Nonsection Radical

撮影と本の空間

地方都市の憂鬱

2014年12月23日 | Weblog
今日は岐阜県の某市に行ってきたんだけど、まあ典型的な地方都市です。
地元資本のデパートがあって、駅前商店街があって、城下町で。
商店街をブラブラしたあとにデパートに入ってみた。
ひょっとしたら最上階に食堂があるかと思ったのね。
やっぱりなかった。
もうそういう時代じゃないのね。
各階歩いてみたけど、歳末なのに人はまばら。
どこの地方デパートも厳しいのねと思いながら、これでユニクロでも出来たら大変だなと思いつつ、最上階の窓から駅方向を見ると、駅の向こう側に大型ショッピングセンターがあり、ユニクロの看板も。
あ~これは人の流れが変わっただろうなと、昔ながらのアーケード商店街を通って駅の向こう側へ移動。
これまた典型的なショッピングセンターで、建物を囲む駐車場は満杯。
駅からも直接つながる歩道橋もあるし。
店内は店子を入れる専門店街形式。
中央が吹き抜けの2階建て。
中には商店街では見かけなかった若い夫婦連れとか、ティーンエイジャーの溜まり場になっている。
そりゃぁここにくればとりあえずは大都市と同じファストファッションが買えるし、安いフードコートもあるし、付近には家電量販店もあるし、休日の娯楽にはうってつけの場所だよな。
そういえば、石巻でも駅周辺からイオンに若い者が移動したよなぁ。

でも、ふと思ったのは、デパートとショッピングセンターでは、そもそも客層は違うはずだろうという事。
ショッピングセンターの中心はファストファッションで、デパートとは価格帯も異なる。
デパートではデパートでしか扱っていない商品があるだろうと。
でも歳末のこの時期にデパートは閑古鳥状態だし。
ということは、デパートでの購入層がいなくなったという事か?
中間層がいなくなったと言われているけど、それはデパートでの購入層という事か?
特に若年層は下層のショッピングセンター購入層になったのか?
これじゃぁ世の中インフレでサイフはデフレのままだよなぁ。

電車内でのジョシたちの声だかの会話
「カレは顔はワイルドだけど、気持ちはマイルドだよ」




築地場外市場 1 もんぜき通り
東京都中央区築地4丁目
撮影 2014年8月11日 月曜日 11時00分
コメント
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