくれれば、初戦突破できるはず。がんばって欲しいですね。

そして、密かに2部昇格を応援していた、相模原市の「上溝エストレーラ」ですが、YSCCセカンドに0-3で敗れ、2部昇格を逃しました。本当にもうあと一歩のところでしたが残念です。来年こそ2部昇格を勝ち取ってください!SC相模原サポーターブログは、全ての相模原市のチームを応援しています。それぞれのクラブが、チーム力に相応なカテゴリーでいい結果を残してくれるよう頑張って欲しいです。

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駿河国・蹴球動乱

2010-01-24 15:10:26 | ライバル達の咆哮
日本の経済・文化は、その長い歴史によって地域性が形成されてきました。そのため、今の経済・文化活動を、江戸時代までの旧国名単位で見た方が解り易い時があります。相模原市と町田市が、隣接していながら経済・文化地域として合い入れない風土が残っているのは、境川が「相模国と武蔵国の境にある川」であったために、江戸の昔から別々の経済・文化地域として発展してきたことが大きな要因の一つであると思います。

静岡県は、江戸時代までの「遠江国」「駿河国」「伊豆国」の3つの国が合併してできた県です。そのため静岡県のJリーグクラブは「遠江国=ジュビロ磐田」「駿河国=清水エスパルス」と、旧2国に一つづつ生まれ成長してきました。
そして昨日、「駿河国」内でクラブ勢力図を大きく変える発表がありました。東海リーグ1部「静岡FC」と静岡県リーグ1部6位「藤枝MYFC」の合併です。両チームとも同じ駿河国をホームタウンにするチームです。これにより、清水エスパルスに次ぐ駿河国第二クラブの地位は静岡FCから藤枝MYFCに変わります。

新藤枝MYFCの社長のブログのなどから、今回の動乱は、以下のような背景があったことと推測されます。
①静岡市は、横浜市のように2つのJ1・J2クラブが共存できるだけの財政や経済力を残念ながら持っておらず、静岡FCがこのまま静岡市をホームタウンにしていても将来展望が描けませんでした。それで2~3年まえから静岡FCは、藤枝市へのホームタウン移動も念頭においた運営を続けていました。
②静岡FCは2002年から昨年まで、東海リーグの強豪として何度となくJFL入りを試みましたが毎年惜しくも昇格することができませんでした。さらに今年東海リーグは、矢崎・浜松大に加え、FC刈谷・FC鈴鹿ランポーレと強豪チームが加わり、地域リーグ決勝大会進出のハードルが、さらに高くなりました。昨年東海リーグ4位の静岡FCとしては、この強豪リーグを勝ち抜くには、藤枝MYFCとの合併によるチーム力UPが最善の策と考えたものと思われます。

藤枝MYFCが、正式に東海リーグ1部に登録されるかは、今後東海サッカー協会の承認を経なければなりません。ただ静岡FCが消滅した、とするならば、東海サッカー協会は、藤枝MYFCの1部登録を認めないでしょう。静岡FCは藤枝MYFCと合併し新しい駿河第二のクラブとして、生まれ変わったのです。新藤枝MYFC経営陣には、長年培った静岡FCの人的資産・支援の輪・歴史を十分尊重した上で新クラブの将来図を、描いて欲しいと思います。

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流通経済大学FCのJクラブ化が意味するもの

2010-01-23 18:55:58 | クラブマネジメント
JFL流通経済大学サッカー部が、Jリーグを目指す構想を持っている事が明らかになりました。この引き金はJFL規則が「大学リーグに登録している選手をJFLに登録することはできない。」と二重参戦を禁止した事に端を発しています。流通経済大学サッカー部中野監督(水戸ホーリーホック初代監督)は、関東大学リーグに主力選手を登録するとともに、JFLには「流通経済大学FC」を単独チームとして参加する事を表明、将来のJリーグ入りを念頭にいれたクラブ作りを目指すとコメントしています。

学校型クラブからJリーグ型クラブへの移行は、JFL・アルテ高崎についで2チーム目です。この移行は次のような意味を持っていると思います。
①JFL18チームのうち13チームが「Jリーグ型クラブ」となり、JFLが「社会人トップリーグ」から「J3リーグ」の色彩がより強くなりました。
②昨年関東1部リーグ3位だった「クラブドラゴンズ」がどのような新選手編成になるかも注目されます。tonan & 那須という実力チームの昇格もありYSCC以下リーグ全体の戦力バランスに、大きな変化が見られるかも知れません。

中野監督は、Jリーグ参入までには、無数のハードルが有ることを十分承知していながらもそれを乗り越えるには「(J2昇格条件のJFL)4位以内を毎年キープすれば、そういう機運も盛り上がるはず」としています。「クラブ支援の輪を広げるには、まずチームが強くなり勝ち続けること。」これはSC相模原も同じ事が言えると思います。サバイバルトーナメントを勝ち残ることにより、支援の輪がひろがりますが、逆もまた真なりです。まずは2月~3月をしっかり勝ち抜いてくれることを祈りたいと思います。頑張れ!SC相模原。

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