S.C.相模原サポーターブログ

SC相模原を楽しく応援するブログです

天皇杯神奈川県予選・決勝戦観戦記

2012-08-26 22:24:47 | ライバル達の咆哮
本日、天皇杯神奈川県代表決定戦が行われYSCCが1-0で横浜猛蹴を下し3年連続の天皇杯神奈川県代表に決定しました。前半20分過ぎから試合はYSCCペースで進みましたが、横浜猛蹴守備陣が踏ん張り決定機を作らせません。後半、横浜猛蹴に得点できる決定的なチャンスが2度訪れましたが、決め切る事ができず、逆に後半34分YSCC小澤がゴールを決め1-0。その後選手交代などでYSCCがうまく時間を使い逃げ切り勝利しました。

私がYSCCの試合を見るのも、昨年の大阪での地域リーグ決勝大会「SC相模原 VS YSCC」以来です。会場には、私以外にもSC相模原サポーターが駆けつけ皆「今年SC相模原がここで戦って欲しかったよな~。」と残念がる声しきり。YSCCのメンバーは昨年とほとんど変わっておらず、サッカー自体も昨年と基本大きく変わっていません。
やはり、YSCCのサッカーで素晴らしいな、と思うのはポジション・チェンジ。トップ下にいるはずの吉田が右サイドに張ったり、攻撃的中盤の須原がFWの位置まで上がったりと、相手の守備陣形の中でスペースのあるところに、行ける選手が柔軟に移動し、攻撃を仕掛けてきます。特にボランチ(守備的MF)の平間・小澤の運動量は素晴らしく、この日も中盤の底で守備をしていたと思ったら、FWの位置まで上りゴールを決めに行くプレーをするなど大活躍でした。

上の画像の中で、黄色の線が横浜猛蹴のDFライン。YSCC・7番のボランチ平間(赤い矢印の選手)は左サイドからの攻撃に対応し、横浜猛蹴のDFライン際でクロス&パスが来るのを待ちます。SC相模原だとこの位置でDFライン裏を狙って張っているのは、森谷や鈴木淳などFWの選手で、ボランチの佐野や曽我部がこの位置でゴール狙いに上がってくる事はあまりありません。今度は、YSCCボランチ小澤の動きです。

全く同じです。横浜猛蹴のDFライン中央手前に小澤(赤い矢印)が張ります。この時ボランチの相棒・平間は必ず守備の位置にあり、万一ボールが相手にカットされた場合でも相手に数的優位を作らせないようケアしています。この日の決勝点になったシーンも、流れの中で相手ペナルティ・エリアでFWが落したボールを詰めていたボランチ小澤が拾い反転してシュート、これが決まりました。「ペナルティ・エリア内のFWの横にボランチが上がっていた。」ことがこの日の試合を決める大きな要因となりました。これを見て私は、昨年の地域リーグ決勝大会「SC相模原 VS YSCC戦」での、ボランチ平間の決勝ゴールを思い出しました。平間の見事なシュートでしたが、DFのクリアボールを平間が「ペナルティ・エリア左外のあの位置にいた」からシュートを放てたのだ、と私は思いました。

しかし横浜猛蹴も大善戦でした。後半11分飯田に代わり鳥毛を投入(上の画像)すると、一気に横浜猛蹴が攻勢に出ます。14分ペナルティエリア右横のFKを横浜猛蹴・鳥毛がクイックスタート。ここから横浜猛蹴の得意なペナルティ・エリア内でのショートパスをつなぎ、最後は7番町田のシュート。しかし惜しくもゴール右横をそれます。続く16分鳥毛がペナルティ・エリア内に侵入するとYSCC・DF2人が鳥毛を捕まえにかかります。これを見た鳥毛は、DF2人の裏側に入り込んだ米山に浮き球のパス。米山は、GKと1対1となりシュート!でしたがGKに防がれ得点になりませんでした。結果的にはこの2つのチャンスをものにできなかった事が、後まで尾を引きました。

勝利したYSCCは、天皇杯全国大会で1回戦ヴァンラーレ八戸と対戦します。ヴァンラーレ八戸の守備陣がYSCCの攻撃陣を抑えきれるかどうかに注目が集まります。両チームいい試合になる事をお祈りしています。
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震災を乗り越え成長する逞しい東北サッカー

2012-08-25 22:17:42 | ライバル達の咆哮
今年の夏の甲子園大会は、大阪桐蔭(大阪府)と光星学院(青森県)の2校が決勝戦に進みました。これで甲子園春夏あわせて3大会連続で決勝進出という快挙を実現した光星学院は、青森県八戸市の高等学校です。光星学院はサッカーでも青森山田に次ぐ青森県No.2の高校として多くの優秀な選手を生み出しています。今年、東北代表として初めて全国社会人サッカー選手権大会出場を決めたヴァンラーレ八戸は、こうした地元青森県出身の選手を中心に隣県の岩手県&北海道出身を加えた選手が中心となって構成されているチームです。

ヴァンラーレ八戸のサッカーを一言で表現するなら「堅守」。身長180cmを越える大型DFを4人並べて、さらにアンカーの位置(ディフェンスライン中央の少し前の位置)にも181cmのディフェンダー金井を配しこの5人による堅牢なブロックをゴール前に固め相手に得点を与えません。この日の対戦相手は宮城県のコバルト―レ女川。攻撃の選手は、足元が柔らかいテクニックに優れた選手が多く、パスワーク&ドリブルを駆使しヴァンラーレ八戸ディフェンスを崩しにかかります。しかし八戸は、フィジカル能力の高さ、リスクマネジメントの意識が徹底された組織的な守備でコバルト―レ女川に決定的なシーンを作らせません。

ヴァンラーレ八戸のこの日の攻撃は、DFラインで奪ったボールをFW9番望戸に向けてロングボールを出すといったシンプルな攻撃の繰り返し。そこから望戸が自らドリブルで仕掛けるか、テクニックに優れたFW佐々木ら2列目の選手とのコンビネーションで崩すかの2パターンを徹底的に繰り返します。この八戸の攻撃を無失点に抑え続けたコバルトーレ女川でしたが、延長1分集中力が「ホッ!」と落ちた一瞬を狙われ失点してしまいます。敵陣深く攻め込んだ八戸が、スローイン。このボールを、ワンタッチで中にクロスを入れると、FW佐々木がフリーでトラップ。佐々木このボールを簡単に蹴り込んで1-0。結局この点が決勝点となりヴァンラーレ八戸が全社出場を決めました。

年々、リーグ全体のレベルが向上し続けている東北リーグ。福島ユナイテッド・グルージャ盛岡の2強が優勝争いの軸になっていますが、そのグルージャ盛岡がコバルト―レ女川に敗れ全社全国大会に出場できなかった事は、コバルト―レ女川・ヴァンラーレ八戸、そしてFCガンジュ岩手などのチームレベルが「2強」に迫っている事を如実に物語っています。上の画像はあと一歩のところで全社全国大会を逃したコバルト―レ女川とそのサポーターの皆さんです。震災を乗り越えて、震災で被害を受けた故郷を盛り上げようと必死になってレベルアップをはかる東北のチームが、光星学院高校野球部のように全国のトップレベルに駆けあがる日はそう遠くないと感じました。
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強化すすむ福島ユナイテッド・サッカー

2012-08-22 22:49:26 | ライバル達の咆哮
昨年2011年、SC相模原は、地域リーグ決勝大会・第一次ラウンドの初戦で福島ユナイテッドと対戦しました。この時はSC相模原が2-1で勝利しましたが、福島は不運にもGKが正もサブも2人とも足の故障で十分なパフォーマンスを発揮することができず、これが試合結果にも大きな影響を及ぼしたと思います。2012年8月21日、全社東北予選ブロック決勝戦「福島ユナイテッド vs FCガンジュ岩手」の試合は、私にとっては昨年の地域リーグ決勝以来の福島ユナイテッドのサッカー観戦となりました。まず主力選手の推移を、昨年の地域リーグ決勝でのSC相模原戦と、今年5月に行われたグルージャ盛岡との東北リーグ首位攻防戦、そしてこの日行われた全社東北予選ブロック決勝戦、FCガンジュ岩手戦とで比較してみましょう。この3試合は、福島ユナイテッドとして絶対に負けられない試合であり、監督は一番信頼を置いているメンバーを先発選手として起用している、と考えられます。

まず、この3試合に出場しているピンク色に色塗られた選手が、昨年と変わらず福島のサッカーの核となっている選手です。FWの久野、正確なクロスをあげる金功青、守備的なサイドバック岡田、ゴールキーパーの内藤の4人です。盛岡戦には先発していませんがエースストライカー小林も「核」となる選手といっていいのではないでしょうか。
これに対し、昨年のSC相模原戦には出場しておらず、今年のグルージャ盛岡戦、そして絶対に負けられない全社東北予選・FCガンジュ岩手に出場した選手が、今年戦力強化したポジションと選手です。まずボランチに元栃木SCの鴨志田・元東京ヴェルディの小野を入れ中盤戦を一層優位に進めようと強化を進めています。

この日の、FCガンジュ岩手戦を見て昨年のSC相模原戦と大きく変わったな、と感じたのがFW益子の存在です。守備の時は左サイドハーフのポジションにいますが、攻撃に転じると久野・小林の左に位置し3トップの形で攻撃を仕掛けてきます。特に右サイドで金功青が起点を作ると正確なクロスをどんどん中に入れ、これを中央で久野・小林がゴールを狙ってきますが、今年はさらにそのファーサイドで身長の高い益子がゴールハンターに加わってきます。今年の福島の攻撃は一層分厚くまたバリエーション豊富になっていました。


上の画像は、この日の福島ユナイテッドの同点ゴールのシーンです。右サイドから11番FW久野目がけて蹴り込まれたクロスを、ガンジュ岩手DFがヘッドでクリア(上の画像)しましたが、27番の益子がそのこぼれ玉を拾いシュート、(下の画像)これが決まって1-1の同点になりました。この日ガンジュ岩手も選手個々の力では負けていなかったのですが、チームとして選手層が薄かったのか、後半猛暑の中次々とガンジュ岩手の選手が足が止まってしまっているにも関わらず、交代選手を投入する事ができませんでした。ここを、福島ユナイテッドは後半セットプレーから次々と得点、終わってみれば5-1の大差で勝利しました。2列目・3列目の長身選手が飛び込んでくるこのセットプレーも福島ユナイテッドの強力な得点源です。

福島ユナイテッドの個々の選手の力量・経験、そしてチームとしての層の厚さ、チームプレーの熟成度を見て昨年より一層強化が進んでいると感じました。福島ユナイテッドが、地域リーグ決勝大会に進出するためにはまず東北リーグで、グルージャ盛岡に勝って優勝しなければなりません。だめなら全社で4強に入らなければなりません。しかしこうした試練に打ち勝って福島ユナイテッドは、地域リーグ決勝大会に進んでくる!と思います。今年、地域リーグ決勝大会一次ラウンド3会場の1つが福島です。こうした千載一遇の好機を福島ユナイテッドが逃すはずがありません。今年のJFL入りの争いを見ていく上で福島ユナイテッドの今後の試合結果から目が離せません。
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全社出場32チームが決まる!

2012-08-20 23:02:25 | ライバル達の咆哮
今日、私は福島県福島市の「あずま総合運動公園」に行ってきました。開催されていた大会は「第48回全国社会人サッカー選手権大会・東北予選」です。一昨日の8月18日(土)から8月20日(月)の3日間で行われ、本日が最終日でブロック決勝戦2試合が行われました。第一ブロック決勝は、地元福島からJFL入りを狙う福島ユナイテッドと、東北リーグ2部北で首位を走るFCガンジュ岩手が対戦し、5-1で福島ユナイテッドが勝利、全社全国大会出場を決めました。第二ブロック決勝は、昨日グルージャ盛岡を下した東北2部南で首位を走るコバルトーレ女川と東北2部北・2位のヴァンラーレ八戸の対戦となり、延長にもつれ込む大接戦の末、ヴァンラーレ八戸が延長前半1分に上げたゴールを守り切り全社全国大会への出場を決めました。
北海道予選も全て終了した今年の全社出場チームは下記の通りです。

私は「パワーアップしている」と噂される東北リーグの強豪チームのプレーぶりをしっかり見ておこう、と福島に向かいました。その中で特にグルージャ盛岡が見たい、富井・萩原の2人の元SC相模原選手の活躍ぶりが見たい!と楽しみにしていたのですが、前日女川に敗退してしまいました。現在、東北リーグ首位を走るグルージャ盛岡ですが、これでSC相模原と同じく「残り試合全部勝つ!最終戦の首位決戦に絶対負けない!そして地域リーグ決勝大会に進出する!」道を歩くことになります。

今日の試合会場となった福島市の「あずま総合運動公園」は、本年11月に開催される第36回 全国地域リーグ決勝大会 1次ラウンド (11/16~18)の3会場(福島・高知・大分)の一つです。3会場の中でも一番相模原市から距離が近いのがこの福島市あずま総合運動公園。9月15日(土)FCコリア戦に絶対勝利!して、結果この会場でたくさんのSC相模原サポーターとガッツリ応援がしたい!と強く感じました。
でも、福島ユナイテッドもヴァンラーレ八戸も噂通りパワーアップしていました。SC相模原ももっとパワーアップしなければなりません。福島ユナイテッド・ヴァンラーレ八戸の戦力分析は明日以降レポートします。お楽しみに。
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更なる進化に向けて~慶應義塾大学戦

2012-08-18 22:28:49 | SC相模原・激闘の足跡
今日、SC相模原は午後から、慶應義塾大学との練習試合に臨みました。試合開始の時には降っていた雨も、前半終了までにあがり後半は一転して真夏の太陽が照りつける中での試合となりました。
前半のメンバーは以下の通りです。
FW:エウデル・森谷
MF:地頭薗・ファビオ・北原・曽我部
DF:広野・工藤・練習生・天野
GK:渡辺

SC相模原、次の試合となるのが、9月15日(土)のFCコリア戦です。そしてそれに続くのが流通経済大学FC戦、エリースFC東京戦の3連戦ですが、この3連戦の試合のポイントの一つに「ファビオ・エウデルの力をチーム全体の力に変えチーム力の向上が実現できるか」があると思います。前半、まずファビオがその高さを活かしコーナーキックから2点をゲット。続いて天野の右サイド突破からエウデルが中央で合わせて3点目。さらにその後、広野が左サイドを突破し中央にパス。このボールをまたしてもエウデルが決めて4点目。4-0。前半はファビオ・エウデルが大活躍でした。こうした素晴らしい連動を繰り返してまたさらに精度を上げることにより、SC相模原はもっと進化しくいくと感じました。

後半の出場選手は以下の通りです。
FW:菅野・宮川
MF:吉岡・将也・奥山・鈴木淳
DF:小澤・祐輔・橋本・練習生
GK:佐藤
宮川と菅野、そして吉岡もGKと1対1になるような決定機が訪れますが、ともに決め切れません。特に菅野の縦への突破力&ゴールに向かうドリブルを活かした攻撃パターンは、チーム全体の得点力向上につながる攻撃オプションとして一層磨きをかけていきたいところです。先日の横浜猛蹴の鳥毛のようなプレーが、菅野ならできると思います。結果、後半の得点は奥山のゴール1点のみ。しかし試合は5-0でSC相模原の勝利に終わりました。慶應義塾大学のこの日のメンバーはやや攻守に迫力を欠いていた感じがします。

ちなみに、この日の前半出場の練習生は中川選手です。中川らしい堅実な守備ぶりを見て、なんかうれしくなりました。一歩一歩ステップを踏んで公式戦に復帰できる日を楽しみに待っていましょうね!
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3年ぶりに関東で開催される全社をご紹介

2012-08-14 23:56:13 | SC相模原日記
SC相模原がFCコリアに敗戦してしまった全国社会人サッカー選手権大会。その後全国各地で予選が行われ、現在全32チームの内27チームが全社出場を決めています。出場チームは以下の通りです。

現在、各地区の優勝争いで1位・2位のチームが数多く出場します。特に全社経由地域リーグ決勝をかけるチームの「生き残りを賭けた戦い」は、手に汗を握る激しい試合になるでしょう。今から楽しみです。
今年は、3年ぶりに全社が関東で開催されます。しかもお隣の東京都、しかも味スタを中心とした多摩地区を中心に開催されます。会場は以下の通りです。
1.味の素フィールド西が丘(西が丘サッカー場) 2.味の素スタジアム 3.都立駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
4.多摩市立陸上競技場  5.(府中市)朝日サッカー場 6.八王子上柚木公園陸上競技場 7.(文京区)小石川運動場 8.三鷹市大沢総合グラウンド 9.清瀬市立下宿第三運動公園サッカー場

どの会場も相模原から鉄道でアクセスがしやすい会場が数多く並んでいます。平成24年10月13日(土)から17日(水)に開催されますので、皆さんも是非お出かけください。
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守備陣が混乱状態に・・そして敗戦

2012-08-12 22:27:40 | SC相模原・激闘の足跡
本日、馬入ふれあい公園サッカー場(天然芝)で行われた、天皇杯神奈川県予選準決勝・SC相模原 VS 横浜猛蹴の試合は2-3でSC相模原は、敗れました。SC相模原は後半23分、横浜猛蹴エース鳥毛に同点ゴールを決められると、SC相模原のDFラインの選手達が混乱状態に陥ってしまい、その後僅か10分間にさらに2点加点されあっという間に1-3に。加えて工藤がレッドカード退場となり、結果的にはこの時点で勝敗が決してしまいました。先発メンバーは以下の通りです。
FW:鈴木淳・宮川
MF:将也・佐野・北原・地頭薗
DF:小澤・工藤・奥山・天野
GK:佐藤

試合の入りは、双方5分5分の立ち上がり。前半10分、SC相模原に先制点が入ります。天野がスローインでボールを入れると、これを宮川がワンタッチで天野に返します。そのボールを天野は中央遠いサイドに待つ将也にクロス。将也これをトラップしてコースを狙いシュート!ボールはゴール左隅に転がり、キーパー手を伸ばすが届かない・・ゴール。1-0。SC相模原が先制しました。
この後、中盤でのボールの奪い合いが続き、どちらも形を作れません。SC相模原は、前半FWにしっかりとボールが収まらず鈴木淳・宮川ともになかなか流れからシュートを打てません。また縦パスにも精度を欠き、SC相模原はサイドを起点に攻め上がる攻撃を繰り返します。横浜猛蹴も前半30分頃から反撃に出ます。30分、MF三瀬がSC相模原DFラインの裏を取りゴールへ突進。しかしこれはGK佐藤が防ぎ得点にはなりません。34分横浜猛蹴、コーナーキックからヘッドで合わせてシュート!しかしボールはクロスバーに当たりSC相模原命拾い。前半44分FW宮川に代わり森谷投入。このまま前半戦を終了します。

後半の入りは、SC相模原やや優位か、という立ち上がり。5分地頭薗のロングシュートは、クロスバー僅かに上。13分将也のパスにDFライン裏を抜けた鈴木淳が角度の無いところからシュート、惜しくもGKに弾かれ得点に至りません。後半18分、横浜猛蹴は飯田に代えて鳥毛投入。SC相模原問題の10分はここから始まります。23分、SC相模原の右サイドに起点を作った横浜猛蹴は鳥毛-米山のワンツーでボールを中央バイタルエリアに持ち出され、鳥毛シュート!ゴール右隅にこれが決まってしまいます。1-1。天野・奥山は、鳥毛&米山に翻弄され守備が機能していませんでした。結果論ではありますが、この段階で守備陣を落ち着かせるために、もう一度鳥毛に対する対処と、米山・三瀬・関口のマークの受け渡しなどを確認したほうがよかったのではないかと思います。この鳥毛の得点で、DF陣のアテンションは鳥毛に行き過ぎてしまい、三瀬・関口へのマークが甘くなってしまいました。

同点ゴールが決まった3分後の26分、今度は横浜猛蹴・三瀬が中央フリーでシュート、1-2と逆転。またその直後の28分、ゴール前の細かい崩しにSC相模原守備陣がバタつきGK佐藤もクリア―が小さくなったボールを横浜猛蹴に押し込まれ1-3。SC相模原は28分将也に代えて菅野を投入し攻撃を強化しますが、肝心のDF陣の混乱は収まっておらず、35分工藤の鳥毛へのチャージは悪質と取られレッドカード&退場。守備陣がようやく落ち着きを取り戻したのは、38分祐輔がセンターバックに入ってからでした。試合は後半45分、SC相模原は地頭薗が蹴ったFKを祐輔が合わせ2-3と1点差に迫りますが、ロスタイム2分でもう1点が取り切れず試合終了。2-3でSC相模原敗れました。

試合後、さまざまなサポーターの人とこの試合について話しました。そのなかで私が「そのとおりだな」と思ったのが、「SC相模原は試合前、今日の試合は是が非でも勝とうという意識が薄かったのではないか。」という分析です。「育成と目の前の勝利とをバランスさせるのは難しいが、天皇杯の神奈川県代表に何としてもなりたいのなら、このスタメンではなかったはず。」との指摘は確かにこの日の勝敗を決めてしまった要因を含んでいると思います。加えて私は「準備不足」だったのではないか、と思います。DFラインの選手が1対1で負け続けたり、ペナルティ・エリア内の細かいパスワークでDFラインが翻弄された時にどうするのか。こうしたプレーが続き守備が精神的にも不安定になっている時に、チームとしてどのようにして守備を落ち着かせるのか。いずれにしても「こんな負け方をするとは思わなかった」は、今日で最後にしなければなりません。
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厳しい試合を勝ち抜く守備力の勝利

2012-08-08 22:53:01 | SC相模原・激闘の足跡
8月5日(日)関東サッカーリーグ1部「SC相模原 VS 神奈川県教員SC」の試合は1-0でSC相模原が勝利しました。この日「住宅情報館スペシャル・サポート・マッチ」としてSC相模原応援Tシャツの無料配布などもあり、今シーズン最多

の入場者数となりました。しかし、試合開始30分前の段階で既に駐車場が満員となっており「駐車できないならいいや帰ろう」と帰らざるを得なかったお客様も多数いらっしゃいました。ですので今後1,500人、2,000人とさらに多くのお客様にご来場いただくためには、満車後周辺の駐車場へお客様を誘導したり、お客様のバスによる来場をもっと向上するような施策が必要になってくるのではないか、と感じました。
さぁ、試合の方に移りましょう。この日の先発メンバーは下記の通りです。
FW:森谷・鈴木淳
MF:地頭薗・曽我部・佐野・将也
DF:小澤・工藤・ファビオ・天野
GK:佐藤

試合開始から10分までは、神奈川県教員SCのポゼッションで試合が進みます。SC相模原は相手の出方を慎重に窺っている様子。しかし10分、森谷がファースト・シュートを放つとそこから前半終了までは、SC相模原ペースで試合が進みます。18分、小澤が前線で激しい守備を見せると、そのボールを奪い取り、GKの位置を見てループシュート。しかしボールはゴール枠をとらえる事ができません。21分、森谷が足を痛めプレー続行できず変わって松本が投入されます。すると27分、曽我部が相手ボールをパスカットすると、そのまま左サイドDFライン裏にスルーパス、そこに松本が飛び出し、ゴールに向かってドリブル、シュート!しかしGKこのボールをキャッチ。得点が奪えません。

その2分後29分にも、松本が左DFライン裏にスルーパスを受けて飛び出すと、今度はGKの位置をしっかりと見てゴール右サイドに向けてシュート!今度は決まった!ゴーール。1-0。SC相模原が先制します。その後もSC相模原がボールの支配権を握り続け攻撃を繰り返します。43分、敵陣右サイドで松本がボールをキープすると、松本は左サイドを走り込んできた鈴木淳にパス。鈴木淳シュート!決まった~っと思ったら鈴木淳がオフサイドの判定でノ―ゴール。前半このまま1-0で試合を折り返していきます。

神奈川県教員SCは、関東リーグ1部最下位ながら、7月頃からチーム力の底上げに手ごたえをつかんでいました。理由は、若手選手の台頭です。今年のスタート時点では、YSCCから移籍してきた選手がチームのポイントとなるポジションを担っていましたが、この日のSC相模原戦では、23~24歳の若手に選手を切りかえていました。特にポイントゲッターFW大戸、長身のセンターバックDF佐藤・GK海野の3人は神奈川大学を昨年卒業した選手ばかり。ですので、同じ年代で神奈川大学卒の鈴木淳・将也は、こうした相手をよく知っており、また相手も鈴木淳・将也の事をよく知っています。後半、こうした神奈川大学出身の若手選手が「将也や淳にやらせるか」と攻守にSC相模原を苦しめます。

後半の入り、神奈川県教員SCは前がかりになって1点を取りに来ます。5分教員SCFW大戸がドリブルでバイタルエリアに侵入してくると正面からシュート!これはSC相模原、GK佐藤がキャッチします。逆にSC相模原はショートコーナーから佐野がドリブルで正面に持ち出しシュート!ボールはクロスバー直撃で入らない・・惜しい。このあと後半30分くらいまで、SC相模原は、前線への縦パス、そしてそこからの展開し起点を作ろうとするところを神奈川県教員SCの守備に防がれ、なかなか形を作れません。逆に時間を追うごとに、SC相模原の選手はサッカーに疲労感が漂ってきます。こうした中後半29分、県教員SCは、FKからの早いリスタートから小笹がゴール右45度からシュート、しかしこれは僅かにクロスバーの上。危ない・・。

後半35分~40分前後は、SC相模原の選手たちは次々と足がつってしまいます。まず曽我部、続いて松本、そして佐野。松本に代わって入った新外国人選手エウデルも、得点チャンスが2回ほどありましたが、両方とも決め切れずこのまま試合終了。1-0。SC相模原が勝利しました。後半のSC相模原は、最近の試合の中では、あまり出来がよくなく、試合終了間際神奈川県教員SCのFW大戸が、GK佐藤と1対1になった瞬間「やられた」と思いました。しかし、佐藤がこれをナイスセーブ。最後の防衛線が、相手に得点を与えることなくこれがこの勝利につながりました。これで2試合連続「0封勝利」。守備陣はこの調子を是非続けてください。頑張れ!SC相模原。
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SC相模原、関東リーグ優勝に王手!

2012-08-05 20:21:25 | SC相模原・激闘の足跡
本日関東リーグ第15節、SC相模原 VS 神奈川県教員SCの試合が麻溝公園競技場で行われ1-0で炎天下の熱戦をSC相模原が制しました。一方SC相模原を勝ち点差5で追走する2位エリースFC東京は、東邦チタニウムに0-2で敗れました。この結果今日の勝敗を反映した関東リーグ1部の勝敗表は以下の通りになりました。

残り試合は3試合ですのでエリースFC東京が全勝したときの勝ち点の最大値は「39」。SC相模原は現在勝ち点「38」ですから、SC相模原は次の9月15日(土)赤羽でのFCコリア戦で勝利すれば、勝ち点「41」となりSC相模原の関東リーグ1部の優勝が決まります。

ただ残る3戦は
9月15日(土)FCコリア
9月23日(日)流通経済大学FC
10月7日(日)エリースFC東京
と3戦とも難敵ぞろい。特に次のFCコリアには、全社関東予選で痛い1敗を喫しています。決して簡単な道のりではありません。幸いここで関東リーグは全都県で天皇杯予選期間にはいるため、約1ヶ月の中断期間となります。天皇杯予選でさらなる成長を獲得し、9月のこの関東リーグ大詰めの3連戦でその力を爆発させて欲しいですね!さぁ、サポーターの皆さん、SC相模原のバックアップ一層頑張りましょう!
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灼熱のあのグラウンドで会心の勝利

2012-08-04 17:17:47 | SC相模原・激闘の足跡
7月29日(日)関東リーグ1部でSC相模原は、同じ神奈川県の東邦チタニウムと対戦しました。
先発メンバーは、以下の通りです。
FW:鈴木淳・森谷
MF:将也・曽我部・佐野・地頭薗
DF:小澤・工藤・ファビオ・天野
GK:佐藤

この日の試合会場は、藤沢市にある神奈川県立スポーツセンター・ローン。SC相模原が、このグラウンドで公式戦を戦うのは、2009年全社関東予選で敗北喫したあのYSCC戦以来ではないでしょうか。SC相模原GKのレッドカード退場、10人のSC相模原意地の同点弾、YSCC中村の決勝ゴール・・ここに来るとあのショッキングな試合の記憶が鮮やかに蘇ってきます。しかし2012年のこの日のSC相模原は、そんな重たい記憶をぶっ飛ばすかのような、躍動的なサッカーを、展開します。前半11分、ゴール正面から将也のシュート、しかしこれは東邦チタニウムGKがパンチングで弾き出します。SC相模原はここからCK2本の攻撃を繰り返しますが、ゴールまでには至りません。しかし試合は確実にSC相模原が支配していました。

こうした試合の流れから入った先取点は前半15分。GK佐藤からのゴールキック、佐藤はペナルティエリア外までボールを持ち出すと前線に飛び出した森谷にロングボールを蹴り出します。森谷は敵陣ペナルティ・エリア手前でこのボールをトラップ、そして豪快にシュート!ゴール。1-0。上の画像は、奇麗に決まったゴールに喜ぶ森谷の笑顔です。

2点目は前半19分、敵陣右サイドで起点を作った地頭薗は2人のDFに囲まれながら振り切って中央にクロス、すると遠いサイドに待つ鈴木淳に渡り、淳のシュート!ゴール。2-0。この得点を生み出した地頭薗・鈴木淳の2人をキャプテン佐野が抱きかかえ「そくやった」と2人を讃えます。(下の画像)

この後、必死に追いつこうとする東邦チタニウムの攻撃をはじき返したSC相模原ディフェンス陣、その一人がこの試合が初出場だったファビオ・アギアールでした。ペナルティエリア内に侵入しようとする東邦チタニウム選手の壁となり、ロングボールで前線にボールを送り込もうとする東邦チタニウムの「矢」には「盾」となってこれを弾き返します(下の画像)。SC相模原が試合を支配したまま前半を終了します。

後半、両チームメンバー交代はなくキックオフ。15分、曽我部のミスパスを拾った東邦チタニウム10番杉山がペナルティエリア前から豪快シュート!しかしゴール僅か上を通り抜けSC相模原はピンチを免れます。19分、ファビオを中心に「守備は問題なし」と判断した工藤は、自陣からドリブルで前線に上がっていきます。このボールをつないで左サイドを上がったSC相模原は中央に待つ地頭薗へクロス、地頭薗シュート!しかし東邦チタニウムGKこれをセーブ、SC相模原追加点は奪えません。

東邦チタニウムは、ボランチの位置にDFを入れ守備を固めていましたが、2点ビハインドとなると、長身のこのDFは前線に上りターゲット・マンとして起点の役割を果たし始めます。しかしこの攻撃をSC相模原は凌ぐと後半26分、中央左サイドで佐野が起点となり、敵陣ペナルティエリア右45度付近に走り込んだ森谷にロングパスを送ります。森谷はこのボールを中央に折り返すと、ゴール正面やや左に待っていた鈴木淳がシュート!ゴール!。これで3-0、試合の流れからも勝負を結するゴールが入りました。

この後、SC相模原は連戦で疲れの見える選手を入れ替えて、広野・エウデル・北原を投入、東邦チタニウムの攻撃も無難に凌いでこのまま試合終了。3-0でSC相模原が勝利しました。
関東リーグは残り4試合、全18試合の内14試合を消化しました。次は8月5日(日)神奈川県教員SCとの対戦です。現在の順位こそ関東リーグ1部の最下位となっている神奈川県教員SCですが、7月は調子を上げて来ておりさいたまSCには3-1で勝利、クラブドラゴンズには引き分けと結果を出してきています。SC相模原は気持ちを緩めることなく、この1試合を全員で勝利を勝ち取って欲しいと思います。
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