Nonsection Radical

撮影と本の空間

第三種接近遭遇

2012年09月04日 | Weblog
エエ年したオッサンともなると、自然と枯れてきて花鳥風月を愛でる(めでる)事だけが日々の生活の張り合いとなるものである。
それもどうこうしようという俗っぽいことも考えず、ただただ眺めるだけで満足するようになるのだ。
四季以外の変化のない毎日では、路傍の花に心安らぎ、散歩するワンちゃんに微笑み、日差しの中でふと、「秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」 と、口ずさむわけなのだ。
そして、仕事場への道すがら、お気に入りのジョシの姿をかいま見る事で、若いエキスの空気伝染によって気持ちをリフレッシュする。

大阪駅から乗り込んでくる松嶋尚美をふくよかにした美人さんは、おそらく大阪で一番の美人だと認定しているのだが、普段は少し離れたところからその御姿を拝見し、いつか出来る事ならその御御足元に跪(ひざまず)き、奴隷にして頂く許可を願い出たいと思い続けている。
その美人さんが、なんと今日はいつもの場所に御座りになられず、畏れ多くもsatoboの隣に御座りになられた。
と な り である!
恋の奴隷の身分としては、同じ高さの位置に座る事など畏れ多い事で、思わず床に這いつくばろうかと思ったが、御迷惑をおかけする事にもなろうかと、ひたすら頭(こうべ)を垂れて時間の過ぎ行くままに この身を任せた(by ジュリー)。
なんて今日は素敵な日であろうかとジーン・ケリーのように踊りながら仕事場へ向かったのである。

昼休みに散歩に出かけ、木々の青さに目を細めることを習慣にしているのだが、いつもすれ違う自転車に乗ったジョシがいる。
二十歳前なのか、半ばなのかよくわからない少女の顔立ちのジョシで、いつもはにかむようにすれ違う。
どこか仕事場から昼休みに家へ戻るのか、食事をしに行くのかと想像しているのだが、どこから来てどこへ行くのかは定かでない。
その初々しい顔をチラ見するのが、木々の青さに目を細めるがごとくであるのは言うまでもない。
しかし今日はそのジョシとすれ違う事がなかった。
いつも立ち寄る公園へ入ろうとした時、した時だよ
隣の建物からそのジョシが出てきたのだ。
そこが仕事場だったのだ。
向こうもチラリとこちらの姿を確認した(ような気がした)。
こんな偶然があるのだなと、朝の美人さんの事もあり、大変清々しい気持ちで昼休みをすごす事が出来たのだ。

仕事に疲れ、帰りの電車内ではビートルズの伴奏を聞き分けすごして降りた駅。
ふと音楽に揺らす頭を前方に向けると、そこには・・・
毎朝、駅に到着する間際に、降車した人々の群れとすれ違うその中に一人のジョシを見かける。
プリンセス・プリンセスのギターのカナちゃんと、アラレちゃんを足して2で割ったような幼い顔のジョシだ。
どこかで働いているのだろうが、詳細は不明だ。
satoboはプリプリのカナちゃんのファンなので、そのジョシもファンなのだ。
すれ違う一瞬で「あ~カナちゃんにも似てカワイイなぁ、アラレちゃんにも似てカワイイなぁ」と思うだけの関係である。
今朝はそのカナアラレちゃんとはすれ違わなかったのだが、なんと帰りに出会ったのだ。
こんな運命の出会いが、今日は三種類も味わえたのだ。
こんな奇跡があってよいものだろうか?

誠に枯れた人生の中にもこのような心温まる出会いが巡り来る事もある。
季節は、秋へと移り変わろうとしているのだろう。




尾道市東土堂町18から


北九州市門司区東門司2丁目10から
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