Nonsection Radical

撮影と本の空間

誤爆防止

2016年07月17日 | Weblog
駅のトイレに入るとちょうど清掃中であった。
小便器を清掃しているオバさんのまわりは誰も使おうとしないので近づいて「使ってもいいですかぁ?」と訊くと「どうぞぅ」とのことで早速使うことに。
いつもよりさらに一歩前進し、慎重にしずくをほとばしらせないように。
実は普段は小用でも洋式便器に座ってするのはこの”しずく対策”のためである。
どんなに注意していても立ってするとしずくが周囲に飛び散るものである。
それはちっちゃくて可愛い我が息子だけが原因であるわけでもなく、したがって公衆トイレの小便器の足元はどこも誰かの(みんなの)”誤爆”したオシッコで濡れている。
当然家庭においても同様であることが想像でき、汚さないようにと思えば”標的”に近づくことのできる「座ってする」というのが現実的対応となるのだ。
それに慣れると座ってすることが習慣になり、外においても本当は座ってしたくなるのが、公衆トイレ特に駅のはどこも混んでいて仕方なく小便器で立って用を足すことになる。
慎重に使用して立ち去る時に、隣で一生懸命便器を手で磨いているオバさんに「ありがとうございましたぁ」と言うと「ごめんなさいねぇ〜掃除していてぇ〜」と手を休めず言われ、「イエイエそんなぁ〜。実は先ほど私も仕事場のトイレを磨いてきたばかりなんですよぅ〜。みんなこぼしてばかりで困りますよねぇ〜」と声には出さずに言ったのは、やはりオトナとしてのたしなみのためである。



東急世田谷線 宮の坂駅前
東京都世田谷区豪徳寺2丁目
撮影 2016年7月1日 金曜日 09時35分
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